エネルギー管理士

エネルギー管理士の年収はどのくらい?仕事や将来性は?

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エネルギー管理士は、省エネを推進するために設置が義務付けられている資格です。

しかし、エネルギー管理士がどういった資格なのか把握できていない方は少なくありません。

試験を申し込む前にエネルギー管理士の年収や仕事内容、将来性などの情報を集め、取得するメリットを把握してください。

そこで今回は、エネルギー管理士の年収について解説します。
資格を取得することで就ける仕事や将来性と一緒に確認していきましょう。

エネルギー管理士ってどんな仕事?

まず初めに、エネルギー管理士の仕事がどういったものかを解説します。

エネルギー管理士は、省エネ法を中心に定められた国家資格であるため、建物の省エネに関する仕事がほとんどです。

エネルギーを多く取り扱うビルや工場などで設置が義務付けられており、設備の維持管理やエネルギーの使用方法に関する監視と改善を実施します。

具体的には「第1種エネルギー管理指定工場」と呼ばれるエネルギー使用量が原油換算で年間3000kl以上使われる大規模な建物が職場です。

仕事内容は、次のとおりです。

No 仕事内容
1 エネルギー管理標準の作成業務
2 管理標準に従った設備の管理と計画の実行
3 エネルギーの管理
4 報告書の作成
5 中長期計画書の作成

計画の作成や実行、最終的な確認までを一貫して行います。

非常に責任の重い仕事ですが、安全・安心な社会に貢献するといった意味では、やりがいのある仕事と言えるでしょう。

技術者として経験を積みながら社会人としても成長できるエネルギー管理士は、魅力の多い仕事です。

では、エネルギー管理士の年収はどのくらいなのでしょうか?

次のセクションでは、エネルギー管理士として働いている方の平均年収について確認しましょう。

エネルギー管理士の年収

ここでは、エネルギー管理士の年収について解説します。
実際の求人情報を参考に、エネルギー管理士の年収の一例を見てみましょう。

エネルギー管理士の求人例

■A社
[想定年収]400~600万円
[月給]22万円~

■B社
[想定年収]400~900万円
[月給]23万円~

上記の求人例を見ても分かる通り、エネルギー管理士の年収は企業や個人の経験により変動します。

最初は一般的な年収からのスタートですが、自分の努力次第で年収の大幅アップを狙えるでしょう。

資格手当は出る?

エネルギー管理士の仕事は、工場やビルでの勤務が中心です。
そのため、資格手当だけでなく現場手当を支給する会社も存在します。

資格手当は、資格を有しているだけで支給されるのが最大の魅力です。

エネルギー管理士として仕事の従事を検討している方は、手当が支給される会社を選択するのが良いでしょう。

また、大規模なビルや工場での仕事となるため、福利厚生も充実している会社が多い傾向があります。

金銭面だけでなく、仕事をするうえでのサポートも充実しているのが、エネルギー管理士の魅力と言えるでしょう。

エネルギー管理士の将来性

続いて、エネルギー管理士の雇用に影響する環境と将来性について解説します。
今後どういった場面で必要とされるのか、情報を集めましょう。

エネルギー政策にて省エネが推進されている

エネルギー管理士は、エネルギー政策にて省エネが推進されている限りは、需要が無くなることがありません。

2030年以降のエネルギー情勢について、経済産業省資源エネルギー庁では「安全性」「安定供給」「経済効率性」「環境適合」の4つを基本方針の起点に考えています。

詳しくは「長期エネルギー需給見通し」にて解説されているので確認してください。

簡単にまとめると、2030年までに、省エネルギー発電・火力発電の効率化と同時に省エネを推進することが基本方針として定められています。

このことから、省エネを推進する仕事であるエネルギー管理士の需要は、今後も無くならないと言えるでしょう。

新しいエネルギー設備の登場による需要の増加

近年、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)といった省エネ設備が登場しました。

これらは、化石燃料から得られるエネルギー消費量がゼロの建物です。
設置される目的としては、3つあります。

No 目的
1 建築構造や設備の省エネ化
2 再生可能エネルギー・未利用エネルギーの活用
3 地域内でのエネルギーの面的利用

これまでの設備と異なり、エネルギーの自給自足システムを確立していることが特徴です。

ZEHやZEBは、まだ導入事例が少ないですが、今後のエネルギー社会の中で確実に増加するでしょう。

エネルギー管理士は、今後こういった建物の維持管理に関する仕事に就く可能性が高いと言えます。

客観的に物事を考えられる人はエネルギー管理士向き

エネルギー管理士は、計画書や報告書の作成、建物の調査や検査を実施します。

将来的な環境と生活を守るために物事の一歩先を考えられる人は、この仕事に向いていると言えるでしょう。

また、資格は文系の方でも取得できますが、理論的なことを多く問われる資格なので、学生時代に電気分野を専攻している方は取得に有利です。

「学生時代や資格取得のために身に付けた知識を生かしたい」といった方は、エネルギー管理士への就職や転職を検討してもよいでしょう。

エネルギー管理士の資格を取得するメリット

ここまでのセクションでは、エネルギー管理士の仕事と年収、将来性について確認しましたが、それを踏まえたうえで資格を取得するメリットはあるのでしょうか?

結論として、メリットは3つあります。全て重要なので、それぞれ確認してください。

仕事に困らなくなる

エネルギー管理士を取得することで就くことのできるエネルギー管理指定工場を含めて、企業は人手不足に陥っています。

多くの企業では、エネルギー管理士を取得している人材を募集しており、求人の数としても非常に多いです。

また、資格を有していると通常の電気会社での就職や転職も有利になります。エネルギー管理士を取得して、今よりも仕事の幅を大きく広げましょう。

仕事が安定している

エネルギー管理士の仕事は、省エネを推進するために義務付けられているので、将来的に安定しているのがメリットです。

近年ではAI技術の普及により、10年後に無くなる仕事といった話題が世間から注目されています。

エネルギー業界についても例外ではありませんが、エネルギー管理士は10年後も生き残る可能性が高いでしょう。

これまでのセクションで解説したとおり、設置が義務付けられているだけでなく、新しいエネルギー設備の登場により需要は今まで以上に増加します。

また、省エネを推進する傾向はしばらく続くと考えられるため、エネルギー管理士は技術者に付加価値のある仕事と言えます。

安定している業界で就職したい方は、エネルギー管理士を視野に入れてください。

年収がアップする

エネルギー管理指定工場に限らず、エネルギー管理士の保持者に資格手当を支給している会社は少なくありません。

資格手当が月に5,000円支給されると、年収が6万円もアップします。

また、資格手当の最大の魅力は「資格を有しているだけで支給される」ことです。役職や残業時間に関係なく支給される手当なので、社会人としては非常に魅力的なメリットと言えるでしょう。

まとめ

今回の記事では、エネルギー管理士の年収について解説しました。
記事の内容について、もう一度ポイントを見ていきましょう。

エネルギー管理士の資格と仕事内容

1 省エネ法を中心に定められた国家資格
2 エネルギー使用量の多いビルや工場にて設置が義務付けられている
3 計画の作成と実行、報告を一貫して行う

エネルギー管理士の年収

1 エネルギー管理士の平均年収は500万円
2 初任給は大学卒で約20万円、大学院卒で約23万円
3 大きいビルや工場に勤務するため、資格手当や現場手当が支給される

エネルギー管理士の将来性

1 エネルギー政策にて省エネが推進されている
2 新しいエネルギー設備の登場により、需要が増加する
3 客観的に物事を考えられる方は、エネルギー管理士に向いている

エネルギー管理士を取得するメリット

1 仕事に困らなくなる
2 仕事が安定している
3 年収がアップする

エネルギー管理士は、簡単に合格できる資格ではありません。
取得するまでに2年以上の時間を費やす場合もあります。

しかし、取得することで得られるメリットは非常に多く、将来的に見ても安定している職業であることは間違いないでしょう。

今回の記事で紹介した内容を参考に、エネルギー管理士の資格を取得する目的を定めて勉強を開始してください。

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