2級ボイラー技士

ボイラー技士資格でできる仕事&就職するときのポイント

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ボイラー技士は、ビルや工場などの施設において、ボイラーの運転や点検といった業務に従事できる資格です。空調や温水などを供給し、建物を快適に利用するにはボイラーが欠かせないため、ボイラー技士は就職に有益な資格でしょう。しかし、各級によって扱えるボイラーの種類が異なるうえに、就職の面でも級が影響する場合があります。こちらでは、ボイラー技士の基礎知識と主な仕事内容、就職するために知っておくべきポイントについて解説します。

ボイラー技士の資格と仕事内容

ボイラー技士の基礎知識を踏まえ、その仕事内容と就職先について見ていきましょう。

ボイラー技士の基礎知識

ボイラーとは、石油やガスなどの燃料を燃やした際に発生する熱エネルギーにより、温水や蒸気を取り出すための機械です。給湯や暖房、高温の蒸気による殺菌や消毒などにボイラーが使われています。簡易ボイラーや小型ボイラーは資格がなくても取り扱いできますが、伝熱面積が3㎡以上のものは資格が必要です。

ボイラー技士は2級から特級まであり、級によって扱えるボイラーの種類が以下のように異なります。

2級 伝熱面積25㎡未満のボイラー(小規模な給湯機器や冷暖房設備など)
1級 伝熱面積25㎡以上500㎡未満のボイラー(工場や病院などのエネルギー資源のボイラー)
特級 伝熱面積500㎡以上のボイラー(大規模な工場やプラントなどの大型ボイラー)

施設で使用するボイラーの伝熱面積に応じ、ボイラー技士の有資格者を選任する義務があります。ボイラー技士の資格を取得すると、ボイラーのある設備において即戦力として活躍できるでしょう。

ボイラー技士でできる仕事

ボイラー技士の仕事は、ボイラーを正常に運転させて設備の環境を整えることです。ボイラーは稼働時に高温になり、扱い方によっては事故を起こすリスクがあります。そのため、ボイラーの運転技術のほかに、点検や定期的なメンテナンスを行うことも重要な仕事です。
ボイラーに関する具体的な業務内容は、以下のものが挙げられます。

・部品などに付着するススの掃除
・集じん機や公害防止設備の清掃や点検、整備
・ボイラーの燃焼に必要な空気量の調整
・蒸気圧や湯量、煙の濃度などの測定と日誌への記入
・ボイラーに使う燃料の発注や管理

ボイラーに使われる燃料は、重油などの液体燃料、ガスなどの気体燃料の2種類が主流です。油の燃料はススが溜まりやすく、排気ガスには硫黄が含まれます。排気ガス浄化装置を設置する必要があるので、油が燃料のボイラーはこまめなメンテナンス業務が必要です。

一方、気体燃料はススがほとんど出ないうえに、排気ガスに硫黄が含まれないので、清掃の手間がかなり減ります。このように、ボイラーの燃料で仕事内容が変わるので、その点もチェックすると良いでしょう。

ボイラー技士で活躍できる職場

ボイラー技士の資格が求められる職場で、代表的なものは以下になります。

・オフィスや商業施設などのビル
・ホテル
・工場
・病院
・学校
・建設会社やビル管理会社

ビルや病院、工場などは、給湯設備や空調設備のボイラーを必ず設置しています。そのため、ボイラー技士の資格があれば業種を問わず、さまざまな施設で活躍できるでしょう。

ボイラー技士として活躍するためのポイント

ボイラー技士の資格があれば就職や転職で有利になるのは確かですが、どの級を取得しているかによって就職のしやすさが異なります。そこで、ボイラー技士として活躍するためには、以下の点に注意しましょう。

未経験でボイラー技士になれる?

ボイラー技士は2級から取得し、実務経験を積みながら1級、特級と段階的に受験する仕組みです。2級は受験資格が定められていないので、ボイラー業務未経験の方でも受験できます。実務経験がない代わりに、20時間の実技講習を受講すれば免許が交付されます。

しかし、近年ではボイラー技士免許が不要な、貫流ボイラー(簡易ボイラー)を設置する施設が増えています。特に、2級が取り扱いできる小型ボイラーは、貫流ボイラーに変わりつつあるため、資格の需要は減少傾向といわざるを得ません。

未経験、かつ2級で就職するには、「ビルメン4点セット」を取得することをおすすめします。ビルメン4点セットとは、ボイラー技士2級、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、第三種冷凍機械責任者のことです。

第二種電気工事士は電気工事の資格で、配電盤やコンセントなどの修理や点検など、ビルメンテナンスの仕事に必須の資格です。危険物取扱者乙種4類はボイラーの運転に必要な燃料の取り扱いの資格、第三種冷凍機械責任者は空調メンテナンスに役立ちます。

これらの資格はボイラーを含めた、幅広いビルメンテナンス業務をカバーできるようになります。2級ボイラー技士だけでも就職で効力はありますが、採用でさらに有利になるためには、これらの資格を取得しておくといいでしょう。

実務経験を積んで上位資格を目指す

小型ボイラーから貫流ボイラーに代わりつつある一方、給湯や空調以外の動力に使われる大型ボイラーの需要は健在です。2級と比べると一級と特級の需要は高く、就職や転職で有利になるうえに、昇給などのキャリアアップも期待できます。2級から実務経験を積み、1級、特級と上位資格の取得を目指すのが、ボイラー技士として活躍する最善の方法でしょう。

ボイラー技士で働くなら上位資格を目指そう

ボイラー技士は、ボイラーの運転や点検、メンテナンスといった業務に従事できる資格です。給湯や空調などは建物に欠かせない設備なので、ボイラー技士はさまざまな施設で求められる職種です。受験資格が必要のない2級は未経験でも取得できますが、取り扱いできる小型ボイラーは貫流ボイラーに代わりつつあります。そのため、動力などに使われる大規模なボイラーが扱える1級・特級を取得してキャリアアップを図り、ボイラー技士として長く活躍しましょう。

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