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技術士試験に適した電卓の選び方!関数電卓は持ち込めないので注意しよう

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技術士試験は計算問題が多いこともあり、試験会場に電卓の持ち込みが可能です。

しかし、なかには関数電卓などの持ち込みが許可されない電卓があるため、試験に適した電卓を選ぶことが重要なポイントです。

そこで今回は、試験に適した電卓の選び方や計算問題の対策方法を、技術士試験の内容を踏まえて解説します。

技術士試験における電卓の選び方

技術士試験には第一次試験第二次試験があり、全受験者が受験する科目と、技術部門ごとの科目で構成されています。そしてどちらの試験でも電卓の使用が認められています。

しかし、冒頭でも触れた通りすべての電卓が使用できるわけではありません。技術士試験用の電卓を選ぶ際には、以下のポイントを考慮してください。

指定の電卓を選ぶ

技術士試験で持ち込める電卓は、四則演算、ルート、%、数値メモリのみという指定があります。関数電卓の持ち込みはできないので注意しましょう。間違えて持参した場合には、電卓なしで試験を受けることになります。

また、電子手帳、電子メモ、電子辞書、翻訳機能付電卓といった機種も禁止されています。

しかし、主催者側が指定する機能のみを搭載する電卓は、市販されていないことが多いようです。例えば、税率計算などのキーが配置されたものなど、関数電卓以外であれば、技術士試験で使用可能とされています。税率計算は普段使いもできるので、試験用に選んでもよいでしょう。

桁数が多いものを選ぶ

持ち運びを考え、小さいサイズの電卓にしたい方もいるかもしれません。しかし、サイズが小さいと、桁数が少なく、計算に支障をきたすおそれがあります。

桁数の不安をなくすため、最低でも10桁、できれば12桁の電卓を選ぶようにしましょう。

キーが押しやすいものを選ぶ

計算はキーを押す回数が多いため、キーが押しやすいものを選ぶことが大切です。実際にキーを押してみて、感触を確かめてみましょう。

また、手の大きさに合うキー配置、机の大きさにも配慮して電卓を選ぶことをおすすめします。

使い古した電卓は避ける

関数電卓でなければ、自宅にある電卓をそのまま使用することも可能です。ただし、長年使っている電卓は避けたほうが無難です。

特に、電池式の電卓は、毎日使用した場合2~3年で電池が切れます。電池の寿命が近くなると、文字が薄くなる、突然画面が暗くなるといったサインが表れます。古い電卓を試験で使用すると、試験中に電池の寿命がきてしまうおそれもあるため、注意しましょう。

なお、ソーラーパネルを使用した電卓は、電池式よりも寿命が長いため、このタイプの電卓に買い換えるのもおすすめです。

音が出る機種は避ける

一部の電卓には音が鳴るタイプの機種もありますが、試験時にはミュートにする必要があります。ですが、最初から音が出ないタイプの電卓を選んでおけば間違えて音が出てしまうといったトラブルが発生することもないでしょう。

【技術士試験】計算問題の対策方法

技術士試験の計算問題を勉強する際、以下のポイントを踏まえましょう。

公式を覚える

技術士試験では、さまざまな分野で計算問題が出題されますが、その多くは公式を使用する問題です。公式を覚えていれば複雑な計算を省略でき、比較的簡単に解答できることもあります。

例えば、1群で出題される、信頼度の計算問題、平均系内滞在時間などの計算問題は、いくつかの計算式を覚えれば比較的簡単に解けるでしょう。

苦手な分野を見極める

試験内容の表にあるように、技術士試験の基礎科目は5分野から3問、計15問を解答するものです。そのため、苦手な分野はあえて捨てて、得意分野で得点を稼ぐという手法が有効です。

とはいえ、3群など計算問題が多い分野もあるため、計算問題を解けたほうがより確実に得点を稼げるでしょう。優先的に勉強したほうがよいのは、基本的な計算方法で解ける問題です。解き方さえ覚えれば、他の問題にも応用できます。

また、数学問題が出題される3群は、微分積分、行列の基礎を優先するのがポイントです。微分積分などに苦手意識がある方は、基礎的な問題から勉強しましょう。

計算問題が特に苦手な方は、しっかりと解説を見ながら順を追って問題を解いていくと、少しずつ解けるようになります。解説を見ても理解が難しい方は、計算問題以外で得点を稼ぐことを意識してください。

電卓を使用する技術士試験の問題とは?

技術士試験の第一次試験は筆記試験、第二次試験は筆記試験と口頭試験で構成されています。各試験の具体的な内容は次のとおりです。

技術士第一次試験 試験内容

技術士第一次試験の試験内容
科目試験内容試験方法試験時間
基礎科目1 設計・計画に関するもの〔設計理論、システム設計、品質管理等〕
2 情報・論理に関するもの〔アルゴリズム、情報ネットワーク等〕
3 解析に関するもの〔力学、電磁気学等〕
4 材料・化学・バイオに関するもの〔材料特性、バイオテクノロジー等〕
5 環境・エネルギー・技術に関するもの〔環境、エネルギー、技術史等〕
(択一式)
出題数:5分野各6問
計30問
解答数:5分野各3問
計15問
1時間
適性科目技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性(択一式)
出題数:15問
解答数:全問
1時間
専門科目20の技術部門[次頁参照]のうち、 あらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識
なお、総合技術監理部門については、当分の間実施しません。
(択一式)
出題数:35問
解答数:25問
2時間

技術士第二次試験 試験内容

技術士第二次試験の試験内容
A 総合技術監理部門を除く20技術部門
科目試験内容試験方法試験時間
必須科目Ⅰ必須科目
「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
記述式2時間
選択科目Ⅱ「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの
Ⅲ「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
3時間30分
B 総合技術監理部門
必須科目「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力
ⅰ 安全管理
ⅱ 社会環境との調和
ⅲ 経済性(品質、コスト及び生産性)
ⅳ 情報管理
ⅴ 人的資源管理
択一式
および
記述式
択一式
2時間
記述式
3時間30分
選択科目Ⅱ-1
他の20技術部門の「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題 遂行能力に関するもの
Ⅱ-2
当該選択科目が対応する、 他の20技術部門の「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの
Ⅱ-3
当該選択科目が対応する、 他の20技術部門の「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
記述式

出典:公益社団法人 日本技術士会

なお、第二次試験の口頭試験は、第一次試験の合格者のみが受験します。口頭試験では、技術士としての実務能力や適格性などを評価し、技術士として相応しい人材かを判定します。

第一次試験の基礎科目は、全受験者が解答する問題です。1~3群は計算式が提示された問題や、2進法から10進数への変換・微分積分などの計算問題が多いため、電卓を使用して時間短縮することが重要です。

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計算問題は専門科目でも出題されるため、試験勉強の段階で電卓の操作に慣れておきましょう。

技術士対策は通信講座がおすすめ

技術士試験は計算問題が多く、難易度が高い試験です。さらに計算問題が多いため、計算が苦手な方にとって困難に思えるかもしれません。苦手科目を独学で勉強し、理解するのは簡単ではありません。

技術士試験を最短で合格したい方こそ、通信講座を利用しましょう。SATの通信講座は専門の講師が解説する動画と、動画に沿った内容のテキストで勉強します。内容は重要項目を押さえているため、より効率的な勉強が可能です。

また、通信講座はモチベーションの継続が課題ですが、SATでは学習状況を管理できるシステムや、質問や添削ができるサポート体制も充実しています。

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仕事と勉強の両立もしやすいため、忙しい方こそ通信講座を活用してみてください。

技術士試験は計算問題が多く、電卓が必須!

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

技術士試験の第一次試験で全員が受験する基礎科目は、計算問題が多く含まれます。電卓の持ち込みが許可されていますが、関数電卓等許可されていない機種もあるので注意しましょう。電卓は桁数が多く、かつキーが押しやすいものを選ぶことをおすすめします。

基礎科目で出題される計算問題は、解き方や公式を覚えれば、簡単な計算で解答できる場合もあります。どうしても解けない場合は捨てることも可能ですが、まずは問題を解いてみてから判断しても遅くはありません。

なお、仕事と勉強を両立したい方は、SATの通信講座の利用をおすすめします。重要項目を押さえているうえに、モチベーションが続くサポートも充実しています。

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