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工事担任者DD第1種の難易度と合格率は?資格を取得するメリットも紹介

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工事担任者は、インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる国家資格です。工事担任者資格にはAI種とDD種の区分があり、DD第1種を取得すると、ISDNを除く全てのデジタル回線を扱うことが可能です。

工事担任者DD第1種の取得を目指すにあたっては、試験科目や試験の難易度、合格率などの情報が気になるところでしょう。そこで本記事では、工事担任者DD第1種の試験科目と難易度、例年の合格率を、資格取得のメリットと併せて紹介します。

工事担任者DD第1種試験の試験科目と難易度

工事担任者DD第1種の試験科目と、工事担任者資格における難易度について見ていきましょう。

工事担任者DD第1種の試験科目

工事担任者DD第1種の試験科目と、各科目で問われる内容は次のとおりです。

工事担任者DD第1種の試験科目
科目 内容
基礎科目
(電気通信技術の基礎)
電気工学(電気回路、電子回路、論理回路)の基礎
電気通信(伝送理論、伝送技術)の基礎
技術および理論科目
(端末設備の接続のための技術及び理論)
端末設備の技術
ネットワークの技術
情報セキュリティの技術
接続工事の技術
法規
(端末設備の接続に関する法規)
電気通信事業法及びこれに基づく命令
有線電気通信法及びこれに基づく命令
不正アクセス行為の禁止等に関する法律
電子署名及び認証業務に関する法律及びこれに基づく命令

出典:一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

各科目の試験は100点満点で、合格には60点以上の得点が必要です。

また、一部の科目で60点以上の得点があった場合、「科目合格」として次回以降の試験で科目免除が受けられます。科目合格の有効期限は、科目合格した試験の月の翌月初めから起算して、3年以内の最後の試験の申請受付期間最終日です。

科目合格のほかに、資格や実務経験による科目免除制度もあります。資格での科目免除は、工事担任者資格や電気通信主任技術者資格、無線従事者資格などを持つ場合が対象です。一方、実務経験での科目免除は、工事担任者DD第1種が扱う範囲の端末設備等の接続工事に1年以上従事した人が対象です。ただし、実務経験が1年以上2年未満の場合は、アナログ第3種、デジタル第3種、AI第3種、DD第3種いずれかの資格を取得している必要があります。

工事担任者DD第1種の難易度

工事担任者資格には、アナログ回線のAI種とデジタル回線のDD種の区分があり、それぞれに第1種~第3種の種類があります。いずれも第3種の試験は比較的難易度が低く、第2種、第1種の順に難易度が高くなるのが特徴です。そして、工事担任者資格のなかで最高難易度といわれているのが、AI種とDD種の両方の工事に携われるAI・DD総合種です。

工事担任者DD第1種の難易度には、第2種との大きな差はありません。出題範囲も第2種とあまり変わらないため、第3種を取得してから第1種を受験する、または最初から第1種を受験する方も少なくないようです。

工事担任者の試験で難易度が高いといわれる問題は、「法規科目」の「端末設備等規則」に規定されている数値に関する問題です。技術および理論科目は比較的難易度が低いといわれていますが、出題範囲が広い分、対策が難しい面もあるようです。最新技術の問題が出るケースもあるので、勉強時間をできるだけ多く割くことが必要になるでしょう。

工事担任者DD第1種の合格率は低め

工事担任者DD第1種の例年の合格率は、25%前後で推移しています。試験の難易度は高いといえますが、科目合格による科目免除の制度を活用すると効率的な試験対策ができます。

なぜなら、先に基礎科目と法規科目に合格しておくことで、次回受験時には多くの勉強時間が必要な技術および理論科目の勉強に集中できるからです。工事担任者の試験は難易度が高いものの、各科目100点満点で60点以上獲得すれば合格できます。科目免除の期限も3年以内と長いため、時間をかけて工事担任者DD第1種を取得するのも一つの手です。

工事担任者DD第1種を取得するメリット

工事担任者資格のなかでも難易度が高い工事担任者DD第1種を取得すると、以下のようなメリットが得られます。

技術力を証明できる

工事担任者資格に合格すると交付される資格者証は、技術力の証です。工事担任者は一般家庭で工事することも多く、資格者証は顧客にとって安心材料になります。また、資格を取得すると社内評価につながり、資格手当などの収入アップも期待できるでしょう。

情報通信エンジニア資格を取得できる

情報エンジニア資格とは、工事担任者の技術と地位の向上を目指す認定資格です。情報通信エンジニア資格は最新技術と高いスキルを持つ証になり、保有していれば通常の工事担任者と差をつけることができます。

情報通信エンジニア資格の取得に特別な試験は必要ありません。工事担任者の資格者証の受領直後に申請し、書類審査を通過すれば取得が可能です。ただし、工事担任者資格者証の交付から10ヵ月以上経過した場合、申請後に認定講習を受講する必要があります。

工事担任者DD第1種は難易度が高いが受験のチャンスは多い

工事担任者DD第1種は、ISDNを除く全てのデジタル回線における端末設備等の接続工事に携われる資格で、合格率は25%前後と難易度が高い傾向にあります。技術および理論科目は難易度がやや低い反面、出題範囲が広く、最新技術の問題も出題されるので時間をかけて勉強する必要があります。科目合格制度を利用し、基礎科目と法規科目を先に合格しておくと効率的に資格を取得できるでしょう。

インターネット回線の工事に携わる方は、工事担任者DD第1種を取得することで、技術力を形として証明できます。情報通信エンジニアを取得するとさらに高い技術力を証明できるため、工事担任者を取得したらこちらも申請することをおすすめします。

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