低圧電気取扱業務特別教育は複数の方法で受講可能です。このページでは、そもそも低圧電気取扱業務特別教育とは何か、どのような受講方法があるのか、Web講座にはどのようなメリットがあるのか、などについて解説します。
目次
低圧電気取扱業務特別教育とは?対象者は?
低圧電気取扱業務特別教育とは、低圧電気関連の対象業務で、さらに感電のおそれがある業務にあたる人が受講する必要がある教育です。
講習の内容は学科が7時間で、低圧の電気、低圧の電気設備、低圧用の安全作業用具に関する基礎知識、低圧の活線作業および活線近接作業の方法、関係法令などを学びます。
さらに実技が1時間または7時間あって、ここでも低圧の活線作業および活線近接作業の方法を学びます。
低圧電気取扱業務特別教育の受講対象者
低圧電気取扱業務特別教育の受講対象者は特定業務を行う人です。具体的には、充電電路の敷設もしくは修理の業務、充電部分の露出した開閉器の操作の業務の2つです。

これらの業務では感電するリスクがある場合、低圧電気取扱業務特別教育を受講することで安全性の向上を図っています。
低圧電気取扱業務特別教育を受ける方法
低圧電気取扱業務特別教育を受ける方法には複数の選択肢があります。
講習を受けに行く
全国各地で低圧電気取扱業務特別教育の講習が開かれています。
講習料金の目安としては10,000円~20,000円前後で、実技講習のカリキュラムによって費用が異なります。
例として日本エネルギー管理センター、中小建設業特別教育協会、安全衛生マネジメント協会といった団体で講習が開催されています。
出張講習サービスを使う
出張講習サービスを使って、自社などに外部から来てもらうことも可能です。料金は講習を受けに行くよりも高めに設定されていますが、複数人分の料金になっています。最大で50人程度受講できるので、人数が多い場合出張講習のほうがむしろ安い場合もあります。
具体的な金額は地域によっても異なりますが、出張講習費が10~20万円程度、さらに交通費、場合によっては宿泊費もかかります。
出張講習サービスを行っている講習団体は以下です。
安全衛生マネジメント協会、中小建設業特別教育協会、一般社団法人東京技能者協会といった団体で出張講習サービスを行なっています。
自社で講義を行う
低圧電気取扱業務特別教育は自社で講義を行うことも可能です。ただし誰でも講義ができるわけではなく、講師のための講義というものがあります。
受講料は低圧電気取扱業務特別教育も高く、80,000円程度かかります。
また講師としての知識を身につける必要があるので、研修期間が3日間程度あります。
Web講座を利用する
低圧電気取扱業務特別教育はWeb講座を利用するという選択肢もあります。Web講座であれば、場所や時間にとらわれず、好きなタイミングで受講することができます。
ここからは、Web講座のメリットについて詳しく見ていきましょう。
低圧電気取扱業務特別教育Web講座のメリット
低圧電気取扱業務特別教育はWeb講座で受講するのがおすすめです。講義を受けに行くことに比べてメリットが以下の3つあるからです。
Web講座のメリット!
- 好きなタイミングで受講できる
- 自宅で受講できる
- 自分のペースで学習できる
Web講座は複数の団体が実施していますが、ここではSATのWeb講座を例にご紹介します。
好きなタイミングで受講できる
Web講座はあらかじめ録画されている講義を見るので、直接会場に行く場合や講師を呼ぶ場合に比べて、時間の融通が利きます。

ほとんどの方は働きながら低圧電気取扱業務特別教育を受ける必要があるかと思うので、Web講座だと空いた時間や隙間時間を使って勉強できます。
自宅で受講できる
Web講座は自宅で受講できるので、会場に行く必要がありません。移動にかける時間や費用を節約できますね。

新型コロナウイルスの影響でソーシャルディスタンスという考え方が広まりました。
Web講座なら自宅で受講できるので感染症のリスクなどを気にせずに済みます。
自分のペースで学習できる
Web講座なら途中で一時停止してもう一度同じ個所を見直したり、自分のタイミングで休憩をはさんだりすることが可能です。
講師が講義をしている場合、当然自分のタイミングで休憩を挟んだりすることはできません。

自宅で自分のペースで自由に受講できるWeb講座は、受講者の負担も減らします。
低圧電気取扱業務特別教育はWeb講座がおすすめ!
低圧電気取扱業務特別教育には複数の受講方法がありますが、Web講座を受けることもおすすめです。自宅で気軽に自分のペースで学習を進められることが最大のメリットでしょう。
特に新型コロナウイルスの影響から人との距離を取ることが重要視されているので、この機会にWeb講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。