酸素欠乏症や硫化水素中毒の危険を伴う業務に従事する場合、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の受講が必要です。酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育は全国各地で行われており、人口の多い東京都では複数の会場で開催されています。
東京都に住んでいる方は受講しやすい環境の一方で、受講会場によっては注意点もあります。 ここでは、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の概要や参加方法、東京都で受講できる会場や注意点について解説していきます。
目次
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?
酸素欠乏症・硫化水素中毒の恐れがある業務を担っている事業者は、空気呼吸器の使用方法を含む安全衛生に関する特別教育を労働者へ受講させる義務が課せられています。
具体的には、第一種酸素欠乏危険作業もしくは第二種酸素欠乏危険作業に該当する業務に従事する全ての労働者が、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講しなければいけません。 そして受講の際は、酸素欠乏症・硫化水素中毒の症状や原因、空気呼吸器など保護具の使用方法や緊急時の退避や救急蘇生の方法などを学びます。
受講時間は合計5.5時間で、5つの科目に分かれています。 詳細については、下記の記事で受講方法や対象者について解説しているので、こちらも確認してみてください。
さらに詳しく!
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?対象者や受講方法を解説
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の東京の会場
続いては、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を実施している東京の会場や実施団体を紹介します。また、注意点にも触れるので、これから受講する方は特に確認してみてください。
【東京で受講する】酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の会場
東京都では、主に以下の会場で酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を開催しています。さまざまな団体および企業で、講習会を実施していることがわかります。
No. | 酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を開催するおもな会場 |
---|---|
1 | (財)中小建設業特別教育協会 |
2 | 一般社団法人 労働技能講習協会 |
3 | コべルコ教習所 |
4 | コマツ教習所 |
5 | 中央労働基準協会支部 |
6 | 一般社団法人 建設不動産総合研修センター |
講習機関によって1ヶ月に1回程度のペースで講習会を実施したり、開催ペースが2ヶ月に1回や不定期なところもあります。さらに講習会を開催していない団体の中には、出張講習で対応しているケースもあります。
【東京で受講する】酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の注意点
労働人口の多い東京都では、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育をさまざまな企業や団体で実施しています。ただし前段でも触れたように、不定期に講習会を開催しているケースも多く、開催ペースが1ヶ月に1回と比較的少ない点に注意が必要です。
他にも規定人数を超えなければ開催されなかったり、参加人数が上限に達してしまったりといったケースには気を付けましょう。 講習会場で受講できない場合は、次の項目で紹介するWeb講座を検討してみてください。
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育はオンライン講座でも受講できます
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育は、Webを通じて受講できます。
SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座は、動画を視聴しながらテキストと合わせて学習を進めるのが特徴です。 ここでは、SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座の受講メリットを3つ紹介します。
プロの講師が丁寧に解説
酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座は、SATが用意したテキストを読みながら合計7.1時間の動画を視聴していきます。
動画の内容は、テキストの表や文章をなぞるのではなく、プロの講師が丁寧かつわかりやすい説明を行ってくれるのが大きな特徴です。テキストだけではわからない部分も、講師による説明と表や映像によって理解しやすいといえるでしょう。
1回の受講時間やタイミングを調整できる
労働局確認済みのAI顔認証システムを使用しているので、WEBでいつでもどこでも受講することが可能です。
また受講開始日から60日間を超えなければ受講スケジュールを自由に調整できます。さらに受講料金の支払いをクレジットカード払いやAmazonPayにすると、当日中に受講を始められます。
修了証の代行作成手続きにも対応
SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座では、受講後の修了試験で理解できているかチェックできます。
修了試験は、受講のときと同じくパソコンで進められます。 修了試験に合格した場合は、修了証の代行作成および送付まで対応してくれるのもメリットの1つといえるでしょう。 詳細については、下記の記事で解説しているので、こちらも確認してみてください。
まとめ
今回は、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の概要や東京都の会場について紹介しました。 東京都では複数の協会や団体、企業が講習会を実施しているものの、不定期かつ実施されない月もあります。さらに規定人数未満ですと講習会は実施されません。
SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育のWeb講座では、プロの講師が説明している動画を視聴しながら学習を進めることができます。また、受講開始日から60日間を超えなければ、いつでも受講を再開できる自由度の高さも魅力的です。
修了証の代行作成手続きにも対応しており、事業所内で全てを済ませられます。 東京都の酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育をなかなか受講できない方は、SATの酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育Web講座を受講してみてはいかがでしょうか。