職長・安全衛生責任者

職長教育の講習で学べることは?自宅で職長教育を受ける方法も

4,567人の方が、この記事を参考にしています。

職長教育ではどのようなことが学べるのか、具体的な科目や足を運ぶのではなく会社や自宅で講習を受ける方法などについて解説します。

職長とは

職長教育を受講する前に、まず職長はどんな仕事をするのか理解しておきましょう。職長という立場上、作業員と同じ仕事内容ではなく、作業員を指揮する役割を担います。

具体的には、作業が安全に実施できるような安全管理、作業がスムーズに行われるようにする工程管理、作業員の健康管理、作業現場の環境整備など多岐に渡ります。

さらに、作業を実施する前の機械設備の点検も職長が責任を持って行います。このように事前に点検を実施することにより、労働災害の防止につながります。

つまり、作業員が円滑に作業するにはどうすればいいのか、どう工夫すれば作業員の士気が向上するのか。そのような視点から物事を考える必要があります。

人を指揮するというのは簡単な仕事ではありません。コミュニケーション能力も磨く必要があります。このような点も職長教育で教わるので、しっかりと覚えておきましょう。

実際に現場で職長として活躍するには、職長教育だけの知識では不十分です。

現場での経験も当然必要となりますので、職長教育の講習だけでは厳しいということをあらかじめ把握しておきましょう。

職長教育の講習概要と受講対象者

続いて、職長教育講習の概要と受講対象者についてそれぞれ解説します。

職長教育の概要

建設現場などで労働者を直接指揮する職長は、労働者の健康と安全を確保するうえでたいへん重要な役割を担います。

このため、労働安全衛生法では、事業者は職長などに対し安全衛生教育の実施を規定しています。

一方、安全衛生責任者は、建設業における通常50人以上の混在作業現場において、関係請負人側が選任する職で、混在作業現場で義務付けられている統括安全衛生管理の責任者として重要な役割を担います。

ちなみに混在作業現場とは、元方事業者の労働者と関係請負人の労働者が同一場所で作業することを指します。

建設業では、職長が安全衛生責任者に選任されることが多いため、「職長教育」と「安全衛生責任者教育」を統合した「職長・安全衛生責任者教育」の実施を厚生労働省が推進しています。

講習の受講対象者

講習の受講対象者は、次のとおりです。

No職長教育講習の受講対象者
1職長の職務に就いている方、または安全衛生責任者に選任されている方
2職長の職務に就く予定の方、または安全衛生責任者に選任される予定の方

職長教育の講習で学べること

職長とは、現場管理において対内的な業務を行う役職で、主に対外的な業務を担当するのは安全衛生責任者です。職長と安全衛生責任者は、一人で両方を担当するケースが大半です。

そのため、職長教育も「職長・安全衛生責任者教育」として職長の教育と安全衛生責任者の教育がセットになっています。

時間としては合計14時間で、内訳については以下でご紹介します。

講習項目時間内容
作業方法の決定および労働者の配置に関すること2時間効率的に作業を行うために、作業の要件、手順、作業員の能力、資格などを考慮し、現場への適正に配置する方法を学びます。
労働者に対する指導または監督の方法に関すること2.5時間作業員に対して正しい作業の実施方法について適切に監督し、指示することを学びます。部下との接し方など人材育成のスキル、よい人間関係の築き方のこつ、などが該当します。
危険性または有害性などの調査およびその結果に基づき講ずる措置などに関すること4時間現場作業におけるリスクを察知し、適切に対策することを学びます。労働災害の主な原因、その予防法、安全衛生面における点検方法、などです。
異常時における措置に関すること1.5時間労働災害が発生した時の初動対応や被災者への救命措置など、万が一の事態における対応を学びます。
その他現場監督者として行うべき労働災害防止活動に関すること2時間作業員の安全に対する意識向上の促し方、安全衛生面を高めるための点検方法、作業手順の定め方、などを学びます。
安全衛生責任者の職務など1時間安全衛生管理責任者の職務の概要、安全衛生管理体制の仕組み、安全衛生管理計画の策定、などについて学びます。

職長教育の講習を実施している機関

職長教育は全国各地で受けられます。職長教育の講習を実施している機関としては、国から認可を受けている民間企業や、厚生労働省管轄の公共機関などがあります。

また職業教育の実施場所はさまざまで、具体的には以下のような施設があげられます。

No職長教育の実施場所
1技術技能講習センター
2経営者会館
3産業プラザ
4母子福祉センター
5文化会館
6生涯学習センター
7勤労福祉会館
8婦人会館
9文化センター
10県民会館
11ソニックシティ
12男女共同参画センター
13中小企業センター
14青少年センター

県や市が管轄しているいろいろな機関で職長教育が受けられます。

お住まいの地域で具体的にどのような機関が実施しているかは、技術技能講習センターや中小建設業特別教育協会などがホームページに掲載しています。

費用に関しては開催されている講習機関により異なります。詳細については、各講習機関のホームページをご確認されるか、もしくは電話にてお問い合わせください。

基本的には職長教育を行っている施設に行って受講することになりますが、出張講習が受けられるところもあります。

出張講習を行っている機関は複数ありますが、国から認可を受けている民間企業が多い印象です。

職長教育はWeb講座でも受けられる

職長教育はWeb講座で受けることも可能です。Web講座には、オフラインの講習にはないさまざまなメリットがあります。

Web講座の一番のメリットは、時間的な制約がないという点です。会場に足を運ぶ手間や、講師を呼ぶためにスケジュールを合わせる手間もありません。

Web講座の場合すでに撮影されたものをスマートフォンやパソコンで再生して学習するので、忙しい方も自分の空き時間に合わせて受講することが可能です。

受講価格については講師に直接習うのと同等か、それよりも少し安くなります。人数が少ないと出張してもらえない、会場まで足を運ぶにも遠すぎるという悩みを解決できます。

SATの講座であれば、わかりやすい動画でまとめられていますので円滑に学習を進めていくことが可能です。また、サポート体制も充実しているので安心して何度でも疑問点を確認できます。

まとめ

職長教育は安全衛生責任者教育とセットで、職長・安全衛生責任者教育となっているケースが多くなっています。理由としては、職長と安全衛生責任者を同じ人が担当するケースが大半だからです。

現場によっては別々になっていることもあるかもしれませんが、あまりないケースでしょう。


そして職長教育は全国各地で受講することが可能ですが、出張講義やWeb講座といった選択肢もあります。

特に時間がない方、会場までの距離が遠い方にとってはメリットのある選択肢です。
また職長教育は実技がないので、Webで受けたからといってデメリットが発生するものでもありません。

Web講座でも十分必要な知識を学ぶことができるので、仕事の合間に自由な時間で受講したい、場所を問わずに受講したいという方は、是非Web講座で職長教育を受けてみてはいかがでしょうか。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『職長教育の講習で学べることは?自宅で職長教育を受ける方法も』の記事について

取りたい資格・知りたいことをお選びください