技術士

技術士試験を受験するには?資格概要や試験について解説

技術士試験を受験するには?資格概要や試験について解説

267人の方が、この記事を参考にしています。

技術士試験を受験するには、どのような条件を満たす必要があるのでしょうか。この記事では、どのような流れで技術士になれるのか、試験の内訳はどのようになっているのかなどについて解説します。

技術士の資格と部門一覧

そもそも技術士とはどういう資格なのか、どのような部門があるのか解説します。

技術士とは

技術士とは、科学技術に関する技術的なスペシャリストです。実務経験、知識、技術ともに優れた技術者であることを示す資格です。

技術士にはさまざまな部門がある

技術士とひとことに言っても、部門はさまざまです。具体的には21の分野があり、同じ技術士でも専門分野は人それぞれということです。もちろん試験内容も部門によって異なります。具体的には、以下のような部門があります。

機械部門 船舶、海洋部門 航空、宇宙部門
電気電子部門 化学部門 繊維部門
金属部門 資源工学部門 建設部門
上下水道部門 衛生工学部門 農業部門
森林部門 水産部門 経営工学部門
情報工学部門 応用理学部門 生物工学部門
環境部門 原子力、放射線部門 総合技術監理部門

いずれかの部門を選択し、試験を受けます。

技術士になるまでの道のり

技術士の試験は以下の流れです。

指定された教育課程 or 第一次試験 → 修習技術者 → 第二次試験 → 技術士

以上の流れで技術士資格を取得できます。

指定された教育課程については部門によって詳細が異なります。

第一次試験は誰にでも受験資格があり、年齢、学歴、国籍、業務経歴などの制限はありません。学生でも受験可能です。どちらかの条件を満たすと、修習技術者となります。

その後は4年、もしくは修習技術者になる前の経験もふまえて7年間の実務経験が必要です。実務経験を積んではじめて第二次試験の受験資格を取得できます。

そして第二次試験に合格すれば、めでたく技術士です。

技術士試験はどのように受験する?

技術士試験の第一次試験、二次試験の内容について解説します。

第一次試験

第一次試験は択一式で、基礎科目、適性科目、専門科目を受験する必要があります。基礎科目の出題分野は以下です。

NO 出題分野
1 設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計、品質管理等)
2 情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
3 解析に関するもの(力学、電磁気学等)
4 材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
5 環境・エネルギー・技術に関するもの(環境、エネルギー、技術史等)

適性科目は、技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性です。専門科目は20技術部門の中から1技術部門を選択します。

第二次試験

第二次試験は、筆記試験と口頭試験です。

筆記試験の内容

筆記試験は、21技術部門の中から、あらかじめ選択する1技術部門に対応する「必須科目」と、各技術部門に設定された「選択科目」の中から、あらかじめ選択する「選択科目」についての試験が行われます。

このうち20科目は、以下の形式です。

必須科目〔記述式;試験時間/2時間〕

Ⅰ「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

選択科目〔記述式;試験時間/3時間30分〕

Ⅱ「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの
Ⅲ「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの

総合技術監理部門だけは以下のようになります。

必須科目Ⅰ〔択一式;試験時間/2時間 及び 記述式;試験時間/3時間30分〕

「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力⇒ 必須科目の内容は、次の1~5の事項について問う問題です。

NO 必須科目
1 安全管理
2 社会環境との調和
3 経済性(品質、コスト及び生産性)
4 情報管理
5 人的資源管理

具体的には、技術士としての実務経験のような高度かつ十分な実務経験を通じ、修得される照査能力等に加え、業務全体を俯瞰し、業務の効率性、安全確保、リスク低減、品質確保、外部環境への影響管理、組織管理等に関する総合的な分析、評価を行い、これに基づく最適な企画、計画、設計、実施、進捗管理、維持管理等を行う能力とともに、万一の事故等が発生した場合に拡大防止、迅速な処理に係る能力を確認する問題を出題します。

選択科目Ⅱ

「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの

口頭試験の内容

口頭試験は、筆記試験の合格者に対してのみ行われます。技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における記述式問題の答案及び業務経歴を踏まえ実施します。

引用:公益社団法人日本技術士会

まとめ

技術士は科学技術のスペシャリスト資格です。専門科目は部門ごとに分かれており、それぞれの専門部門で勝負することになります。試験自体は決してやさしいものではなく、実務経験も求められます。

しかし、技術士を取得することは自分の市場価値を高めることにつながり、難関資格だけあって評価は高いです。技術者なら挑戦する価値の大きい資格といえるでしょう。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『技術士試験を受験するには?資格概要や試験について解説』の記事について

取りたい資格・知りたいことをお選びください