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技術士の平均年収はいくら?さまざまな角度からみた目安と年収アップのコツ

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技術士は科学技術の分野で最高峰の資格で、高等の専門的応用能力を有する技術者とです。

さて、そんな技術士の年収はどれくらいなのか、気になる方も多いでしょう。

今回は、さまざまな角度から見た技術士の平均年収の目安と、技術士として年収を上げる方法について解説します。

技術士の平均年収

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成31年・令和元年)における、技術士の全国平均の年収は、以下のとおりです。

No.性別平均年齢平均勤続年数平均年収
1男性46.6歳14.0年632万3,400円
2女性39.8年8.8年542万8,600円

出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査

なお、平均年収は所定内給与額×12に、年間賞与その他特別給与額を足して算出しました。所定内給与額とは、家族手当や通勤手当を含んだ、毎月支給される賃金を指します。

技術士の平均年収【男女・経験年数別】

厚生労働省のデータをもとに、平成30年の男性、女性、経験年数別の年収(全国平均)を紹介します。

技術士の平均年収【男女・経験年数別】
性別経験年数平均年収額
男性経験年数計416万7,600円
0年290万400円
1~4年347万2,800円
5~9年368万400円
10~14年411万4,800円
15年以上472万800円
女性経験年数平成30年
経験年数計324万9,600円 
0年330万1,200円
1~4年303万2,400円
5~9年311万7,600円
10~14年346万800円
15年以上363万8,400円

出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査

上記の金額は、所定内給与額×12で算出したものです。賞与などは含まれていないため、実際の年収は勤務先によって開きがあります。

技術士の年収目安【企業規模別】

技術士の年収は、企業規模によっても差が出ます。ここでは、企業規模別の技術士の年収目安をチェックしましょう。

No.従業員数年収の目安
1~99人531万5,100円
2~999人578万5,200円
31,000人以上628万5,200円

出典:資格Times

他の業界・業種と同じく、従業員数が増えるにつれ、年収が上がっていく傾向にあります。ただし、技術士は小さい企業でも高い年収を得ているケースもあるようです。

技術士が年収を上げる3つの方法

ここからは、技術士における年収アップの方法を3つ紹介します。

資格手当がもらえる会社に就職する

技術士の資格を持っていると、会社によっては資格手当がつくケースもあり、資格手当の相場は2〜3万円ほどとされています。また、毎月の技術士手当を10万円としている地方の会社もあります。

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さらに会社に勤めながら技術士を取得すると、合格のお祝い金を出す企業も少なくありません。

技術コンサルタントになる

技術士を取得すると、多くの分野で「技術コンサルタント」として働けます。より責任のある仕事に携われるため、上昇志向の方にこそ、技術士の資格はおすすめです。

また、企業が技術コンサルタントを雇うと、顧客からの信頼度が上がり、新たな仕事を獲得するチャンスが生まれます。特に、建設部門では公共工事の評価が上がり、入札で有利になるという点で、技術士は重要な人材です。

また、技術士を「技術アドバイザー」として登録・派遣する企業も増えており、技術士の知識や技術力は、多くの企業で必要とされています。

企業から求められる人材として、さらなる年収アップや地位の向上も期待できるでしょう。

ほかの国家資格を取得する

技術士を取得すると、国家試験で一部の科目が免除になる優遇制度が受けられます。優遇の対象となる国家資格は、弁理士、労働安全コンサルタント、消防設備士、廃棄物処理施設技術管理者など多岐にわたります。

技術士の資格を足がかりにして、ほかの国家資格を取得し、さらなるキャリアアップを目指すことも可能です。

同じ部門でさらなる知識を身につけることで、仕事の幅がより広がるでしょう。ただし、優遇制度にはさまざまな条件があるため、あらかじめ詳細を確認するようにしましょう。

技術士の年収は年齢や地域でやや異なる

技術士の平均年収は経験年数や企業規模、地域によってやや差が生じるという結果でした。また技術士は21もの部門があるので、部門による年収の違いもあるでしょう。

これから技術士を目指す方は、資格手当やお祝い金が出る企業を選ぶのも選択肢の一つです。すでに資格を取得している場合は、技術コンサルタントとして働くことができます。ほかの国家資格を取得し、さらなる年収アップも可能です。技術士が持つ技術力や能力は、今後も多くの企業から求められるでしょう。

とはいえ、一点覚えておいていただきたいのは、技術士になるメリットは収入だけではないということです。

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技術士になる大きなメリットは、生涯現役でいられる資格を所持できることです。非常に難易度の高い資格ではありますが挑戦する価値はとても高いといえるでしょう。

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