2級ボイラー技士

実際はどうなの?2級ボイラー技士の仕事内容や魅力を徹底解説!

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2級ボイラーは業務用のボイラーを扱うために必須の資格です。ボイラーは非常に慎重に扱わないといなけない危険なものです。そのために筆記試験だけでなく、実技講習もあるなど他の資格と比較しても取得に手間が掛かる資格の一つでしょう。

また、近年では資格不要の簡易ボイラーも増えつつありますが、ビルメンテナンス業を始めとして、無資格者は扱うことができないため一定数以上の需要があるのもこの資格の特徴です。

そんな2級ボイラー技士の仕事内容について、具体的に紹介していきます。未経験から資格取得をして転職を考えている方は是非とも参考にしてみてください。

1.2級ボイラー技士の仕事内容

2級ボイラー技士の仕事内容と言っても、ボイラーの管理をするの?と具体的には思い浮かばない方も多いかもしれません。そこで、ここでは代表的な職業でどのように資格が使われているか仕事内容を踏まえて紹介します。

1−1.ビルメンテナンス

2級ボイラー技士と言えば、ビルメンテナンス業界が一番有名です。昔からビルメン4点セットと言われる必須の資格郡の中に2級ボイラーも入っています。現在は簡易ボイラーの登場で資格を持っていない方も増えましたが、それでも需要があります。

仕事内容としては

  • ボイラー設備の日常点検
  • 保守点検
  • 不具合部分の確認
  • 不具合の修繕
  • 故障が疑われたら業者の手配
  • 不具合報告

です。基本的に保守点検ですが、簡易的な不具合ならば自分たちで直すケースもあります。

ボイラーを止めて修理・点検が必要なケースになった場合は、専門業者と連絡を取り修繕に来て貰う必要があります。その調整役を担う必要があります。ボイラーに向き合う以上に書類や人との関わりが多いのもビルメンの特徴でしょう。

業界的にも資格を重要視することもあり、資格が不要の会社でも資格があれば転職などでも非常に有利になることも珍しくありません。未経験で入社する場合にはアピールにもなりますので、確実に取得しておくことをオススメします。

1−2.工場のボイラー管理

工場やプラント内部にもボイラーが欠かせません。2級ボイラーは工場内のボイラーの管理、点検や修繕なども担当することがあります。基本的にはビルメンの仕事内容と大きく皮変わりません。

工場内のボイラーが適切に作動しているか、何か異常は無いかなどの保守管理が主な仕事です。ボイラーの本格的な整備を行うためには、ボイラー整備士の資格が必要になってきます。

また、サービスエンジニアとしての仕事もあります。メーカーのサービスエンジニアとして、ボイラーの搬入・保守点検を行う仕事です。1日に数件の工場などを周り異常が無いかなどを確認します。

1−3.プラント運転員

プラント運転員にも2級ボイラー以上の資格は必要です。プラントだけではありませんが、ボイラーを扱うところは基本的に止めることができません。そのため、常に安定して動いているかなどの確認が必須になります。

その際にも2級ボイラーの資格は持っていると有利になることもあるのです。

2.2級ボイラー技士の仕事内容の魅力と大変な面

2級ボイラーの仕事内容は概ね分かったけれども、大変な点や魅力的な点はどんなところなの?と思うかもしれませんね。そこで、ここでは2級ボイラーの仕事内容の魅力と大変な点について紹介します。

2−1.2級ボイラー技士の仕事の魅力

2級ボイラー技士の魅力についてここでは紹介していきます。資格取得を考えている方は是非とも参考にしてみてくださいね。

2−1−1.需要は安定してある

1番の魅力は需要は安定してあることでしょう。簡易ボイラーの登場でボイラーの資格は不要になると思われがちですが、意外とそうでもありません。これは業界が資格を最重要視する傾向にあることも関係します。

資格を取得している人が多ければ、それだけ会社としても箔が付き仕事を取れることにつながるため、ビルメンテナンス業は特に資格を重要視するのです。そのため、未経験からビルメンテナンス業に行く場合などは持っていないと面接に進むことも難しいかもしれません。

また、簡易ボイラーの職場だったとしてもボイラーの基礎を理解していることはプラスになります。日常の点検でもすぐに異常に気がついて対処できるかが、設備点検では重要になるため、基本構造を理解していることは重要なのです。

また、サービスエンジニアやプラント管理などでもボイラーの基礎を理解していなければ、保守点検を正確に行えませんし、ボイラーの違いなども思うように理解出来ないケースもあります。

このように簡易ボイラーの登場で必要がないと思われがちな2級ボイラーですが、ボイラーに触れる人は取得しておきたい基礎の証明にもなるため、ボイラーに関わる方は確実に取得をおすすめします。

2−1−2.転職にも有効

2つ目の魅力としては転職に有利になる点でしょう。未経験からでも取得していれば転職も難しくありません。前述の通り、この資格はボイラーに関わる以上は必須と言っても過言ではない資格です。

会社は通常の業務を教えることはできても、ボイラーの基礎から教えている暇はありません。最低限のボイラーの基礎を知っておくということは、それだけでも転職の際に不利に働かない重要なポイントなのです。

2−1−3.上位の資格に挑戦できる

2級ボイラーを取得できれば、その後は1級、特級ボイラーと上位の資格に挑戦することが可能です。2級はボイラーの中では基礎的な内容ではありますが、1級以上になれば扱える範囲は格段に広がります。

そのため、上位資格に挑戦し取得することができればより専門的なボイラーのスペシャリストになることができます。

2−2.2級ボイラー技士の仕事の大変な面

ここでは、2級ボイラー技士の仕事の大変な面について紹介します。魅力も多くありますが、ボイラーは非常に大変な仕事ですので、資格取得を考えている方は是非とも参考にしてみてください。

2−2−1.簡易ボイラーが増えてきている

まずは、簡易ボイラーがかなり増えていることでしょう。前述の通り、簡易ボイラーでも資格を重要視する傾向があるため、資格取得が意味を持たいないということはありませんが実際に職場についたら資格が必要ないというケースもあります。

もしかしたら資格を取得しても必要な機会を得られずに終わってしまうということも今後はあるかもしれません。しかし、それでも持っている事が重要な資格でもあるため、ボイラーに関わる以上は持っているといいでしょう。

2−2−2.体力がかなり重要

2級ボイラー技士の仕事は保守点検がメインですが、一番必要なものは体力です。ボイラーを整備する場合は、ボイラーの熱との戦いになるため非常に高温の中で作業をする必要が出てきます。

2級ボイラーの場合はボイラーを止めての整備はないため、その点は恐らく問題はないでしょう。しかし、ボイラーの管理は慎重に行わないと非常に危険なため神経を使いますし、ボイラーを見るだけが仕事ではありません。各種報告や他の場所のボイラーの管理、他の設備の管理などやることは非常に多くあります。その中で、どこか一箇所でも不具合があればその対応に追われることになります。

修理が必要なのか、自分たちで対応できるのかを瞬時に見極める必要があるのです。そのため、体力的にも精神的にもタフである必要があるでしょう。

2−2−3.ミスは許されない

これはインフラ系全般に言えることですが、ボイラーを始めとして裏方の仕事は止めることはあってはならないのです。今日は定休日というわけにはいかないのが、インフラ系の辛いところです。

ボイラーが仮にストップしたらその時点で入っているテナントは大損害です。全く仕事にならないでしょう。そのため、決してミスは許されません。一度でも被害を被れば、管理会社はすぐに切り替わるからです。

実際にボイラーを直すことはありませんが、問題をいち早く正確に把握して対応する力が、保守点検には必要になってきます。これが少しでも遅れると最悪ボイラーが故障するため、判断力が求められる仕事です。

そして、これらの仕事は残念ながら表立って感謝されることはありません。しかし、裏方が安定して動いているからこそ、テナントは快適に仕事をすることができるのです。

3.2級ボイラー技士の仕事内容と年収の関係性

ここでは2級ボイラーの仕事内容と年収について紹介していきます。資格を取得して転職を考えている人は是非とも参考にしてみてくださいね。

3−1.2級ボイラー技士の一般的な年収

2級ボイラー技士はボイラーの基礎の証明にもなるため、重要視されていますが単体で機能する資格かと言えばそうでもないため、年収は平均して300~400万程度です。勤続年数や扱うものによってもバラツキが有るため一概には言えませんが、業界的にはやや低めでしょう。

1級ボイラー以上になると扱える範囲が広がるため、ボイラーを極めたい人は2級ボイラーからスタートして、更に上級の資格を取得するのが1番です。

3−2.同じ仕事でも有資格者と無資格者でどれくらい年収が変わるのか

無資格者の場合でもそこまで大きな違いはありません。しかし、そもそも転職時に採用してくれる確率はかなり下がるため、確実に転職を成功させるためにはボイラー2級は必要でしょう。

4.2級ボイラー技士の仕事に向いてる・向いていないを判断するポイント

ここでは2級ボイラー技士の仕事に向いている人、向いていない人を判断するポイントについて紹介します。資格取得の参考にしてください。

4−1.判断ポイントと向いている人の特徴

向いている人の条件はまずは、細かなことに気が付き、コミュニケーションが取れる方でしょう。基本的なスキルなどはあとからでも習得は難しくありませんが、業者との打ち合わせなどコミュニケーションが取れない方は厳しいといえます。

「細かいことに気が付く必要がある」というのは、細かな異常でも気がつくマメさがポイントになってきます。保守点検で万が一トラブルを見逃した場合、責任問題となります。止まっていないことがあたりまえの業界です。

また、トラブルがあった際に「速やかにコミュニケーションをとって報告できる」かどうかが、向いている人かどうかの境です。

4−2.判断ポイントと向いていない人の特徴

向かない人は大雑把な人でしょう。止めたらいけないものですので、細かな異常も見つけたら即報告、修繕か修理か判断し対応後に報告などをスムーズに行わなければいけません。これができない方はかなり厳しいでしょう。

5.まとめ

2級ボイラー技士の仕事は非常に大変です。裏方であるがゆえに止めることができない、ミスが許されない仕事です。しかし、資格があれば転職やスペシャリストとして上位資格に挑戦することも出来る資格です。ボイラーに関わりたい人は是非とも取得してみることをおすすめします。

 

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