電気工事施工管理技士

2級電気工事施工管理技士の過去問を解説!

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2級電気工事施工管理技士は、難易度の低い試験ではありませんが、ポイントを押さえて試験勉強を継続することで合格できる力は身に付きます。

ただ、闇雲に勉強しても合格できないのは事実です。 試験で出題される内容や出題数、試験の傾向についての情報を集めてください。

勉強方法としては、過去問を用いた勉強が有効なので、過去問をできる限り解き直して自分の知識の幅を増やしましょう。また、テキスト選びも大切です。

例えば、図表やイラストが使われていたり、重要事項を冒頭にまとめていたりする問題集から比較検討するのもおすすめです。

そこで今回は、2級電気工事施工管理技士の過去問について解説していきます。また、おすすめの問題集も2冊紹介するので、テキストを探している方も確認してみてください。

試験でどういった問題が出題されるのかを事前に把握していきましょう。

2級電気工事施工管理技士の試験対策は過去問を押さえよう

まず、2級電気工事施工管理技士の試験対策について解説します。 試験に有効な勉強方法について把握しておきましょう。

最短の合格を目指すうえで1番効率的なのが「過去問を押さえる」ことです。 過去問を解くことで2級電気工事施工管理技士の出題数や選択問題の数、何より試験の傾向を知ることができます。

過去問を早い段階で解き始め、試験問題の型に慣れておきましょう。

ちなみにですが、参考書を淡々と読み進め、内容を丸暗記してから過去問を解く勉強方法は逆効果です。

なぜなら暗記したことをすぐに忘れてしまいますし、勉強のモチベーションを維持することができません。

暗記の得意な人以外は、暗記から着手することはやめておきましょう。

また、過去問を解き進める勉強法にもいくつかポイントがあるので、次の項目を確認しながら解き進めてください。

No詳細
1最初は解答を見ながらでもいいので解き進める
23~5年分解くと似たような問題が出題されるため、わかる問題は自力で解く
3過去10年分の問題を解き、解答を見ながらわからない問題を克服する
4もう一度過去10年分の問題を解く。今度は解答を見ずに自力で解く
5不正解の部分を確認し、苦手な問題を克服する

基本的にはこの5つの順序を守って勉強することがおすすめです。

イメージとしては、「解ける問題を増やす勉強」を最初に行い、「解けない問題を減らす勉強」を終盤に行うといった感じです。

これを繰り返すことで2級電気工事施工管理技士に合格できるだけの力は必ず身に付きます。

次のセクションで紹介する2級電気工事施工管理技士の出題数や科目の概要について把握しながら、勉強のイメージを確立していきましょう。

2級電気工事施工管理技士ではどんな問題が出題される?

続いては、2級電気工事施工管理技士の試験では、どういった問題が出題されるのかを解説します。

第一次検定第二次検定に分けて、それぞれの出題数や科目の概要、問題形式について確認してください。

それぞれの試験科目と出題数については、次のとおりです。 【前期試験】

分野出題数必要解答数
電気工学12問8問
電気設備20問11問
関連分野6問3問
関連分野1問1問
施工管理法13問9問
法規12問8問

【後期試験】
■第一次検定(学科)

分野出題数必要解答数
電気工学12問8問
電気設備20問11問
関連分野6問3問
関連分野1問1問
施工管理法13問9問
法規12問8問

■第二次検定(実地)

問題番号出題区分備考
問題1施工経験記述安全管理必須問題
問題2施工全般語句の説明、機器の名称・機能
問題3施工全般ネットワーク工程表
問題4施工全般用語の説明
問題5法規建設業法・労働安全衛生法、電気工事士法

上記が2級電気工事施工管理技士の出題範囲です。
第一次検定の出題範囲がかなり広いため、最初は少しずつ問題に慣れていきましょう。

また、2021年度の4月より受験資格が緩和されます。

今までは学科試験と実地試験の2種類で施工管理技士試験は実施されていましたが、学科試験の名称が「第一次検定」、実地試験の名称が「第二次検定」に変わります。

加えて、第一次検定の合格者には新しい資格である「技士補」が付与されます。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できるとのことです。

技士補の設立や受験資格の緩和を考慮すると、電気工事施工管理技士を目指す方にとって大きなチャンスといえるでしょう。

2級の第二次検定に合格すると1級の第一次検定も翌年から受験できるので、積極的に取得を狙ってください。 

2級電気工事施工管理技士【第一次検定】の問題例と解説

ここでは、2級電気工事施工管理技士の第一次検定の問題と解説をいくつか紹介します。 いずれも過去に出題された問題なので、是非挑戦してみましょう。

問1.強磁性体に該当する物質として、適当なものはどれか。

1.ニッケル
2.アルミニウム
3.銀
4.銅
引用:平成29年度問題

解答.1
解説 強磁性体を簡単に説明すると、「磁石にくっつく金属のこと」をいいます。 代表的な強磁性体として、鉄、コバルト、ニッケルなどが該当します。
よって、1が正解です。

問2.送配電設備における力率改善の効果に関する記述として、不適当なものはどれか。

1.配電容量に余裕ができる
2.系統の電圧変動を抑制できる
3.短絡電流を軽減できる
4.送電損失を軽減できる

引用:平成30年度後期1

解答.3

解説
1:適当です。配電容量に余裕が生まれます。
2:適当です。力率改善をすることで電圧変動を抑制できます。
3:不適当です。力率改善と短絡電流は関係がありません。 4:適当です。力率改善をすると電圧降下を抑制できるため、電力損失も軽減します。

問3.誘導灯に関する記述として、「消防法」上、誤っているものはどれか。

1.誘導灯には、非常電源を附置すること。
2.電源の開閉器には、誘導灯用のものである旨を表示すること。
3.屋内の直通階段の踊場に設けるものは、避難口誘導灯とすること
4.避難口誘導灯は、表面口の縦寸法および表示面の明るさでA級、B級、C級に区分されている。

引用:平成30年度後期2

解答.3

解説
1:適当です。誘導灯には、停電時にも対応できるように非常電源を附置します。
2:適当です。電源の開閉器には、誘導灯用のものである旨を表示します。
3:不適当です。この場合、屋内の直通階段の踊場に設けるのは、通路誘導灯になります。避難口誘導灯ではありません。 4:適当です。記載どおり、A級B級C級に区分されます。基準としては、人が行き来する数で決定します。

2級電気工事施工管理技士【第二次検定】の問題と解答例

続いて、2級電気工事施工管理技士の第二次検定の問題と解答例についていくつか紹介します。 解答の仕方が第一次検定と異なり記述式のため、解答例を見ながら書き方を確認してください。

【問題例1】 引用:2級電気工事施工管理技術検定(令和元年度 実地試験2-1

解答例

 
番号4作業波付硬質合成樹脂管(FEP)の地中埋設
内容1管路の太さの寸法として、ケーブルの引入れや引抜きを簡単に行えるものを選ぶ。
内容2管に障害を加えないため、堀削溝の底部はがれきや石を取り除いて、良質な土または砂を均一に敷く
 
番号5作業電動機への配管配線
内容12種金属製可とう電線管での接続とし、屋外の場合は、ビニル被覆金属製可とう電線管を使用する。
また、接続の際には十分な長さとたわみをとる
内容2常時、床に湿気がある可能性が高い場所は、上部から立上げ配管をしたほうがよい。

【問題例2】

引用:2級電気工事施工管理技術検定(令和元年度 実地試験2-2)

解答例

1名称または略称直列リアクトル
2機能高圧進相コンデンサの影響によって生じる高調波電流による障害の防止、
コンデンサ回路を開閉することによって発生する突入電流を抑制する働きを持つ。

【問題例3】

引用:2級電気工事施工管理技術検定(令和元年度 実地試験 問5)

5-1番号3誤った語句試験正しい語句検査
5-2番号3誤った語句聴取正しい語句教育
5-3番号3誤った語句一般用正しい語句自家用

これらが、2級電気工事施工管理技士の第二次検定で出題される問題です。

上記の一部問題を見てわかるとおり、選択問題とは違って自分の知識・応用力・深い理解度が重要です。基本的な対策としては、過去問を何度も解きながら少しずつ正答率を高めていきましょう。

また、試験の記述スペースは特別広くありません。

文字数にも限りがあるので、コンパクトにわかりやすく記述するのが合格のポイントです。さらに過去問題集を何度も解き、どのような書き方が適切なのか理解できるようになるのも大切です。

2級電気工事施工管理技士のおすすめ過去問題集

続いては、2級電気工事施工管理技士の合格を目指す方に向けて、おすすめのテキストや過去問題集を2冊紹介します。

最速合格!2級電気工事施工管理技士試験 学科 50回テスト

「最速合格!2級電気工事施工管理技士試験 学科 50回テスト」出版社:弘文社

「最速合格!2級電気工事施工管理技士試験 学科 50回テスト」は、第一次検定(学科)の短期対策をコンセプトにした問題集です。

見開き2ページには各問題を大きく印刷しているので、見やすい構成です。また、問題の次のページには図や要点をまとめた丁寧な解説が載っています。問題集として活用できるのはもちろん、見やすくわかりやすいテキストという側面もあるのが魅力的です。

第一次検定(学科)の問題集を探しているものの、解説が少なく感じている方は、このテキストで問題を解く・解説を見る・復習をするのを繰り返してみてはいかがでしょうか。

すらすら解ける! 2級電気工事施工 合格問題集: -学科+実地試験対応-

「すらすら解ける! 2級電気工事施工 合格問題集: -学科+実地試験対応-」

「すらすら解ける! 2級電気工事施工 合格問題集: -学科+実地試験対応-」は、第一次検定(学科)と第二次検定(実地)の両科目を網羅しています。

また、本試験の過去問を載せているので、出題傾向や方式をつかむことができるのも強みです。

内容は分野ごとに分けられていて、各章の冒頭に重要なポイントや出題されやすいポイントをまとめています。

そして解説は、テキストだけでなく図やイラスト・語呂合わせなど、さまざまな方法で作成されているのも特徴的です。

総合的に見ると、効率的な学習ができるよう配慮された構成です。

参考書にて一通り学習した方の中で、試験まで時間が少なかったり仕事で忙しかったりする場合にもおすすめの1冊といえるでしょう。

まとめ

今回の記事では、2級電気工事施工管理技士の過去問、そしておすすめの問題集を解説・紹介しました。 記事の内容について簡単にまとめます。

No詳細
12級電気工事施工管理技士の試験対策は「過去問を押さえる」
⇒問題の出題数、出題内容、試験の傾向を把握できる
2試験は「第一次検定」と「第二次検定」の2種類がある
⇒第一次検定の出題範囲がかなり広いため、まずは第一次検定から攻略する
3第一次検定の1問あたりの難易度は高くない
⇒基本的なことをつかんでいれば解ける問題が多いため、過去問で対策する
4第二次検定では、自分の知識がもっとも重要になる
⇒記述スペースが広くないため、問題の要点をわかりやすくコンパクトに記述する
5問題集は図やイラストを使用していて過去問も記載していること
⇒テキストだけでは覚えにくいので、カラーイラストや写真、図表を活用している問題集がおすすめ。また、過去問が載っていると出題傾向をつかみやすいといえるでしょう。

2級電気工事施工管理技士は難易度の低い試験ではありませんが、決して合格できない試験ではありません。

この記事で紹介した、試験の出題科目と出題数、試験の形式などを参考にして、2級電気工事施工管理技士の過去問に挑戦していきましょう。また、テキスト選びに悩んでいる方は、今回紹介した2冊から比較検討しつつ、活用してみてはいかがでしょうか。

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