技術士

【上下水道部門】技術士資格取得のメリットはあるの?

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技術士は、五大国家資格の1つで国内だけでなく海外でも認められています。取り扱っている分野は21の部門に分かれており、機械部門や化学部門、生物工学部門などから受験分野を選択します。そして上下水道部門もあり、上下水道関連の技術者にとっても取得メリットがあります。

技術士の資格取得者は企業にとって貴重な人材ですので、就職や転職に有利ですし年収アップなども期待できます。

ここでは、技術士資格や技術士上下水道部門の取得メリットについて解説していきます。

技術士を所得するメリット

技術士の資格を取得するメリットは、大きく分けて2種類存在します。1つは就職や転職活動において、有利に働く点です。

一般的に技術士自体、知名度の高い資格ではありません。しかし、技術関連の企業および業界では、高い評価を得られる優れた資格です。

技術士は第二次試験で実務経験が必要になるため、単に知識を身に付けているだけでは受験できません。さらに試験内容は応用問題や問題解決能力が問われるなど高難易度のため、難関資格として区分されています。

こうした点から技術士を取得している人材は、技術者としての知識や技術、倫理観なども持ち合わせていると判断され、就職や転職へ有利に働きやすい特徴を持っています。

もう1つのメリットは、年収アップを期待できる点です。日本の平均的な年収は400万円台ですが、技術士は500万円から600万円台と100万円以上高い水準です。

多くの企業は、技術士の資格を取得している人材を高く評価している傾向のため、入社後の実績にもよりますが、昇進や昇給も期待できるのも嬉しいポイントでしょう。他にも資格手当が付与されるので、入社時点で資格取得していない方よりも高い年収を望めます。

企業によっては年収1,000万円を目指すことができ、年収アップを目指している方にとっても取得メリットの多い資格です。

海外は日本よりも技術士の認知度が高く、年収アップを目指している方は海外進出も視野に入れてみるといいでしょう。

技術士上下水道部門を所得するメリット

21分野に分かれている技術士の中には、上下水道部門があります。上下水道部門は、上水道や下水道、工場用水道などの設備工事で活用できる国家資格です。

そして、上下水道部門を取得するメリットは、専門性を高められることと業界で技術者としても認められやすいといった点です。

国内の上下水道コンサルタントや設備関係の業界では、上下水道の技術士を取得していると技術者として認められる側面もあります。そのため、技術士の資格を取得した場合、取引先から信頼を獲得しやすく、業務をスムーズに進めやすくなるというメリットにつながります。

他には、上下水道設備関連の技術や知識を深められるので、スキルアップとして役立つのも魅力的です。より専門性を高めたい上下水道関連の技術者にも、上下水道部門の取得を目指すメリットはあります。

さらに日本技術士会など、技術士取得者のみが加入できるコミュニティへ参加でき、上下水道分野の人脈を築いたり、さらなる高度な知識や技術を共有したりできます。

メリットが多いのに技術士の資格を取らない人が多い理由は?

技術士は取得メリットのある資格ですが、資格取得をしている人は比較的少ない傾向です。ここでは、なぜ技術士の資格取得を目指していない人が多いのか、主な理由を2つあげていきます。

知名度が低い

技術士には多くのメリットがあるものの、知名度の低さからそもそも技術士という資格を知らない技術者も珍しくありません。

例えば電気関係の資格は、業務独占資格の第一種・第二種電気工事士や電気主任技術者などが有名です。

電気工事や修理には、電気工事士と電気主任技術者を取得しなければいけないため、これから電気関係の仕事へ進む方は上記の資格について情報を調べ始めます。そして資格取得を目指して、試験勉強を進めます。

対して技術士の電気電子部門は、業務に必須の資格(業務独占資格)ではありません。そのため電気関係の仕事へ就く際に、わざわざ調べたり勉強を始めたりする必要もなく資格取得へ向けて動きません。

そして、知名度の低い状態が続いてしまいます。

このように技術士は、資格概要を知る機会すらない環境に置かれている方が多いのが課題といえるでしょう。

実務経験が必要なため難易度が高い

技術士の資格試験を受けるには、実務経験も必要です。技術士は、第一次試験の合格後に実務経験を経て、そして2次試験に合格すれば資格取得できます。

つまり、第二次試験を受けるためには、受験分野に関わる業務に従事する必要があります。

技術士で定めている実務経験の条件は、技術士補の登録後に指導技術士の下で4年を超える実務経験もしくは職務上の監督者の下で4年を超える実務経験、7年の実務経験を積むといった3種類に分かれています。

第二次試験の際は、実務経験で得た知識や経験などを試験官へ説明およびアピールも必要です。(口頭試験)

このように実務経験および実務経験と関連している口頭試験が、資格取得へ向けた高いハードルといえるでしょう。

まとめ

技術士は、国内外の企業から高い評価を得られる国家資格です。そして技術士の21部門には上下水道部門もあり、上下水道設備関係の業務に従事している方は要注目です。

技術士を取得すると就職や転職の際にアピールできますし、技術者として認められやすいのも大きな魅力です。他にも資格取得が査定の対象となり、昇進や昇給といった機会にもつながります。

技術士は他の業務独占資格と異なり、業務に必須の資格ではありません。こうした側面もあるため知名度が低いものの、企業や取引先から信頼を得られるメリットも存在します。

業務に必須かどうかという単純な要素ではなく、将来性や自身のキャリア形成といった長期的な視点から技術士の魅力やメリットを考えてみてください。

これから上下水道の技術者としてスキルアップしたい方や、技術力を高めながら年収をアップしたい方は、この機会に上下水道部門の技術士取得へ向けて準備を始めてみてはいかがでしょうか。

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