酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育

酸欠特別教育の講習の受け方や内容を押さえよう!

1,240人の方が、この記事を参考にしています。

酸欠特別教育とは、酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育の略で、酸素欠乏症の危険がある場所で作業をする際に、受講が義務付けられている特別教育です。災害事例の多くは、現場作業従事者の知識不足による原因が大多数を占めています。また、目に見えないということもあり、二次災害が多いのも特徴のひとつです。

建設業や製造業に関わらず、幅広い業種で労働災害が発生している酸素欠乏症。この災害は発生原因と防止措置を徹底すれば防げる災害ですので、講習でしっかりと知識を身に付けましょう。

この記事では、酸欠特別教育の講習内容から、どこで講習を受けることができるのかまで詳しく解説していきます。

酸欠特別教育の講習内容

講習内容は労働安全衛生法により、あらかじめ規定されており、酸素欠乏危険作業には第1種と第2種があります。何が違うのかというと、「第1種」は酸欠の危険がある場所での作業、「第2種」は酸欠及び硫化水素中毒の危険がある場所での作業に従事される方を対象としています。

ここで紹介する講習内容は第2種の教育内容ですが、第2種の講習には第1種と同じ教育内容が含まれています。

詳細は以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

科 目 時 間
酸素欠乏等の発生の原因 1時間
酸素欠乏症等の症状 1時間
空気呼吸器等の使用の方法 1時間
事故の場合の退避及び救急そ生の方法 1時間
その他酸素欠乏症等の防止に関し必要な事項 1.5時間
合計 5.5時間

合計時間は5.5時間となっていますが、休憩時間やオリエンテーションは含まれていません。

詳細については、各講習機関のホームページにて確認しましょう。
「酸素欠乏等の発生の原因」では、労働災害の発生状況や発生しやすい場所はどこなのかということを教わります。そして、発生する原因を知ることにより、酸素欠乏への知識を深めていきます。

併せて、「酸素欠乏症等の症状」で症状が発生した場合、身体的にどのような影響を及ぼすのかを学習します。

「空気呼吸器等の使用の方法」では、自分や周りの作業員の身を守るための安全知識を身に付け、呼吸用保護具や送気マスクの着用方法及び点検方法を学習することになります。
安全知識は非常に重要な分野です。応急手当や心肺蘇生、AEDの使用方法についても学びますので、確実に身に付けるようにしましょう。

最後の「その他酸素欠乏症等の防止に関し必要な事項」とは、労働安全衛生法で主に酸素欠乏に関わる法令を中心に学びます。時間は1日で十分終わる内容となっており、学科のみの講習となっています。ひとりひとりの命を守るためにも確実に身に付けておきましょう。

酸欠特別教育の講習はどこで受けられる?

酸欠特別教育の講習を受けることができる団体は全国にいくつかあります。
それぞれ、開催日程・受講会場・定員数・受講料も異なってきますので、よく確認してから申し込むようにしましょう。

講習機関によっては全国各地へ出張してくれる機関もあります。また、硫化水素危険作業特別教育も一緒に受けられるものとそうでないものがあるので注意するようにしましょう。
それでは、参考になる団体をいくつかご紹介します。

○一般財団法人 中小建設業特別教育協会
(https://www.tokubetu.or.jp/kyoiku/shubetsu_sanketsu.html)

開催地 東京都、神奈川県、北海道、沖縄県
出張講習 あり
受講料 9,500円(教材費・消費税込み)、出張講習の場合は金額が異なります。

こちらの協会は、酸素欠乏及び硫化水素の講習を併せて受講する講習となります。地域・講習・人数に合わせてインターネットで24時間いつでも予約可能となっていて、全国どこでも出張対応してくれる上に、土日祝日も対応して出張してくれるサービスが魅力的です。

○コマツ教習所株式会社
(https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/KkjReservation/Subjects/SubjectList.aspx)

開催地 東京都、宮城県、栃木県、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、近畿、奈良県
出張講習 なし
受講料 13,000円(教材費・消費税込み)

こちらも、酸素欠乏及び硫化水素の講習を併せて受講する講習となります。申し込みはWEBでの申し込みとなり、出張講習はありませんが、どの都道府県からでも受講することが可能となっております。

○公益社団法人東京労働基準協会連合会 中央労働基準協会支部
(http://www.celsa.or.jp/sanketutokubetu.html)

開催地 東京都
出張講習 なし
受講料 8,200円(教材費・消費税込み)

開催地が東京都のみと限られていますが、受講料が他と比較しても安いです。申し込みは専用の用紙をWEBからダウンロードし、FAX、電子メール、または郵送にて送付となります。
こちらも、酸素欠乏及び硫化水素の講習を併せて受講する講習です。

○一般財団法人 中小建設業特別教育協会
(https://www.rougi.or.jp/course/whole/tokubetu_sanketsu#)

開催地 東京都
出張講習 あり
受講料 9,800円(教材費・消費税込み)、出張講習の場合は金額が異なります。

申し込みはFAXまたはインターネットでの2通りとなります。講習会場は静岡にもありますが、酸素欠乏の特別教育は東京のみの開催となっています。都合が合わない方は、出張講習もあり、土日の講習も受け付けています。

上記でご紹介した団体は一部ですので、他にも全国各地に受講できる団体があります。自分が住んでいる地域、受講可能な日程、受講費用などをあらかじめ把握した上で受講するようにしましょう。

酸欠特別教育はWeb講座で簡単に受けられる

酸素欠乏特別教育の講習を受講できる機関をいくつかご紹介しましたが、どうしても自分の住んでいる地域に講習機関が無いなど、仕事が忙しくて受講している時間がないという方もいると思います。

そんな方にオススメしたいのが、Web講座です。Web講座とは、パソコンやスマホ、またはタブレットさえあればどこでも視聴できる講座のことで、ご自宅や外出時など場所を問わず好きなところで学習を進めることができます。動画での講座なので、何度も再生することができます。その為、講師の話を聞き逃すという心配もありません。

また、Web講座でも他の講習機関と同じように硫化水素危険作業特別教育も一緒に受講することができます。サポート機能もとても充実しており、メールサポートは24時間受付していて、専任の講師が直接回答してくれるWeb講座もあります。一人で勉強するのが苦手でなかなかモチベーションが上がらない方でも学習方法の相談をすることができます。

これだけ使い勝手が良いと、料金も気になるかと思いますがWeb講座の一般的な料金は7,000円から8,000円(教材費込み・消費税別)となっているので比較的安い方ではないかと思います。支払いについてもクレジットカードなどのキャッシュレスで支払えて、即日から受講できるWeb講座もあります。

受講修了後には、修了証明書も発行してもらえるので安心です。

まとめ

酸素欠乏特別教育の講習内容や、受講の方法までを詳しく説明してきました。

特別教育は自分の身を守るだけでなく、他の作業者を守る為にも必ず身に付けるべき講習です。労働災害の多くは知識不足による事故がほとんどです。

酸素欠乏とは何なのか。災害から身を守る為の防護、対策はどのようにすればいいのか。その知識を知っているか知らないかで生死を分けてしまうほどに重要なことを、約5時間で学ぶことができます。

忙しくてなかなか受講している時間が無い方の為に、時間や場所を選ばず受講できるWeb講座もありますので、関係する作業に従事される方は是非受講するようにしましょう。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『酸欠特別教育の講習の受け方や内容を押さえよう!』の記事について

取りたい資格・知りたいことをお選びください