酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?受講方法や対象者を解説

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酸素欠乏症や硫化水素中毒は、いずれも死亡率の高い災害です。
災害事例の多くは、現場作業従事者の知識不足が原因と言われています。

この災害は発生原因と防止措置を徹底すれば防げる災害です。

酸素欠乏や硫化水素中毒の発生が考えられる場所で作業をする方は、しっかりと特別教育を受け、危険な行為をしないように知識を身に付けましょう。

この記事では、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とはどんなものなのか、基礎知識と受講方法を紹介していきます。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の基礎知識

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは

酸素欠乏・硫化水素というものは発生要因が視覚で判断し辛く、予防措置の不足や作業従事者の知識不足が非常に多いのが問題点です。

それに加えて、被災者を助けようとした第三者までもが被災する事例も多く発生しています。

そのため、事業者は、酸素欠乏及び硫化水素中毒の恐れがある作業現場において業務を行う労働者に対し、規定に定められた特別教育を行わなければならないと労働安全衛生法で定められています。

受講の対象になる業務

では、一体どのような業務が対象となるのか、ご自身の職務内容で当てはまるものがないか今一度確認してみてください。

業種から見てみると、建設業をはじめ、製造業、運送業、清掃業と幅広い業務が対象です。

その中でどのような業務が対象となるかは、「労働安全衛生施行令」の別表第6に具体的な場所が掲げられています。

文章を読んでもなかなかイメージが湧きにくいので、わかりやすく説明します。

酸素欠乏症になりやすい場所とは、マンホールや地下ピットなどでの作業です。

特に空気中の酸素濃度が低下する場所で、酸素欠乏状態の空気を吸入すると酸素欠乏症にかかります。

酸素欠乏症に罹るとめまいや意識喪失、最悪死に至る可能性があるので注意が必要です。
硫化水素中毒になりやすい場所とは、し尿・汚水などでのタンク内の作業を言います。

硫化水素は自然界の様々な状況で発生するのですが、汚泥等の撹拌や化学反応によって濃度の高い硫化水素ガスが空気中に発散されることにより硫化水素中毒を発症します。

酸素欠乏症と同様に、こちらも最悪死に至る可能性があります。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のカリキュラム

それでは、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育では、何を学ぶのでしょうか。
学べる内容と各項目の所要時間は基本的に決まっています。学科の講習のみで実技はありません。

基本的に酸素欠乏や硫化水素の危険性を中心として、防止対策、防護具の使い方などをメインに学習します。

詳細は以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

講習科目 講習時間
酸素欠乏等の発生の原因 1時間
酸素欠乏症等の症状 1時間
空気呼吸器等の使用の方法 1時間
事故の場合の退避及び救急そ生の方法 1時間
その他酸素欠乏症等の防止に関し必要な事項 1時間

各科目は約1時間程度の内容となっており、合計で5.5時間ほどです。
1日で学習できるカリキュラムです。また、受講資格は特に定められていません。

講習を受けると修了書が発行され、特別教育に対応した業務に従事できます。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講方法

講習に申し込む

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の講習を受けることができる団体は全国にいくつかあります。

講習機関によって開催日程・受講会場・定員数・受講料も異なってきますので、よく確認してから申し込むようにしましょう。

ここでは、一般財団法人 中小建設業特別教育協会が実施している講習内容について確認してください。

一般財団法人 中小建設業特別教育協会

  • 開催地:全国各地

  • 受講料:9,500円(教材費・消費税込み)※出張講習の場合は金額が異なります。

こちらの協会は、特別教育・安全衛生教育を事業者に代わって実施するために設立されました。地域・講習・人数に合わせてインターネットで24時間いつでも予約可能です。

全国どこでも出張対応してくれるうえに、土日祝日も対応して出張してくれるサービスが魅力的です。

上記でご紹介したサイトは、一部ですので他にも調べると受講できる団体はあります。

自分が住んでいる地域、受講可能な日程、受講費用などをあらかじめ把握した上で受講するようにしましょう。

通信講座を受講する

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育は通信講座で受講する方法もあります。通信講座であれば、独学する時間を確保できない方や、開催地まで通うことが困難な方におすすめです。

というのも、通信講座は動画講義を自分のタイミングで進めるため、決められた時間に受講する必要がありません。

仕事や通勤の隙間時間を活用して受講できます。
また、聞き逃した内容を再度聞き直せるので、効率的に知識を身に付けられるのも魅力です。

SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育

先ほどのセクションで紹介した通信講座の詳細について、多くの受講者から人気を集めている「SAT」の講座を参考にして見ていきましょう。

受講料金やプログラムについての情報を確認してください。

SATの通信講座は以下のリンクから申込みできます。


SAT

SATのテキスト

SATの通信講座で使用されるテキストは、フルカラー仕様で図や表を用いて丁寧に解説されているため、たいへんわかりやすいのが特徴です。

動画講義については、合計7.1時間の内容を項目ごとに分けて解説されているため、実装されている復習テストやチェックリストを使用することで、効率的に学習できるでしょう。

また、パソコンやスマホで視聴可能なのも魅力の一つで、ご自宅や外出時など、昼夜場所を問わず好きな場面で学習を進められます。

申込後すぐに受講が可能で、時間に関係なく視聴できる講義を活用して、酸素欠乏・硫化水素に関する作業に従事する際の必要な知識を身に付けてください。

受講料金

気になる料金なのですが、一般的な主催団体及び企業ですと8,000円~10,000円となっています。出張対応されている団体もありますが割増料金で高くなります。

一方で、SATの通信講座では8,000円(税抜き)です。講習と同等の金額ですが、自由に講座を受けられてサポートも充実しているので、受講するメリットは大きいと言えます。

また、支払い方法は、クレジットカード決済と銀行振込の2つから選択できます。

クレジットカード決済であれば、分割払いも選べるので、自分に合った支払い方法を選択してください。

受講後の証明書について

SATの通信講座では受講後に、事業所で保管する用の「受講証明書」と受講者が携帯する用の「教育修了証」がそれぞれ発行されます。

発行手数料は講座料金に含まれるため、追加での支払いはありません。

これだけメリットが大きいと講習で受講するともらえる修了書が同じようにもらえるのか、心配する方は少なくありません。

講習所などで受講される場合だと原則即日交付ですが、通信講座の場合、修了書は後日送付されてきますので心配しなくても大丈夫です。

まとめ

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育は自分の身を守るだけでなく、他の作業者を守るためにも必ず受講しなければいけません。

労働災害が起きる原因の多くは知識不足による事故です。

酸素欠乏・硫化水素とは何なのか。災害から身を守る為の防護、対策はどのようにすればいいのか。その知識を知っているか知らないかで生死を分けてしまうほどに重要なカリキュラムです。

忙しくてなかなか受講している時間がない方のために、時間や場所を選ばず受講できる通信講座もありますので、関係する作業に従事される方はぜひ受講しましょう。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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