低圧電気作業主任者特別教育

低圧電気取扱業務特別教育とは?愛知県で受講する方法とおもな会場

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低圧電気は、さまざまな電気機器に用いられています。低圧電気の業務に従事する場合、「低圧電気取扱業務特別教育」を受講しなければなりません。しかし、なぜ特別教育が必要なのか、特別教育で何を学ぶのかを知らない方が多いはずです。ここでは、低圧電気取扱業務特別教育の概要と受講する内容、愛知県で受講できる会場、受講の際の注意点について解説します。

低圧電気取扱業務特別教育とは?


低圧電気取扱業務特別教育の受講対象者、目的、受講内容などの概要を紹介します。

低圧電気取扱業務特別教育の概要と受講対象者

低圧電気取扱業務特別教育が必要になるのは、以下の業務に従事する場合です。

No. 低圧電気取扱業務特別教育の対象業務
1 低圧の充電電路の敷設若しくは修理の業務
2 配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務

充電電路とは、裸線に触れると感電する通電状態のことです。No.1の業務では、「電動工具などのコードが充電電路の状態で破線している際に、絶縁テープを巻いて修理する」といった業務が挙げられます。No.2の業務では、充電部分が露出した刃型開閉器(ナイフスイッチ)の操作業務に該当します。

これらのいずれかの業務において、事業者が「感電のおそれがある」と判断した場合に、低圧電気取扱業務特別教育の受講が必要です。また、低圧電気取扱業務特別教育の対象となるのは、「直流で750ボルト以下、交流では600ボルト以下の電圧」です。対地電圧が50ボルト以下の業務や、感電のおそれがない業務は対象外です。

低圧電気取扱業務特別教育を受講する目的

低圧電気取扱業務特別教育を受講する目的は、労働災害の防止、労働者の安全と健康の確保です。

電気機器に用いられる低圧電気は、感電や火災を引き起こす危険性があります。感電による死亡災害は、高圧電気よりも低圧電気が原因になることが多いというデータも存在します。電気は目に見えないうえに、「低圧なら感電しない」という誤った認識も、感電事故が多発する要因といえるでしょう。低圧電気取扱業務特別教育で低圧電気の危険性を学ぶことは、自分の身を守ることにつながります。

低圧電気取扱業務特別教育の受講内容

低圧電気取扱業務特別教育では、学科と実技で以下の内容を受講します。

低圧電気取扱業務特別教育の受講内容
学科 科目 受講内容 時間
1 低圧の電気に関する基礎知識 1 低圧電気の危険性
2 短絡
3 漏電
4 接地
5 電気絶縁
1時間
2 低圧電気設備に関する基礎知識 1 配電設備
2 変電設備
3 配線
4 電気使用設備
5 保守及び点検
2時間
3 低圧用の安全作業用具に関する基礎知識 1 絶縁用保護具
2 絶縁用防具
3 活線作業用器具
4 活線作業装置
5 絶縁用防護具
6 検電器
7 その他の安全作業用具
8 管理
1時間
4 低圧の活線作業および活線近接作業の方法 1 充電電路の絶縁防護
2 作業者の絶縁保護
3 停電電路に対する措置
4 作業管理
5 救急処置
6 災害防止(災害の事例)
2時間
5 関係法令 関係法令 1時間
実技 低圧の活線作業及び活線近接作業の方法 7時間以上※

※開閉器の操作の業務のみを行う者については、1時間以上

引用:職業訓練法人 愛知県電機技術振興会
https://www.aigikai.com/publics/index/38/

低圧電気取扱業務特別教育の実技は、各事業所で実施することが可能です。
学科のみの講習を実施する会場では、事前に実技教育を実施し、実技報告書を提出する必要がある場合もあるため、注意しましょう。

【愛知県】低圧電気取扱業務特別教育が受講できるおもな会場

低圧電気取扱業務特別教育は、各都道府県の労働基準協会などで実施しています。愛知県で低圧電気取扱業務特別教育を受講できる、おもな会場は以下のとおりです。

No. 愛知県で低圧電気取扱業務特別教育を実施する会場
1 公益社団法人 愛知労働基準協会
2 一般社団法人 名古屋南労働基準協会
3 一般社団法人 名北労働基準協会
4 一般社団法人 刈谷労働基準協会
5 豊田労働基準協会
6 住友建機教習所 愛知教習センター
7 一般社団法人 安全衛生マネジメント協会
8 一般社団法人 日本電気協会 中部支部
9 職業訓練法人 愛知県電機技術振興会

なお、実技自体を実施しない会場や、開閉器の操作業務のみを行う者を対象とした実技(1時間以上)に限って実施する会場もあるため、申し込み前に内容をよく確認するようにしましょう。

低圧電気取扱業務特別教育を受講するときの注意点

労働基準協会などの協会が主催の場合、会員・非会員で料金が異なるので注意が必要です。会員と非会員で数百円~2,000円程度の差があるので、申し込みの前に確認しましょう。低圧電気取扱業務特別教育のおおよその受講料は、9,500~23,000円程度です。
金額に幅があるのは、学科のみ実施する場合(実技は別途受講する必要がある)と実技も併せて実施する場合では、受講料が変わってくるためです。また、7時間の実技を含んだ講習は2日間にわたって行われるケースが多く、その分受講料も高額になる傾向があります。

自身の業務に必要な受講内容をよく確認したうえで、受講先を決めるようにしましょう。

低圧電気取扱業務特別教育はオンラインの受講も可能!

低圧電気取扱業務特別教育は会場で受講するほかに、SATのオンライン講座(eラーニング)で受講することも可能です。
オンラインで受講するメリットは、時間と場所を選ばないことでしょう。会場で受講する場合と異なり、まとまった時間を必要としないオンライン受講は、仕事がなかなか休めない方にも最適です。受講終了後には、内容を正しく理解できているかを確認するeラーニングでの試験を実施しています。会場でただ話を聞くよりも、SATで学ぶことでより効率的に学ぶことができるでしょう。

また、SATのオンライン講座では、同じ時間に集まって一斉に受講することも可能です。社員に低圧電気取扱業務特別教育を受講させたいものの、開催日程と合わないといった企業側の悩みも解消できます。

ただし、オンラインで受講できるのは学科のみです。実技教育は、実技実施責任者となる経験者を立てて各事業所で実習を行い、実技修了誓約書をSATに提出します。オンライン講座での実技は学科を実施しない会場と同じ扱いになりますが、学科をいつでも受講できるのはオンラインならではの強みでしょう。仕事が忙しい方、会場が近隣にない方は、オンラインの受講を検討することをおすすめします。

低圧電気取扱業務特別教育は低圧電気の業務に必須!

低圧電気の取り扱いを誤ると、感電や火災などの災害を引き起こす危険性があります。充電電路の敷設や修理、充電電路が露出した開閉器の操作に携わる際、感電のおそれがあると判断された場合に、低圧電気取扱業務特別教育の受講が必要です。

低圧電気取扱業務特別教育には、学科・実技の講習合わせて8時間以上かかります(受講内容によっては14時間、2日間にわたる場合もあり)。土日の講習を実施する会場はあまりないので、土日休みの方や、仕事が休めない方には、SATのオンライン講座の受講がおすすめです。
SATでは、学科を好きな時間に受講できるので、会場の日程の都合が合わないときに最適です。実技は各事業所で行う必要がありますが、eラーニングの試験で学科の理解度がより高まるメリットがあります。
低圧電気の取り扱いに携わる方は、ぜひSATのオンライン講座をご検討ください。

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