2級ボイラー技士

2級ボイラー技士の資格取得に必要な実技講習とは?試験の受験「前」でも受講可能!

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18歳以上であれば、特別な受験資格のいらない2級ボイラー技士。あまり耳慣れない資格だと思いますが、実は身近な資格なのです。蒸気機関車や有名なテーマパークのアトラクションでもボイラー技術は使われています。しかも筆記試験と実技講習で免許を取得できるのも魅力です。

この記事では、そんな2級ボイラー技士の免許取得に必須の実技講習から試験内容まで、まるごと解説していきます。

2級ボイラー技士免許取得に必要な条件

2級ボイラー技士免許を取得するためには、2級ボイラー技士免許試験に合格する必要があります。

免許試験の受験資格はありませんが、免許を取得するには満18歳以上であり、筆記試験を合格した上で、以下のいずれかを満たしている必要があります。

以下のいずれかの条件を満たし、筆記試験に合格すること

  1. 学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校等においてボイラーに関する学科を修め3ヶ月以上の実地修習を経た者
  2. 6ヶ月以上ボイラーの取扱いの実地修習を経た者
  3. 都道府県労働局長又は登録教習機関が行ったボイラー取扱技能講習を修了し、4ヶ月以上小規模ボイラーを取扱った経験がある者
  4. 登録ボイラー実技講習機関が行うボイラー実技講習(20時間)を修了した者
  5. 熱管理士免状(エネルギー管理士(熱)免状も該当)を有する者で、1年以上の実地修習を経た者
  6. 海技士(機関3級以上)免許を受けた者
  7. 海技士(機関4,5級)の免許を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取扱経験者
  8. ボイラー・タービン主任技術者(1種,2種)免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取扱い経験者
  9. 保安技術職員国家試験規則による汽かん係員試験に合格したもので、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験があるもの
  10. 鉱山において、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験がある者
    (但しゲージ圧力が0.4MPa以上の蒸気ボイラー又はゲージ圧力0.4MPa以上の温水ボイラーに限る。)

引用:一般社団法人 日本ボイラ協会

一見すると煩雑なようですが、簡単に言えば以下のようになります。

・ボイラーの実務についていない人
→ボイラー実技講習の修了と筆記試験に合格で免許を取得可能

・実務経験がある方や知識が相当とみなされる資格を持っている方
→筆記試験に合格すれば免許を取得可能

2級ボイラー技士免許試験とは

実際の2級ボイラー技士免許試験はどのようなものなのでしょうか。具体的な試験科目とその範囲を見ていきましょう。

2級ボイラー技士免許試験(筆記試験)

1)ボイラーの構造に関する知識
 熱及び蒸気、種類及び型式、主要部分の構造、附属設備及び付属品の構造、自動制御装置

2)ボイラーの取扱いに関する知識
 点火、使用中の留意事項、埋火、附属装置及び付属品の取扱い、ボイラー用水及びその処理、吹出し、清浄作業、点検

3)燃料及び燃焼に関する知識
 燃料の種類、燃焼方式、通風及び通風装置

4)関係法令
 労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生規則中の関係条項、ボイラー及び圧力容器安全規則、ボイラー構造規格中の附属設備及び付属品に関する条項

各科目から10問ずつ出題があり計40問出題されます。試験時間は合計3時間です。

そのうちすべての科目と4科目の合計がそれぞれ60%以上の正答が合格基準になります。つまり、どれか一部の科目に秀でているだけではダメで、バランスよく学ぶことが重要になります。

2級ボイラー技士に必要な実技講習

2級ボイラー技士実技講習の概要

実技講習は小規模ボイラーの取扱経験が得られない環境にある方が修了することで、免許試験の合格と合わせて免許を取得できるというものです。

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つまり、実技講習が小規模ボイラーの取扱経験とみなされます。

ボイラー実技講習は法令で定められており、登録ボイラー実技講習機関において、3日間計20時間の講習です。

一般社団法人日本ボイラ協会では全国に支部があり、ホームページ上で日程が確認できます。なお、日程表では3日間連続で記載されていますが、職務上ボイラーの取扱いが無い方は土日だけで受講することができないため、連続ではなくてもカリキュラムを全て取得できればOKとなっています。

受講料はおおよそ25,000円がかかります。金額は、ボイラ協会によって少し前後します。

実技講習で学ぶ内容

実技講習は3日間行われますが、内訳は学科が2日間、実習が1日となっています。

学科では

1)燃焼
2)附属設備及び付属品の取扱い
3)水処理及び吹出し
4)点検及び異常時の処置

を学びます。

実習は、実習室において実習用の炉筒煙管ボイラー・鋳鉄製セクショナルボイラーを焚いて、学科で学んだ4つの項目を実際に学びます。実習終了後に修了証が交付されます。

実技講習は筆記試験の受験「前」でも「後」でも受講可能

実技講習は、試験の受験前でも受講可能です。受験前に実技講習を受けると、ボイラーそのものに対してのイメージが湧きやすいというメリットもあるでしょう。

もちろん、受験後に実技講習を受講することもできます。自身のスケジュールや実技講習が開催される日程などを考えて、実技講習を受けるタイミングを決めましょう。

2級ボイラー技士受験準備講習とは

一般社団法人日本ボイラ協会では、ボイラー技士免許試験のための受験準備講習が開催されています。講習は特級・1級・2級ごとに分けて行われ、受講者全員が合格することを目標に実施されます。

この受験準備講習はあくまで「試験対策講座」の位置づけなので、必須でありません。

「ボイラー実技講習」と名称が似ていますが、こちらは2級ボイラー技士免許交付の為に必須の講習となっていますので、間違いのないようにして下さい。

以下に2級ボイラー技士受験準備講習の概要例をご紹介します。

2級ボイラー技士受験準備講習 概要(例)

1)実施団体
一般社団法人日本ボイラ協会 都道府県支部
2)申込方法
  一般社団法人日本ボイラ協会 都道府県支部
  ※各支部のホームページに連絡先が掲載されているので問い合わせて下さい。
3)講習日程
  連続した2日間で行われます。
  ※詳細な日程は各支部ホームページで確認をして下さい。定員がありますので受講を希望される場合は早めに予約することをおすすめします。
4)講習内容
 ①ボイラーの構造に関する知識
 ②ボイラーの取扱いに関する知識
 ③燃料及び燃焼に関する知識
 ④関係法令
5)受講料
 22,000円
6)講習時間
  9:00~16:30

2級ボイラー技士免許試験は、職務上ボイラーを取扱う受験者は勿論、一般の受験者も多いです。

そのような方にとっては、実際に実物を目にしないとテキストだけでは分かりづらい部分が多いため、受験準備講習はイメージを持ちやすくポイントを知ることができるという利点があります。

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ですが、講習はあくまで2日間と短いのでこれだけでは十分とは言えません。
独学や通信講座を利用し、効率的でバランスの良い学習をすることが合格への近道です。

2級ボイラー技士の勉強が不安な方は、通信講座がおすすめ

2級ボイラー技士免許を取得するには、いずれかの条件を満たすことと免許試験に合格することが必要です。日頃からボイラーの取扱いをされていない方は「ボイラー実技講習」を受講する必要がありますが、受講のタイミングは試験の前でも後でも問題ありません。

ボイラー実技講習は学科と実習で構成されており、実習では実際にボイラーに触れて動かすことが出来るので、受講のタイミングは試験前がおすすめです。テキストを必死に覚えるよりもイメージがわきやすくなり、効率的に学習を進められます。

また、一般社団法人日本ボイラ協会の都道府県支部が受験準備講習を実施しています。2日間なのでこれだけで十分とは言えませんが、試験では4教科全てにおいて60%以上の正答が必要なので、独学する際におさえるポイントが分かりやすくなります。

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受験準備講習だけでは不安な方や、独学が苦手な方は通信教育を利用するのもおすすめです。

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