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技術士の二次試験とは?対策には通信講座がおすすめ!

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技術士試験は一次試験と二次試験があり、一次試験の合格と所定の実務経験がないと二次試験に進めません。

筆記試験と口頭試験で構成される二次試験は、試験内容が大きく異なるので試験ごとに対策が必要です。

今回の記事では、技術士の二次試験の試験科目と、通信講座を使った合格対策法を解説します。

技術士二次試験の概要

技術士とは、産業や経済などの科学技術における、高度な知識を持つ技術者を国が認定する国家資格です。 まずはそんな技術士二次試験の概要について解説します。 受験資格や日程、試験地などの必要な情報を確認してください。

試験日

令和6年度の技術士二次試験の試験日は次のとおりです。

項目日程
筆記試験

  • 総合技術監理部門の必須科目
令和6年7月14日(日)
筆記試験

  • 総合技術監理部門を除く技術部門
  • 総合技術監理部門の選択科目
令和6年7月15日(月・祝)
筆記試験合格発表日令和6年10月下旬
口頭試験令和6年11月下旬から令和7年1月中旬の間の予定
(受験者に別途通知)
口頭試験合格発表日令和7年3月上旬

引用:技術士第二次試験の実施について

上記が令和5年度に実施される技術士二次試験の日程です。 試験日から合格発表日までの期間が3ヶ月以上設けられているため、筆記試験が終了したら口頭試験の対策を始めましょう。

受験手数料

技術士二次試験の受験手数料ですが、14,000円(非課税)と定められています。 安い受験料ではないため、受験を検討している方は計画を立てて長期的に試験勉強を実践してください。

試験地

技術士二次試験の試験地は、筆記試験と口頭試験で異なります。 該当する試験地について、次の表を参考に確認しましょう。

試験種別試験地
筆記試験北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の全12会場
口頭試験東京都(試験会場は筆記試験合格通知にて連絡される)

引用:技術士第二次試験の実施について

上記が技術士二次試験の試験地です。 試験地が限られているため、自分が受験する地域については必ず確認してください。

受験資格

技術士二次試験は誰でも受験できる試験ではありません。 部門ごとに定められている受験資格を満たしていることが必要です。

総合技術監理部門以外の技術部門における受験資格
1技術士補に登録し、技術士補として通算4年を超える期間技術士を補助したことのある者。
2技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者。
3科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。(技術士補となる資格を有した日以前の従事期間も算入できます。)
総合技術監理部門における受験資格
1上記1~3に示した期間に更に3年必要。
2既に技術士第二次試験に合格している者は、業務経験が第一次試験合格前の従事期間を含めて7年を超える期間があれば受験が可能。

※ 上記(1)から(3)について、大学院の期間を有する者は、2年を限度として、その期間を短縮することができます。
(技術士補となる資格を有した日以前の期間であっても、大学院における研究経歴の期間を、2年を限度として、業務経歴の期間を減じることができます。)

上記が技術士二次試験の受験資格です。 受験を検討している技術部門の受験資格については、必ず確認しておきましょう。なお総合技術監理部門のみ受験資格が異なります。他の部門よりも長期間の実務経験が必要となりますので、気をつけてください。

技術士二次試験の試験科目

技術士の二次試験における、筆記試験の必須科目と選択科目、口頭試験の試験内容について解説します。

筆記試験の内容

技術士の筆記試験は全21部門ごとにあります。具体的には次のとおりです。

技術部門
機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学、建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産、経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原理力・放射線及び総合技術監理の21技術部門

うち、20部門は必須科目と選択科目が出題されます。問題内容は受験した部門に関するものになります。20部門の必須科目は全て記述式(論文)で、受験する技術の全般的な専門知識、応用能力や問題解決能力、課題遂行能力に関する内容です。

選択科目は2つあり、専門知識と応用能力に関する問題、または問題解決能力と課題遂行能力に関する問題のいずれかを選択してください。どちらを選んでも記述式で解答する必要があります。

しかし、総合技術監理部門に限り出題形式が違いますので注意してください。総合技術監理部門の必須科目は、総合技術監理部門における課題解決能力と応用能力が問われます。こちらの必須科目に限り、記述式に加えて択一式の問題が出題されます。以上が1日目の試験内容です。

総合技術監理部門の選択科目の内容は、20部門の筆記試験と同じ内容です。これが2日目の試験になります。

口頭試験の内容

技術士二次試験の口頭試験科目としては、「技術士としての適格性等について口述により行う」と定められています。

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技術士の二次試験で口頭試験が実施されるのは、知識の有無を確認することではなく、実務に従事する中での応用能力や人柄など、技術士の適性を判定することが真の目的です。

そのため、どんなに高い技術を持ち、試験で高い点を取っていたとしても、コミュニケーション能力がなければ、口頭試験に合格できません。

口頭試験では、これまでの経歴や業務内容といった質問を受け、自分自身が技術士としていかにふさわしいかを納得できるように説明することが大切です。

ただし、見落としがちな受験申込書の内容や筆記試験の答案に関する質問、申込書に記入していない業務内容や問題点など、意外な質問が飛んでくることも少なくありません。

技術士二次試験合格に向けた対策法

技術士の二次試験に合格するため、筆記試験と口頭試験の効果的な対策法を紹介します。

筆記試験の対策法

筆記試験は、白書の読み方と過去問の使い方、記述式問題の対策が必要です。 そこで、それぞれの具体的な対策法について見ていきましょう。

白書の読み方と過去問の関係

関係省庁の白書は筆記試験に必要だと言われていますが、読む目的は論文作成に必要な情報収集をするためです。過去問を解いてみて、どの情報を白書から収集すべきか把握しておきましょう。

そのため、筆記試験の勉強は、過去問をわからなくても解き、自分なりの考えをまとめて解答に書くことから始めてください。

筆記試験でどの能力を試されるか理解できると、白書を読む意味も同時にわかります。

記述式(論文)問題の対策法

記述式(論文)問題は、論文の構成を考えてから文章を書くことが大切です。受験者に多いケースは「文章を書きながら考える」ことで、この方法では、問題の内容とズレが生じるリスクを伴います。

論文の構成を考えるにあたり、重要なポイントは骨子を明確にすることです。例えば、問題に対する方策を立て、それによる効果や技術的な課題、課題解決の技術的提案、提案の注意点やリスクと、順序立てて構成を決めます。

論文の構成を考える能力は、技術士に必要な課題解決能力を身に付けることに繋がります。論文の構成を考えたら実際に論文を作成し、添削と修正を行うことで評価される論文が完成するでしょう。

口頭試験の対策法

口頭試験の対策法は、想定される質問を練習し、落ち着いて試験を受けることです。 口頭試験の質問は、申込書に記入した内容をもとに質問する形式です。

業務内容や問題点などについての質問は必ずあるので、想定した質問でどう答えるかを実践し、練習を繰り返しましょう。 また、試験官から間違いを指摘されたり、技術力があるかを疑われたりといった厳しい質問が飛んでくることもあります。

この手の質問は受験生の準備不足を見るもので、継続的に研鑽ができているかを試すものです。 これらの質問に備えるために、申込書に記入していない技術力をいかにアピールするかが重要です。

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くれぐれも感情的な受け答えをしないよう、厳しい質問も練習しておきましょう。

独学以外で対策する方法には通信講座が効果的

記述式問題が中心の技術士試験は、独学よりも通信講座や講習会などを利用すると合格率がアップします。筆記試験では、論文の添削を受けられる通信講座が効果的です。

添削をしてもらうことで、論文の作成だけでなく、課題解決能力を養うことも期待できます。 過去問を分析し、ポイントを絞った勉強ができるため、無駄なことを省いて効率良く進められるでしょう。 また、講師の解説動画も見られるので、テキストを読むより理解しやすいこともメリットの一つです。

質問に答えることに慣れるのが口頭試験の効果的な対策法ですが、周りに聞いてくれる人がいるとは限りません。 くわえて、質問に対する答えが評価基準を満たしているかを、素人で判断するのは難しいでしょう。

通信教育SATの技術士試験対策講座では、ZOOMによる口頭試験対策を行なっています。実績のある講師から指導を受けられるので、どう答えればよいかを体感できます。ZOOMでは他にも論文添削や勉強に関する全般のアドバイスも受けることが可能ですl。

二次試験対策は筆記・口頭ごとに対策を

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

技術士の二次試験は、筆記試験と口頭試験で異なる対策を取らなければいけません。 筆記試験は論文の記述式なので、過去問を解いてから白書を読むこと、構成を考えてから文章を書くことがポイントです。

筆記試験は添削が重要なので、通信講座の利用をおすすめします。 また、口頭試験の対策は質問への回答を練習するだけでなく、厳しい質問をされても技術士としてアピールできるように準備してください。

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難易度が高い技術士の二次試験は、独学よりもプロの手を借りて対策しましょう。

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