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技術士の第一次試験におすすめの参考書は?独学で勉強するポイントと通信講座のメリット

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技術士は、優れた技術者であることの証明になる国家資格です。技術士を取得するための最初の関門は第一次試験ですが、第一次試験に独学で挑む場合、そもそも独学で合格できるのか、おすすめの参考書はどれなのか、気になる方も多いでしょう。技術士の第一次試験には各部門共通の基礎科目と適性科目、部門別の専門科目があり、3科目をまんべんなく勉強する必要があります。

この記事では、技術士に関する基礎知識を踏まえて、独学に最適なおすすめ参考書、通信講座で勉強するメリットを解説します。

技術士の概要と試験内容

まずは、技術士資格の概要と、技術士資格を取得するための試験について見ていきましょう。

技術士とは?

技術士とは、その保有者が、科学技術に関する高度な知識と応用能力、高い技術者倫理を持つ技術者であることを証明する国家資格です。技術士制度は産業と科学技術の発展、優秀な技術者の育成を目的に創設されました。技術士は、経済社会や社会生活に関係する以下の21分野に分かれています。

No.技術士の部門No.技術士の部門No.技術士の部門
01機械部門02船舶・海洋部門03航空・宇宙部門
04電気電子部門05化学部門06繊維部門
07金属部門08資源工学部門09建設部門
10上下水道部門11衛生工学部門12農業部門
13森林部門14水産部門15経営工学部門
16情報工学部門17応用理学部門18生物工学部門
19環境部門20原子力・放射線部門21総合技術監理部門(※)

(※)第二次試験のみ実施、第一次試験は当分の間実施されません。

出典:公益社団法人 日本技術士会

技術士試験の内容

技術士試験は、マークシート式の第一次試験、筆記試験・口頭試験による第二次試験を受験します。第一次試験の科目は「基礎科目・適性科目・専門科目」の3科目で、第一次試験を合格するには各科目で50%以上の得点が必要です。

第一次試験の基礎科目と適性科目は、全部門で共通する以下の内容の試験を受験します。

試験科目第一次試験の基礎科目と適性科目の内容
基礎科目設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計、品質管理等)
情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
解析に関するもの(力学、電磁気学等)
材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
環境・エネルギー・技術に関するもの(環境、エネルギー、技術史等)
適性科目技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性

出典:公益社団法人 日本技術士会

一方、専門科目は各部門の専門知識を問う試験で、部門ごとに以下の範囲から問題が出題されます。

No.部門第一次試験専門科目の試験範囲
01機械部門材料力学/機械力学・制御/熱工学/流体工学
02船舶・海洋部門材料・構造力学/浮体の力学/計測・制御/機械及びシステム
03航空・宇宙部門機体システム/航行援助施設/宇宙環境利用
04電気電子部門発送配変電/電気応用/電子応用/情報通信/電気設備
05化学部門セラミックス及び無機化学製品/有機化学製品/燃料及び潤滑油/高分子製品/化学装置及び設備
06繊維部門繊維製品の製造及び評価
07金属部門鉄鋼生産システム/非鉄生産システム/金属材料/表面技術/金属加工
08資源工学部門資源の開発及び生産/資源循環及び環境
09建設部門土質及び基礎/鋼構造及びコンクリート/都市及び地方計画/河川、砂防及び海岸・海洋/港湾及び空港/電力土木/道 路/鉄 道/トンネル/施工計画、施工設備及び積算/建設環境
10上下水道部門上水道及び工業用水道/下水道/水道環境
11衛生工学部門大気管理/水質管理/環境衛生工学(廃棄物管理を含む。)/建築衛生工学(空気調和施設及び建築環境施設を含む。)
12農業部門畜 産/農芸化学/農業土木/農業及び蚕糸/農村地域計画/農村環境/植物保護
13森林部門林 業/森林土木/林 産/森林環境
14水産部門漁業及び増養殖/水産加工/水産土木/水産水域環境
15経営工学部門経営管理/数理・情報
16情報工学部門コンピュータ科学/コンピュータ工学/ソフトウェア工学/情報システム・データ工学/情報ネットワーク
17応用理学部門物理及び化学/地球物理及び地球化学/地 質
18生物工学部門細胞遺伝子工学/生物化学工学/生物環境工学
19環境部門大気、水、土壌等の環境の保全/地球環境の保全/廃棄物等の物質循環の管理/環境の状況の測定分析及び監視/自然生態系及び風景の保全/自然環境の再生・修復及び自然とのふれあい推進
20原子力・放射線部門原子力/放射線/エネルギー

出典:公益社団法人 日本技術士会

技術士の第一次試験には受験資格がなく、学歴や資格、年齢などを問わず誰でも受験が可能です。一方、第二次試験の受験資格は、第一次試験の合格に加え、以下の実務経歴のいずれかを満たす必要があります。

No.第二次試験に必要な実務経歴
1技術士補に登録した後、指導技術士の下で、4年(総合技術監理部門は7年)を超える期間の実務経験を積む。
2技術士補となる資格を得た後、職務上の監督者の指導の下で、4年(総合技術監理部門は7年)を超える期間の実務経験を積む。
37年を超える期間(総合技術監理部門は10年)の実務経験を積む。

出典:公益社団法人 日本技術士会

【独学】技術士の第一次試験対策におすすめの参考書

技術士の第一次試験に、独学で挑む方も少なくないでしょう。「そもそも独学で合格できるのか?」という疑問に答えたあとで、第一次試験の勉強に役立つおすすめの参考書を科目別に紹介します。

技術士第一次試験は独学でも合格できる?

結論からいうと、技術士第一次試験を独学で合格する人は多くいます。第一次試験には過去問と似た傾向の問題が多いため、しっかり勉強すれば独学でも合格できます。

基礎科目では特に過去問と似た傾向が強いため、過去問を中心にくり返し問題を解いて必要事項を覚えましょう。ただし、基礎科目では5つの分野から出題があるため、全体的に勉強する必要があります。

適性科目も同様に、過去問を解くという方法で対策が可能です。適性科目には常識の範囲内で解ける問題もありますが、対策を怠ると不合格になる可能性が高いので注意しましょう。

専門科目については、受験する部門の参考書を使って勉強します。しかし、技術士の受験者数には部門によって大きな差があり、受験者数が少ない部門では市販の参考書がないケースもあるようです。部門の参考書がないときは、過去問をくり返し解いて対策する必要があります。

【基礎・適性】技術士第一次試験におすすめ参考書

技術士の第一次試験に関する数ある参考書から、特に評価が高いおすすめの参考書を2つ紹介します。

『技術士教科書 技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト 2020年版』

インターネット通販のベストセラーランキングにも入っている問題集です。技術士の基礎科目と適性科目では過去問をいかに多く解くかが合格を左右するため、14年分の過去問が提供されるという点で高い評価を得ています。
(書籍本体への収録は平成25年度~令和元年度の7回分で、平成19年度~平成24年度の6回分および令和元年度再試験は、Webからのダウンロードが可能です。)

また、本書の読者限定で、近年の傾向を分析した予想問題をダウンロードできることもメリットの一つです。

『技術士教科書 技術士 第一次試験 出るとこだけ! 基礎・適性科目の要点整理 第2版』

上記の問題集と同じシリーズで、頻出項目の解説と過去問を簡潔にまとめた参考書です。重要な公式や用語などの要点をすぐに確認できるため、過去問の演習に入る勉強の後半に使うと効果的です。単語帳などによくある暗記用の赤シートを付属しており、スキマ時間で復習できることも評価されています。

【専門】技術士第一次試験のおすすめ参考書

先に述べたように、技術士の受験者数は部門によって異なります。ここでは、受験者数が特に多い、建設部門と機械部門のおすすめ参考書を紹介します。

『2020年度版 技術士第一次試験「建設部門」専門科目受験必修過去問題集<解答と解説>』

技術士建設部門第一次試験の10年分の過去問を収録した問題集です。さらに解説も網羅しており、過去問を解く際の参考になります。こちらもインターネット通販における技術士の参考書カテゴリでベストセラーとなっており、建設部門を受験する方は買ってみて損はないでしょう。

『技術士第一次試験「機械部門」専門科目受験必修テキスト』

機械部門の第一次試験に必要な基礎知識と、重要なキーワードをまとめた参考書です。同じシリーズで問題集が別にあり、2つを合わせて勉強すると理解度が高まります。はじめて技術士を受験する方や、問題集の解説では足りないと感じる方におすすめです。

技術士第一次試験の勉強は通信講座がおすすめ!

独学で合格できるか不安な方には、通信講座での勉強がおすすめです。通信講座では重点的に勉強すべきポイントを教えてくれるため、独学によくある「どこを勉強すればいいかわからない」という悩みから解放されます。

SATの技術士講座では、基礎知識をしっかり固めることを重視しています。第一次試験対策では、講師が過去問を解きながら解説する動画と、専用のテキストを合わせて勉強します。動画での解説は独学よりもわかりやすく、効率的なインプットができます。専門科目は建設部門のみの用意ですが、基礎科目と適性科目は全部門共通なので、どの部門を受験する方にとっても利用する価値は高いでしょう。

また、独学での対策が難しい第二次試験では、論文の添削や口頭試問のためのサポートが受けられます。自宅にいながら添削が受けられるのは、SATならではの強みだといえるでしょう。

独学が不安な人はSATの技術士対策講座を受講しよう

技術士は、科学技術の発展と技術者の育成を目的とした国家資格です。第一次試験では過去問と似た傾向の問題が多いため、参考書の問題と過去問をくり返し解くことで対策が可能です。ただし、受験者数が少ない部門で参考書がない場合、公表されている過去問で対応する必要があります。

技術士の第一次試験を独学で合格できるか不安な場合は、通信講座での勉強が合格への近道です。SATでは技術士対策の講座動画で基礎を固めたうえで問題を解くので、独学よりも理解度が高くなります。通信講座には、重要なポイントを効率良く勉強できるため、独学よりも時間を有効に使えるというメリットもあります。独学の受験に少しでも不安がある方や、効率的に合格を目指したいという方は、SATの通信講座を利用してみてはいかがでしょうか?

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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『技術士の第一次試験におすすめの参考書は?独学で勉強するポイントと通信講座のメリット』の記事について

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