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第一種電気工事士

第一種電気工事士とはどんな資格?第二種との違いや難易度、合格率を徹底解説

第一種電気工事士とはどんな資格?第二種との違いや難易度、合格率を徹底解説

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第一種電気工事士は電気系工事資格の中では上位の資格で、第二種では携わることができなかった範囲まで工事をすることができます。

電気工事のスペシャリストを目指す場合には必須になってくる資格です。今まで取得していなかった方は是非とも取得をおすすめします。

そんな第一種電気工事士ですが、資格を取得する場合には実務経験が必要になってくるなど、第二種に比べて少々条件があります。

学科試験の合格率は約50%、技能試験の合格率は約60%を推移しており、決して難しい試験ではありませんが、免状交付申請には実務経験が必要です。

従来であれば実務経験は5年以上必要でしたが、2021年より実務経験年数は3年以上に変わりました。※一定の条件を満たす場合。

今回の記事では、第一種電気工事士の取得を目指す方に向けて、資格の基礎知識から試験概要、難易度・合格率の推移、実務経験に応じた最適な勉強方法までを網羅して解説します。

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1. 第一種電気工事士とは?仕事内容は?

第一種電気工事士は、一般住宅や小規模店舗(第二種の範囲)に加え、ビル・工場・大型店舗などの「自家用電気工作物(最大電力500kW未満)」の電気設備工事・保守を行える国家資格です。高圧受変電設備(キュービクル)の設置や配線工事など、安全かつ正確な技術が求められる現場で中心的な役割を果たします。

2.第一種電気工事士の試験概要

第一種電気工事士は電気系の工事資格の中では上位の資格です。電気工事のスペシャリストを目指すならば、取得しておきたいものの一つといえるでしょう。

実務経験が非常に重要となるため、ここでは第一種電気工事士の受験資格について紹介します。

第一種電気工事士の試験概要と第二種との違い

第一種電気工事士とはそもそもどういった資格なのかを簡単に解説します。

電気工事士は、電気工事士法により定められている国家資格で、多くの建築物における電気設備を工事する際に役立つ資格です。

電気工事士には、第一種と第二種が存在しており、従事できる工事範囲が異なります。それぞれの工事範囲については、次のとおりです。

資格区分 従事可能な工事範囲 作業現場例
第二種電気工事士 600V以下における電気工事(配線工事や電気設備工事) 一般住宅
小規模なビル
事業所など
第一種電気工事士 最大電力500kW未満の電気工事(配線工事や電気設備工事) ビルや工場
大型店舗など

第一種電気工事士を取得している場合は、第二種電気工事士の作業範囲にも従事できるため、第一種の取得には多くのメリットがあります。

本記事にて取得するメリットを詳しく解説するので、必ず確認してください。

実務経験が足りている場合

第一種電気工事士は試験だけならば、第二種電気工事と同じく特に受験資格などの制限はありません。

申込みをすれば誰でも受験をすることができますが、免状の発行には実務経験が必須です。つまり資格試験を合格したとしても実務経験が足りない場合は、免状の交付を受けることができないため、工事に従事することができません。

その実務経験は2021年より3年以上とされています。試験合格後、免状を申し込む際に実務経験の証明が必要になります。

実務経験が足りない場合

前述のとおり、免状を取得するには実務経験が必須ですが、試験自体は誰でも受験可能です。

そのため第一種電気工事士を目指す方は、第二種合格後にすぐに第一種電気工事士に申し込むという方法もあります。

3. 第一種電気工事士試験の難易度と合格率

続いて第一種電気工事士の取得は難しいのか、3つのポイントから難易度を確認してみます。

合格率の推移

  学科試験合格率 技能試験合格率
令和4年度 58.2% 62.7%
令和5年度 61.6% 60.6%
令和6年度 56.7% 59.3%
令和7年度上期 56.5% 55.1%
令和7年度下期 57.9% 60.3%

出典:一般財団法人 電気技術者試験センター

第一種電気工事士は、筆記試験50%後半、技能試験60%前後の合格率で推移しています。ちなみに難関資格(極めて難易度の高い資格の総称)は合格率10%前後ですので、対策を立てれば合格を狙いやすい資格といえるでしょう。ちなみに第二種電気工事士の合格率は、筆記試験が50%後半~60%前後、技能試験が70%前後ですので、上位資格である第一種電気工事士の難易度は少し上がっていることが分かります。これは第一種電気工事士の試験範囲が広くなっていることに起因しています。

他の資格との合格率の比較

第一種電気工事士が難しいかどうか、他の資格の合格率から確認してみましょう。

資格 合格率
第一種電気工事士 50〜60%
第三種電気主任技術者(電験三種) 10%前後
消防設備士 30%台
基本情報技術者試験 20%台
社会保険労務士 10%前後

このように第一種電気工事士は、他の資格と比較しても比較的高い水準であることが分かります。また、資格によっては何度も受験し、出題傾向や問題に慣れなければ難しいケースもあります。

第一種電気工事士試験は、第二種電気工事士取得済みで電気工事の仕事を始めている方や、電気関係の勉強を日頃からしている方であれば、1回で合格できる可能性は高いでしょう。

4.第一種電気工事士を取得するメリット

第一種電気工事士は非常に需要の高い人気のある資格の一つです。そんな第一種電気工事士を取得する場合のメリットについてここでは紹介します。

転職に活用することができる

一番のメリットは転職に活用できる点です。第一種電気工事士は電気関連の資格の中では上位の資格で、第二種と比べても工事に携われる範囲は非常に広くなります。

工場や大型ビルの電気設備の工事を扱う場合は基本的にこの資格が最低限必要になってきます。そのため、この資格は単体だけでも有効な資格の一つです。

第一種電気工事士は免状の発行には3年以上の実務経験が必要です。しかし、この第一種電気工事士の資格は比較的取りやすい上に汎用性が高く、需要も大きいので転職でも役立ちます。

転職をしないとしても、電気工事士を取得していれば、電気工事の仕事に従事できるため、業務の幅を広げることが可能です。

第二種を取得する場合は未経験でも問題ないですが、第一種の場合、転職の際にもっとも求められることはやはり実務経験です。

特に建設業界では、“現場は生き物”という言葉があるぐらい変化が激しいので、資格はもちろんですが、経験が非常に重要視されます。

そのため、資格を取得しても経験が足りないと現場でのスムーズな対応というのは非常に難しくなります。

業界的にミスが命取りになることも珍しくないため、余計に責任者は慎重にならざるを得ないのです。

そのため、上級資格に求められるものは、現場での対応力も含めた経験です。

責任者に任命されることがある

第一種電気工事士は前述のとおり、工事だけでなく幅広い業務をこなすことも多いのが特徴です。

また、現場経験も豊富な第一種電気工事士は作業の主任者や職長に任命されることも多く、現場での打ち合わせなども多くなるでしょう。

実務経験をアピールできる

第一種電気工事士は大規模な商業ビルや工場での作業など、第二種とは作業の規模も格段に広がります。

規模によっては、第一種以外は入場できないという現場も珍しくありません。そのような環境の中で、電気工事士に求められるのは現場での様々な対応力です。

現場は日々変化しており、その瞬間に合わせた対応などが必要です。

伝達ミスや他の工事業者とスケジュールが被ることや、元請けとの問題など、はっきり言ってまったくマニュアル通り、スケジュール通りにいくことはありません。

このときに電気工事士としてのキャリアが現場では物を言います。第二種との一番の違いはここでしょう。

第二種の場合は現場が未経験でもなれるため、現場のあらゆる状況に対しての対応が正直不十分なところは多々あります。

しかし、第一種は最低でも現場経験が3年以上の人ばかりですので、現場経験は非常に豊富と言えるでしょう。

ある程度のトラブルは柔軟にこなせます。この現場を柔軟にこなすという能力が、工事においては資格以上に意味を持ってくるのです。

他にも元請けとの調整や他の業者との相談など、現場では様々なことを要求されます。工事以外にもこれらの幅広い業務をこなすことが現場では求められます。

ある現場では施工管理もやらなくてはいけないかもしれませんし、ある現場では図面を書かないといけないかもしれません。

このような工事以外にも、現場経験を活かした様々な業務が必須事項になってくるのです。そのため第一種電気工事士には幅広い業務への対応力が転職時にも求められます。

5.第一種電気工事士の受験資格別、最適な勉強方法

第一種電気工事士の試験は学科試験と実技試験の2つにわかれています。

また、実務経験が資格の発行条件なので、手順を間違えると資格の発行が遅くなってしまいます。ここでは受験資格別に最適な勉強法を解説します。

実務経験を満たしている場合は技能を中心に

実務経験を満たしている方は第一種電気工事士の学科試験よりも技能試験を中心に対策したほうがよいといえます。

学科試験は択一問題で難易度もそれほど高くないため、適切に勉強をしていればそこまで苦戦しないでしょう。技能試験は一つのミスで落ちてしまうこともあるため対策が必須です。

しかし、この技能試験も非常に難しいということではありません。

技能試験の問題は、あらかじめ一般財団法人 電気技術者試験センターが公開している10問の中から1問が出題されます。
ですので、あらかじめ公開されている10問すべてを練習しておけば、苦戦をすることはないでしょう。

ただし、技能試験は60分以内にすべての工程を完成させなければ失格となります。練習を重ねれば問題はありませんが、本番を意識した練習をする必要があります。

しっかりと時間制限を設けて、最適な手順で完成できるように意識して取り組んでください。

慣れた作業だとしても、一つのミスで試験に落ちてしまいます。油断せずに焦らず対策をすれば、基本的には問題ありません。

実務経験が足りない場合はテキストを反復しましょう

第一種電気工事士は第二種より内容は難しくなります。

ですが、特別に難しい問題があるわけではなく、基本的には電気工事における理論を確認するための資格です。

そのため、まったく勉強しなければ難しいですが適切に対策を行えばそこまで難しいと感じることはないでしょう。

問題は過去問やテキストから似たような問題が出題される傾向にあるため、まずはテキストの反復練習で基礎理論を頭に入れて、電気工事がどのようなものであるかを理解する必要があります。

基本的な考え方が理解できれば問題自体はそこまで難しくないといえるでしょう。

6.第一種電気工事士の難易度

第一種電気工事士の試験内容の難易度はそこまで高くありません。

学科と技能がありますが、どちらも対策が可能でしっかりと勉強すれば合格できる難易度となっています。

しかし、社会人などで勉強時間もなかなか取ることができないという人も多いかもしれません。「もっと効率的で楽に資格を取得したい」という、そのような方にはSATの通信講座がおすすめです。

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7.まとめ

第一種電気工事士は根強い人気を誇る資格の一つです。工事系の資格の中でも最上位の資格で一度取得すれば非常に汎用性が高く、転職やスキルアップなど様々な場面で活躍します。

第二種電気工事士をすでに取得していて、スキルアップを考える方なら、早めに取得しておきたい資格です。

取りたい資格・知りたいことをお選びください