職長・安全衛生責任者の資格を取得するにはどのようにすればよいのでしょうか。
職長・安全衛生責任者には特別な受講資格はありませんが、法律で定めされた時間を受講すれば誰でも取得することができます。
受講方法は通常受講、出張受講、Web受講の三種類があります。この記事は受講方法を中心に職長・安全衛生責任者の役割などについても解説しています。
目次
職長・安全衛生責任者の受講方法
職長・安全衛生責任者は厳密には資格ではないため、特別な受講資格もありません。また、講習を指定のカリキュラムに沿って受けることが非常に大切でテストなどもありません。
事前の勉強は特には必要ないですが、現場のことを理解している方が未経験よりは理解度が深まります。
主に職長・安全衛生責任者は3種類に分類されますので、順番に紹介していきます。どこで講座を受けるか是非とも参考にしてみてください。内容自体は変わりませんので、自分のスケジュールに合わせて最適な方法をおすすめします。
通常講座
通常講座は、特別教育協会などが実施している講習会に参加する方法です。
例として、職長・安全衛生責任者教育においては、一般財団法人 中小建設業特別教育協会が取り扱っています。 会場は全国各地で用意されており、2日間の講習期間で実施されます。受講金額は、教材・消費税込みで21,000円です。
職長や安全衛生責任者として仕事に従事する方・従事する予定のある方で近くに講習会場がある場合は受講を検討するのもよいでしょう。 ただし、受講開催時期は限られているためスケジュールの調整が必要です。 もしスケジュールの調整が難しかったり近場に会場がなかったりする場合は出張講習やWeb講座での受講をご検討ください。
出張講座
出張講座は、講習機関が事業場に出張して実施する講習のことです。
個人ではなく、団体で受講する際におすすめの受講方法です。 ただし、出張費用が加わることから講習機関で受講するよりも高くなります。 具体的な金額は講習機関により異なりますが、数万円~数十万円が受講費用の相場です。
そのため、個人で受講したい方には向いていません。多くの労働者に職長・労働安全衛生責任者教育を受講させたい事業場のみご検討ください。
WEB講座
Web講座は、Web上で特別教育を受講する方法です。専門講師の動画講義を通して必要な知識を学習します。
例えばSATでは、職長のみ、職長・安全衛生責任者教育のセット講習を用意しております。 受講費用は職長のみの講習で13,750円(税込)、職長・安全衛生責任者のセットで15,950円(税込)(※アプリ+プラスチックカード版の場合)です。
Web講座を受講することで以下のメリットが得られます。
- PCやスマートフォンで場所を選ばずに受講できる
- 聞き逃した内容も見直しが可能
- 自分のスケジュールで好きなタイミングで受講できる
Web講座は、他の受講方法と比較して自由度が高いのがメリットです。
受講者が必要な知識を効率的に身につけられるように、質の高い講座を用意しております。
講習修了後は、修了証が発行され、職長・安全衛生責任者としての職務に従事可能です。 自分のタイミングで講習を受講したい、講習会場まで行くのが面倒と感じる方はぜひWeb講座での受講をご検討ください。
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職長・安全衛生責任者の役割と目的
職長・安全衛生責任者はそれぞれで役割と目的が異なります。
職長は、作業員への作業の段取りを説明したり労働災害防止のための安全管理に努めたりします。 労働者の安全確保を目的に、作業のさまざまな部分で管理を行うのが職長の役割です。
一方で安全衛生責任者は、統括安全衛生責任者と連携し、作業をスムーズに進めるための連絡・調整を行って現場の安全を確保します。 そのため、統括安全衛生責任者との連絡・調整が安全衛生責任者の主な役割です。
職長・安全衛生責任者の受講資格
冒頭でも少し触れましたが、職長・安全衛生責任者に関しては特別な受講資格はありません。
他の工事系の資格と異なり、正確には資格ではなく講座扱いになるため規定の時間の講座を受講すれば取得できます。年齢制限も必須な資格もありません。誰でも受講することが可能です。
また、実技試験なども特にはなく必要な演習は講座内ですべて完結します。そのため、基本的な流れとしては講座を受けて修了証を貰い終了です。資格試験と異なり、特別なことも必要ありません。
しかし、非常に重要な資格なので現場に入る場合は取得することをおすすめします。
また、この資格は2日間で14時間のカリキュラムということが決められています。そのため、もしも体調不良で1日出られなかったなどの場合は修了証をもらうことは出来ませんので、この点は他の資格と異なり注意が必要な点でしょう。
取得後は資格と異なり、永久に効果があるのではなく5年毎に「建設業に従事する職長等の能力向上教育に準じた教育」の実施が推進されています。
比較的忘れがちですのでこちらも注意が必要な点です。
職長・安全衛生責任者教育のメリット
ここでは職長・安全衛生責任者について紹介していきます。受講を考えている方は是非とも参考にしてみてください。
作業現場の安全について理解を深めることが出来る
職長・安全衛生責任者教育を受講することで作業現場の安全について理解を深められます。何故なら 職長・安全衛生責任者それぞれで、現場の安全確保につなげるための知識について学ぶためです。
例えば職長教育の場合、作業現場を指揮・監督するために以下のような知識を学びます。
- 作業を効率的にするための手順
- 作業員それぞれの適性を考慮しての人員配置
- 作業員に対する適切な監督や指揮の方法
加えて、安全衛生責任者教育では、安全衛生責任者の職務内容を理解しながら、作業現場の安全衛生を管理するために必要な知識を学習します。
それぞれの教育を通して、違った視点から現場の安全確保に関する知識を学習可能です。 結果、作業現場の安全について理解を深められて、より安全を意識した現場を実現できるでしょう。
現場責任者として経験を積むことが出来る
職長・安全衛生責任者教育を受講することで現場責任者としての経験を積むことが可能です。 結果として、企業からの信頼度が高まり、技術者としての付加価値が高まります。
企業目線で見た場合、資格を有しているだけでなく、経験を積んでいる技術者に職長を依頼して安全を確保したいですよね。 取引先としても、現場責任者として経験を積んでいる方であれば信頼しやすくなります。
職長・安全衛生責任者教育+実務経験の豊富さで現場に対する安全への知識がより深まるため、 技術者としての付加価値を高めたい・キャリアアップを目指したいといった方は、ぜひ職長・安全衛生責任者教育の受講をご検討ください。
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職長・安全衛生責任者の資格取得難易度
職長・安全衛生責任者の資格取得難易度は特に高くありません。この資格は講座を受講すれば取得することが可能です。しかし、現場の責任者になる方ならば受講しておくべき重要な資格の一つです。
取得難易度は高くありませんが、講座に2日間連続で参加しないといけないという点は非常にハードルが高いです。
特に現場を複数抱えている人にとって非常に困難でしょう。そのような方にはWEB受講をおすすめします。
内容を一気に詰め込むこともありませんし、時間がなくても仕事の合間にこまめに受講ができるのが最大の利点です。SATでは日本中から実力のある講師陣を集め、あなたの理解を確かなものにします。資格は現場で使って初めて役に立つものです。
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職長・安全衛生責任者の受講方法や受講資格まとめ
職長・安全衛生責任者教育の受講方法は?
職長・安全衛生責任者教育の受講方法は、主に次の3つあります。
・通常講習
・出張講習
・Web講座
通常講習は実施機関の講習会場に赴いて受講する方法です。出張講習は、講習機関に事業所へ出張を依頼して受講します。 Web講座は、Web上で講習を受講して必要な知識を身につける方法です。
職長・安全衛生責任者教育の受講資格は?
職長・安全衛生責任者に関しては特別な受講資格はありません。 年齢や学歴に関係なく、規定時間の講習を受講することで誰でも取得できます。
また、実技試験などもないのが特徴です。2日間14時間のカリキュラムを受講することで講習を修了できます。
ただし、職長・安全衛生責任者の仕事は重要な役割を担う仕事なので、講習を通して必要な知識をしっかりと身につけましょう。
職長・安全衛生責任者の役割は?
職長の役割は、労働者の安全確保を目的に作業のさまざまな部分で管理することです。 作業員へ段取りを説明したり、労働災害を防止するための安全管理に努めたりします。
一方で安全衛生責任者は、統括安全衛生責任者との連絡・調整が主な役割です。 作業をスムーズに進めるための連絡・調整を行うことで現場の安全を確保します。