第一級デジタル通信

第一級デジタル通信でできることは?種別による違いも紹介

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工事担任者とは、アナログ電話回線やデジタルデータ回線を、端末設備などに接続する工事に必要な資格のことです。

工事担任者には7種類の種別があり、扱える回線と工事できる範囲がそれぞれ異なります。また、令和3年4月1日より試験制度の更新がありました。

この記事では、デジタルデータ回線のすべての工事を扱える第一級デジタル通信と他種別との違いについてのほか、工事担任の全5種別とそれぞれが扱える工事範囲についても解説します。

【工事担任者】資格の種別とは?

工事担任者とは、アナログ電話回線やデジタルデータ回線などの電気通信回路に、パソコンや電話などの端末設備を接続するための資格です。

国家資格である工事担任者は、情報通信ネットワークの接続技術者として認められます。

工事担任者の資格には、アナログ電話回線をおもに扱う「アナログ通信」、デジタルデータ回線を扱う「デジタル通信」の2区分があります。

回線の本数やデジタル信号の入出力速度で工事できる範囲が異なるため、アナログ通信とデジタル通信でさらに第一級と第二級に分類されるのが工事担任者資格の特徴です。

そこで、全5種類ある工事担任者の種別と、工事ができる範囲、接続可能な端末設備を紹介します。

No工事担任者の種別・工事の範囲
1第一級アナログ通信アナログ伝送路設備(アナログ信号を入出力とする電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備などを接続するための工事および総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続するための工事
2第二級アナログ通信アナログ伝送路設備に端末設備を接続するための工事(端末設備に収容される電気通信回線の数が、1のものに限る。)および総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線の数が基本インターフェースで1のものに限る。)
3第一級デジタル通信デジタル伝送路設備(デジタル信号を入出力とする電気通信回線設備をいう。以下同じ。)に端末設備などを接続するための工事。ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続するための工事を除く。
4第一級デジタル通信デジタル伝送路設備に端末設備などを接続するための工事(接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒一ギガビット以下であって、主としてインターネットに接続するための回線に係るものに限る。)ただし、総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続するための工事を除く。
5総合通信アナログ伝送路設備またはデジタル伝送路設備に端末設備などを接続するための工事

出典:一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター
https://www.shiken.dekyo.or.jp/charge/exam/manual.html

ただし、配線や接続口の移設をせず、プラグジャック方式で端末を接続する場合など、工事担任者の資格が不要な工事もあります。

第一級デジタル通信でできる工事&他種別の比較


第一級デジタル通信の具体的な工事の内容を踏まえ、他種別との違いをみていきましょう。

第一級デジタル通信はすべてのデジタル回線の工事が可能

上記の表からもわかるように、第一級デジタル通信はすべてのデジタルデータ回線工事を扱えるデジタル通信資格の最上位資格です。

回線の入出力速度の制限がないため、大型IP-PBXから、企業のTV会議システムまで、あらゆる端末設備を対象にした幅広い工事に携わることができます。

(※IP-PBX:電話回線を利用した従来のビジネスフォンをIP電話化するもの)

第二種区分の廃止について

以前までは第一種から第三種までの資格区分でしたが、令和3年4月1日より試験制度が変更されました。

第一種は第一級、第三種は第二級に改称されますが、第二種はアナログ通信、デジタル通信ともに需要が少なかったこともあり、廃止されることになりました。

ただし、交付済みの工事担任者資格者証は引き続き有効で工事、監督の範囲に変更はありません。また、試験科目は従来どおりで科目合格の有効期間(3年間)も引き続き有効です。

加えて、科目免除資格が追加されます。

電気通信主任技術者資格や無線従事者資格などを有している方だけでなく、電気通信工事施工管理技術検定(二級の第一次検定を除く)でも科目免除が可能とのことです。

必要な情報を確認して、自分に適した資格の取得を目指しましょう。

受験者が多い第二級デジタル通信と比較

第二級デジタル通信は全種別のなかでもっとも受験者数が多く、工事担任者資格のいわば登竜門のような存在です。

第二級デジタル通信で扱えるのは、一般家庭や小規模のオフィスでインターネットが使えるよう、電話やパソコンなどの端末設備を接続する工事に限られます。

総合通信との比較

総合通信とは、アナログ・デジタルの両方の回線と端末設備などの接続工事に携われる資格です。

電話回線やインターネット回線を端末設備に接続する工事から、データセンターなどの複雑かつ大規模な工事まで、オールマイティーに活躍できるのが総合通信の特徴です。

アナログ通信資格とデジタル通信資格の工事範囲をすべて扱うことができ、かつ高度なスキルが求められる総合通信は、工事担任者資格の最上位の位置づけとなります。

総合通信は、第一級デジタル通信と第一級アナログ通信をそれぞれ取得したうえで、所定の申請をすると資格が得られます。

アナログ回線を扱うアナログ通信資格に需要はある?

インターネットの普及でIP電話が拡大しつつありますが、アナログ回線の固定電話は災害時に強いというメリットがあります。

地震などの自然災害が多い日本にとって、アナログの電話回線は災害時の緊急連絡用に役立つのです。

しかし、固定電話の契約数の減少に加え、電話の交換設備の維持が2025年ごろに限界を迎えるとことから、2025年1月までにアナログ回線を廃止してIP網に移行することが予定されています。

アナログ通信資格のみで扱えるISDN回線も、アナログ回線の廃止にともないサービスが終了する予定です。

工事担任者として今後働くのであれば、アナログ通信資格よりもデジタル通信資格、または総合通信を取得したほうが賢明といえるでしょう。

まとめ

第一級デジタル通信はデジタル通信資格の最上位資格で、デジタルデータ回線のすべての工事を扱えます。

また、工事担任者資格の最上位資格である総合通信は、一般家庭から大規模なデータセンターまでと非常に幅広い場で活躍できます。

キャリアアップを考えている方は、第一級デジタル通信、もしくは総合通信の資格取得をぜひ目指してみてください。

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