ローラーの運転

ローラーの運転の業務に係る特別教育とは?講習内容など徹底解説

ローラーの運転の業務に係る特別教育 とは

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ローラーの運転の業務に係る特別教育とは

ローラーの運転の業務に係る特別教育は、ローラーの運転の業務をおこなう際に正しい手順や知識で進められるようにするための講習です。 ローラーの運転に関する基礎知識や関係法令などさまざまなことを学びます。

ローラーは、タンデムローラー・タイヤローラー・コンバインローラー・ハンドガイドローラーなどさまざまな種類あります。 路床や路盤、舗装面の支持力を高めるために使用され、道路やダムの盛土締固め、道路舗装、建築構造物基盤、地下埋設物の覆土などの締固めにも用いられる傾向です。

受講目的

先ほど解説した通り、ローラーにはさまざまな種類があり多くの場面で使用されている便利な器具です。

しかし、運転する技術が足りていなかったりローラーの特性をよく理解せずに使用したりすると、既設・新設構造物の接触破損や作業員・歩行者・通行車両の接触災害につながります。 便利にするための機械の使い方を誤ったがために大きな事故につながるのは作業者・事業者からしても避けたいですよね。

そのため、労働災害の防止を最大の目的として、ローラーの運転業務に従事する労働者に対して安全衛生法や安全衛生規則によって特別教育の受講が義務付けられています。

受講するメリット

ローラーの運転の業務に係る特別教育を受講することで得られるメリットは、以下の通りです。

・ローラーの運転の業務に関して正しい知識や技術力があることを証明できる
・現在よりも違った視点を持って現場に従事できる
・企業から重宝される存在になったり技術者としての付加価値が高まったりする

ローラーの運転の業務に係る特別教育を受講しているとローラの運転業務に関して正しい知識や技術力があることの証明となります。自身が従事する際、労働災害防止を目的に正しい方法で作業して事故を防止できるというわけです。

加えて、正しい知識を持っているとこれまでよりも違った視点で現場に従事できます。今よりも安全に留意するにはどうすべきか?といった視点からより安全に努めた現場を実現可能です。

このほか、現場で実績や経験を積んでいると企業から重宝される人材となれるのもメリットです。技術者としての付加価値が高まり、キャリアアップなども狙いやすくなるでしょう。

受講対象者・対象業務

ローラーの運転の業務に係る特別教育は「締固め用の自走式ローラーの運転」に従事する方が受講の対象となります。

既設・新設構造物に接触して破壊したり、作業員や歩行者等に接触したりすることで起こる労働災害の防止を目的に実施する講習なので、受講対象者は特別教育の中で必要な知識や技術を身につけましょう。

また、ローラーの運転の業務に係る特別教育は、安全衛生法や安全衛生規則によって受講が義務付けられています。もし未受講者がローラーの運転業務に従事した場合、事業者や作業者に対して罰則制度が適用される可能性が高いです。

加えて、未受講者は正しい知識や技術を有していないので、大きな労働災害につながる可能性もあります。周囲の人間を巻き込む大事故になるのは作業者や事業者としても避けたいですよね。そのため、必ず特別教育を受講した後で作業に従事しましょう。

ちなみに、ローラーの運転の業務に係る特別教育の修了に伴って発行される修了証に有効期限が定められていません。更新や再受講に関しても不要です。 ただし、修了証の発行とあわせて送付される受講記録は、事業者の責任で3年間の保管が必要となります。受講対象者に対して講習の実施を証明するものなので、事業者は紛失しないよう注意して管理してください。

受講内容

ローラーの運転の業務に係る特別教育は、学科と実技の2つの講習で構成されています。具体的な講習のカリキュラムに関しては、以下の通りです。

・ローラー安衛則第36条10号の機械をいう。以下同じ)に関する知識:4時間
・ローラーの運転に必要な一般的な事項に関する知識:1時間
・関係法令:1時間
・実技教育:4時間

また講習会場へ受講しに行く以外の方法で特別教育を実施する場合、実技は各事業所様にて「実技実施責任者(経験者)」を選任し、工具・機械などを準備して実習を行う必要があります。

その際、実技実施責任者と受講者は同じ場所で対面しながら実施しなければなりません。もし個人事業主の場合は、取引先などの経験者の方を実技実施責任者として選任して実技講習を実施してください。

SATでは、学科講習のみWeb講座を用意しております。 学科7時間37分の動画講義で構成されており、必要な講習時間を十分に満たしてローラの運転に関する正しい知識を身につけることが可能です。 講義内容に関しては、以下を参考にしてください。

▼SATのWeb講座内容
・道路創造の施工方法:16分
・ 締固め機械の種類と特徴:1時間36分
・ ハンドガイドローラー:16分
・ ローラーの運転および点検・補修:2時間12分
・ ローラーの運転に必要な力学:19分
・ ローラーによる施工:30分
・ 各施工における留意点:42分
・ 災害事例:23分
・ 関係法令:1時間23分
※実技講習に関しては事業所で4時間以上実施する必要あり

受講方法

ローラーの運転の業務に係る特別教育を受講する方法は、以下の3つあります。

・現地で開催される講習会を受講する
・出張講習を依頼する
・Web講座を受講する

まず現地で開催される講習会の受講は、全国各地で実施される講習に受講することで修了証の保有が可能です。 さまざまな機関が講習を取り扱っているため、講習費用や会場までの近さ、自身のスケジュールなどから受講する講習を選びましょう。

また、いくつかの機関では出張講習を取り扱っています。出張講習であれば、自社のスケジュールで講習の実施日を決められるため、講習会場に足を運ぶ必要がありません。 ただし、講師の出張費用や宿泊費なども含まれることが多いので、事業者側が支払う講習費用は通常よりも高くなりやすい傾向です。

このほか、Web講座を受講する方法があります。Web講座であればこれまでの受講方法と異なり、会場に足を運んだり宿泊費を用意したりする必要がありません。 むしろ時間的制約がなく、自分のタイミングで動画講義を受講できるので、受講者のスケジュールにあわせて修了可能です。 SATでもローラーの運転の業務に係る特別教育に関して学科のみWeb講座を取り扱っています。

受講者に寄り添った講義内容を実現しており、スマホやタブレットを用いて場所や時間を選ばず受講できるので、ローラーの運転の業務に係る特別教育の受講方法でお悩みの方はSATのWeb講座の受講をご検討ください。

まとめ

本記事では、ローラーの運転の業務に係る特別教育に関して概要や受講目的、取得するメリットや受講方法を詳しく解説しました。 ポイントをまとめると以下の通りです。

・ローラーの運転の業務に係る特別教育はローラーの運転の業務を正しく行えるようにするための講習
・ローラーの使用方法を誤ると大きな事故につながるため、労働災害防止を最大の目的として受講する
・講習を受講することで正しい知識や技術を身につけられるだけでなく、技術者としての付加価値も高まる
・ローラーの運転の業務に係る特別教育は締固め用の自走式ローラーの運転に従事する方が受講対象者
・受講方法には講習会への参加や出張講習の依頼、Web講座の受講などがある
・おすすめの受講方法は日々の隙間時間を有効活用できるWeb講座

SATでは、ローラーの運転の業務に係る特別教育に関して学科のみWeb講座を用意しております。 分かりやすい解説の動画講義で、場所や時間を選ばず受講を進められるため、これからローラーの運転の業務に係る特別教育を受講される方はぜひSATのWeb講座をご検討ください。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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