第二種電気主任技術者

電験二種(第二種電気主任技術者)の年収&資格の需要と今後の見通し

928人の方が、この記事を参考にしています。

電験二種(第二種電気主任技術者:以下電験二種)は、就職で有利になるといわれている人気の資格です。電験二種を取得するにあたり、具体的な仕事内容や求人、年収が気になる方も多いでしょう。しかし、電気主任技術者として働くには、今後の需要や業界の動向もチェックしておかなければなりません。ここでは、電験二種の業務範囲と年収例、電験二種の需要と今後の見通しについて解説します。

電験二種の業務範囲

電験二種を含む電気主任技術者の資格は、発電所や変電所、ビルや工場などの電気設備の保安監督者になるために必要です。 電験二種の業務範囲では、電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、運用、維持、保安の監督を行います。電験三種(第三種電気主任技術者)では電圧5万ボルト未満が業務範囲ですが、電験二種では電圧5万ボルト以上のビル、工場、メガソーラー、化学プラント、データセンター、大型商業施設などの大規模施設の受電設備にも対応可能です。

求人から見る電験二種の年収

電験二種の資格を活かせる求人は、各種発電所の保安業務や設備管理、ビルメンテナンスに携わるものが多いようです。そこで、実際の求人から、電験二種の年収を見ていきましょう。

電気設備の保守・管理の年収

電気設備の保守・管理の仕事は、工場やプラント、商業施設などさまざまな職場があります。数ある求人のなかで、電験二種の資格を最大限に活かせる仕事といえるでしょう。

No. 電気設備の保守・管理の求人例
  地域 業務内容 年収
1 東京都 プラントの電気系設備管理マネージャー 600万円~750万円
2 静岡県 鉄道の電気設備の維持・管理・保守・点検 400万円~600万円
3 福岡県 工場のボイラー発電機の運転維持・管理 500万円~600万円

設備管理の年収

設備管理の業務は、施設に常駐しながら、電気設備の保安やメンテナンス、施設内の巡回や点検などを行います。商業施設やビル、工場などさまざまな事業所で需要があり、求人数も多いのが特徴です。

No. 設備管理の求人例
  地域 業務内容 年収
1 東京都 病院内の設備管理 400万円~600万円
2 千葉県 データセンター設備の運営・管理 450万円~700万円
3 福岡県 銀行の本店・支店などの設備管理 400万円~600万円

ビルメンテナンスの年収

ビルメンテナンスは電験二種のほかに、ボイラー技士や建築物環境衛生管理技術者の資格も活かせる仕事です。電気のほかに、給排水、空調関連の知識や資格、経験があると就職で有利になるでしょう。

No. ビルメンテナンスの求人例
  地域 業務内容 年収
1 東京都 オフィスビルの巡回保守点検業務など 330万円~500万円
2 愛知県 防災センターでのビルマネジメント 400万円~600万円
3 愛知県 大規模商業施設の保安監督業務 650万円~800万円

再生可能エネルギー事業の保安業務の年収

太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギー事業の求人は、電験二種の求人で多く見受けられます。電気業界の今後を担う分野であり、将来性とやりがいのある仕事といえるでしょう。

No. 再生可能エネルギー事業の保安業務の求人例
  地域 業務内容 年収
1 東京都 太陽光発電所のメンテナンス業務 600万円~1,000万円
2 青森県 バイオマス発電所の保守管理 600万円~800万円
3 和歌山県 メガソーラーの保安業務 400万円~700万円

これらの求人例からわかるように、電験二種の年収は地域による差がそれほどありません。地方でも首都圏と同様の年収が得られるということは、どこへ行っても重宝される証拠ともいえるでしょう。

電験二種の今後は?

電験二種は社会や企業からのニーズも高い資格ですが、今後も需要が続くのか?という点が気になる方もいるのではないでしょうか。 本章では、電験二種を取り巻く状況と今後の動向を見ていきます。

電験二種の有資格者数は増加傾向

電験二種の試験合格者数は1995~2008年度をピークに緩やかな増加傾向にあります。今後、現役のベテラン技術者たちが満75歳で引退していくと仮定しても、有資格者数はしばらくほぼ横ばいで推移する見込みです。 電験二種の有資格者数が増加傾向にある理由は、上位資格である電験一種(第一種電気主任技術者)にしかできない仕事がほぼなく、電験二種で対応できる仕事が多いからです。電験一種のみが扱うことのできる電圧17万ボルト以上の事業用電気工作物は、超大規模な発電所や超高圧変電所に限られます。実際には、電験二種でも対応できる設備や仕事が多いため、電験二種が人気を集めていると考えられるのです。

電験二種の今後の需要

太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギー発電設備の数は、今後ますます増加していく見込みです。それにともない、電験二種の需要は安定的に増加していくと考えられます。 ただし、地域によっては電験二種の人材が不足するという懸念もあるようです。前述の通り、電験二種の収入は地域差が比較的小さいため、これから資格取得を目指す方は、地方での就職を検討してもよいかもしれません。

電験二種は年収と需要が高い

電験二種は、電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、運用、維持、保安の監督ができる資格です。大規模な事業用電気工作物を扱えるため、電気設備の保守や管理、ビルメンテナンス、再生可能エネルギー事業の保安業界など、さまざまな仕事や職場で活躍できます。年収は400万円以上の仕事も多く、首都圏・地方といった地域による年収の差が少ないことも電験二種の魅力です。 また、電験二種の今後は、再生可能エネルギー発電の増加による需要拡大が見込まれます。手に職をつけたい方は、電験二種の取得を目指す価値はあるでしょう。

SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『電験二種(第二種電気主任技術者)の年収&資格の需要と今後の見通し』の記事について

取りたい資格・知りたいことをお選びください