電気通信工事施工管理技士

【2024年版】電気通信工事施工管理技士の1級と2級の合格率はほぼ同じ!

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電気通信工事施工管理技士には1級と2級がある国家資格です。

資格を取得するためには試験を受けて合格する必要がありますが、誰にでも合格できる簡単な試験ではありません。それぞれで専門的な知識を問われるため、計画を立てて勉強することが大切です。

そこで今回は、電気通信工事施工管理技士の合格率や難易度について解説します。

電気通信工事施工管理技士の試験内容は難しい?

まず始めに、電気通信工事施工管理技士の試験内容について解説します。

1級電気通信工事施工管理技士と2級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容についてそれぞれ見ていきましょう。

1級電気通信工事施工管理技士の出題内容

1級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容については、次のとおりです。

第一次検定
出題科目出題内容
電気通信工学など1.電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学および建築学に関する知識を有すること
2.有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備などに関する一般的な知識を有すること
3.設計図書に関する一般的な知識を有すること
施工管理法電気通信工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理など工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
法規建築工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること
第二次検定
出題科目出題内容
施工管理法設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、および必要な機材の選定、配置などが適切に行うことができる高度の応用能力を有していること

上記が1級電気通信工事施工管理技士の出題科目とその内容です。

専門的な知識を幅広く問われるため、計画を立てて継続的に対策を行う必要があります。

2級電気通信工事施工管理技士の出題内容

2級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容については、次のとおりです。

第一次検定
出題科目出題内容
電気通信工学など1.電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学および建築学に関する概略の知識を有すること
2.有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備などに関する一般的な知識を有すること
3.設計図書を正確に読み取るための知識を有すること
施工管理法電気通信工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理など工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること
法規建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること
第二次検定
出題科目出題内容
施工管理法設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、および必要な機材の選定、配置などを適切に行うことができる一応の応用能力を有すること

上記が2級電気通信工事施工管理技士の出題科目とその内容です。

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範囲は広いですが、基礎的な内容を多く問われるため、受験資格を満たすまでの期間で少しずつ知識を身に付けていきましょう。

電気通信工事施工管理技士の合格率

続いて、電気通信工事施工管理技士の合格率について解説します。

合格率から1級と2級電気通信工事施工管理技士の難易度や、他の資格と比べてどのくらい難しいのかを確認してください。

電気通信工事施工管理技士は、令和元年度に新設された資格なので実施データは多くありませんが、令和5年度における合格率は次のとおりです。

令和5年度 電気通信工事施工管理技士 合格率
実施年度区分2級電気通信工事施工管理技士1級電気通信工事施工管理技士
令和5年第一次検定59.9%51.2%
第二次検定36.3%37.0%

※ 2級電気通信工事施工管理技士については、後期試験の合格率を掲載

上記が電気通信施工管理技士の実施データです。1級電気通信施工管理技士のほうが難易度高めと思われがちですが、合格率でいうと1級も2級も大きくは変わりません。

実際の仕事では、より大きな現場を扱うことのできる1級電気通信工事施工管理技士のほうが2級よりも重宝されます。

ただ、2級を取得することが無意味といった訳ではありません。 2級からスタートして徐々に上位資格を取得していくといった方法もあるため、自分に合った方法で資格を取得してください。

【令和6年度対応】電気通信工事施工管理技士の受験資格

では、資格を受験するために必要な受験資格はあるのでしょうか?

ここでは、電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験について解説します。令和6年度に実施される試験より受験資格が変更になっているので、ここでは新しい制度を解説します。

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験については、次のとおりです。

1級電気通信工事施工管理技士 受験資格(令和6年度以降)
第一次検定満19歳以上(試験実施年度末時点)
第二次検定

1級一次合格後の場合
・特定実務経験を含む実務経験3年以上
・監理技術補佐の実務経験1年以上
・その他実務経験5年以上

2級二次合格後の場合
・実務経験5年以上
・特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
※ いずれも1級一次合格者に限る

上記が1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験です。

新制度では1級一次の実務経験が一切不要となり、第二次検定にのみ実務経験が求められるようになりました。また以前までは学歴によって実務経験の必要年数が決められていましたがそれらも撤廃されて、試験合格後の実務経験年数に変更されています。

また表にある特定実務経験とは、請負金額4,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上の建設工事において、監理技術者・主任技術者(当該業種の監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験のことを指します。

2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験

2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験については、次のとおりです。

2級電気通信工事施工管理技士 受験資格(令和6年度以降)
第一次検定満17歳以上(試験実施年度末時点)
第二次検定

2級一次合格後、実務経験3年以上

または

1級一次合格後、実務経験1年以上

上記が2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験です。

令和6年度から始める新しい制度以前より、2級に関しては第一次検定の受験に実務経験は必要ありませんでした。ただし、1級では満19歳以上に対して2級では満17歳以上と年齢にも差があるのでご注意ください。

第二次検定に関しても1級と同様に学歴で定められた実務経験年数がなくなり、試験合格後の実務経験年数で決められるようになりました。

電気通信工事施工管理技士の合格率まとめ

今回の記事では、電気通信工事施工管理技士の合格率や難易度について解説しました。
記事の内容について簡単にまとめます。

No詳細
1試験は「第一次検定」と「第二次検定」の2種類がある
⇒一次と二次に両方合格することで、電気通信工事施工管理士になれる
2第一次検定と第二次検定で出題科目が異なる
⇒第一次検定:電気通信工学など、施工管理法、法規  第二次検定:施工管理法
3電気通信工事施工管理技士の合格率は、低くもなく高くもない
⇒簡単に取得できないが、計画的に勉強することで合格は可能
41級と2級では、それぞれで受験資格と実務経験が必要
⇒第一次検定に関しては、1級2級ともに実務経験なしで受験が可能(年齢制限)

電気通信工事施工管理技士は、比較的最近登場した資格です。 そのため、他の資格と比較して知名度が低い資格ですが、取得後は非常に重宝されます。

実務経験が必要になるため誰にでも受験はできませんが、実務経験を積める環境に居るのであれば、資格を取得して自身の仕事の幅を広げてください。

電気通信工事施工管理技士は通信講座で試験対策できる

電気通信工事施工管理技士の試験対策方法は様々ありますが、通信講座での試験対策がおすすめです。

先ほども解説した通り、電気通信施工管理技士には実務経験が必要になります。つまり、実務経験を積みながら勉強も進めなければなりません。

例えば、SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画でどこでも手軽に学習できます。講義動画は1講座あたり10分〜20分程度ですので、ちょっとスキマ時間でも勉強することができます。

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

ですので、通信講座は「実務経験を仕事で積みつつも、ちょっとでも勉強を進めたい」といった場合に適してるでしょう

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