技術士の電気電子部門では、第一次試験で基礎科目と適性科目、専門科目の3科目を同時に合格する必要があります。 しかし、実際の問題は過去問題と類似した問題が多く出題されるため、難易度としてはそこまで高くないのが特徴です。
そのため、しっかりと対策すれば独学でも合格を狙えるでしょう。 第一次試験の内容が効率的に勉強できる参考書を用いて、試験対策をしましょう。
そこで今回は、技術士の電気電子部門における第一次試験でおすすめの参考書について解説します。 受験者から人気を集めている参考書や、第一次試験の詳細について確認してください。
【電気電子】技術士第一次試験おすすめの参考書
技術士第一次試験は、過去問を参考にしながら参考書を用いて勉強するのがおすすめです。 過去問については、技術士試験を取り扱っている「日本技術士会」の公式ページから入手できます。
ただし、解答の解説は掲載されていません。 ここでは、技術士第一次試験におすすめの参考書について解説します。 基礎科目と適性科目、電気電子部門における専門科目の参考書について確認してください。
基礎科目・適性科目の参考書
技術士には基礎科目と適性科目、専門科目の3科目があり、おすすめの参考書は「技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト 」です。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイトル | 技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト |
出版社 | 翔泳社 |
特徴 | ・過去14年分の問題が収録されている ・出題傾向を分析しているため、対策しやすい ・効率のよい学習方法が掲載されている ・解説がコンパクトでわかりやすい ・各問題の重要度がわかる |
第一次試験を勉強するうえで、専門科目以外はこの参考書でよいとされているほど、多くの受験者から人気と信頼を集めている参考書です。 1番の特徴は過去14年分の問題が掲載されていることです。 基礎科目と適性科目は、過去問題と類似した問題が多く出題されるため、過去問の掲載数と解説のわかりやすさは問題集を選ぶうえで重視すべき点です。 この参考書を用いて、基礎科目と適性科目を効率よく勉強してください。
専門科目の参考書
電気電子部門の専門科目でおすすめの参考書は「技術士第一次試験「電気電子部門」択一式問題200選」です。
項目 | 詳細 |
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タイトル | 技術士第一次試験「電気電子部門」択一式問題200選 |
出版社 | 日刊工業新聞社 |
特徴 | ・平成9年度から令和元年度までの試験問題から厳選して掲載している ・過去問題を効率的に学習できるように構成されている ・分野系統別に学習ができる |
第一次試験の専門科目を勉強する際には、この問題集を網羅することで合格点を十分に狙えるとされているほど情報量が豊富な1冊です。 本記事で紹介している問題集は第6版の最新のものですが、第5版以前の問題集でも受験者から高い評価を受けています。 専門科目は、全35問の中から25問選択して解答するため、勉強する際には得意な分野と苦手な分野を把握し、戦略的な対策を取りましょう。 限りなく苦手な分野は捨てて得意な分野で勝負するのも1つの方法です。自分にあった勉強を実践してください。
【電気電子】技術士第一次試験
技術士の試験には、第一次試験と第二次試験があります。 第一次試験の試験科目は、全部で3科目です。
試験科目 | 出題数 | 必要解答数 |
---|---|---|
基礎科目 | 30問 | 15問 |
適性科目 | 15問 | 全問題解答 |
専門科目 | 35問 | 25問 |
試験の科目と出題数、必要解答数については、上記のとおりです。
第一次試験には科目合格制度がないため、1回の試験で全ての科目を合格しなければいけません。試験の合格基準は全ての科目において50%以上の正答率を上回ることです。
また、平成25年度の技術士試験改正により、基礎科目の中で出題されるカテゴリー数が6問ずつとなりました。 そのため、第一次試験の基礎科目は、過去問をいかに効率よく勉強するかが合格のカギと言えるでしょう。
専門科目と基礎科目は苦手な問題を捨てられるので分野を絞った勉強も可能です。 適性科目についても過去問を押さえて勉強することが大切なので、技術士の第一次試験は過去問を用いて専門科目を重点的に対策してください。
さらに詳しく!
技術士(電気電子部門)の試験概要から勉強方法まで押さえよう
まとめ
今回の記事では、技術士の電気電子部門における第一次試験でおすすめの参考書と問題集について解説しました。 第一次試験は、基礎科目と適性科目、専門科目の3科目で構成されており、試験対策は過去問を中心とすると効率的です。 「どの参考書を選べばよいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。