電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士の難易度は高い?

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電気通信工事施工管理技士には1級と2級があり、それぞれで受験資格や実務経験が必要です。

初めて受験する方は、実務経験の年数も短い2級電気通信工事施工管理技士から受験するのがオススメです。

ただし、試験は誰にでも合格できる簡単な試験ではありません。
それぞれで専門的な知識を問われるため、計画を立てて勉強することが大切です。

試験に申し込む前に、電気通信工事施工管理技士についての情報を集め、受験する資格がどのくらい難しいのかを把握しておきましょう。

そこで今回は、電気通信工事施工管理技士の難易度について解説します。

電気通信工事施工管理技士の試験内容は難しい?

まず始めに、電気通信工事施工管理技士の難易度について解説します。

電気通信工事施工管理技士は、「第一次検定」と「第二次検定」の2種類が実施され、合格基準は「総得点の60%以上」となっています。

1級電気通信工事施工管理技士と2級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容についてそれぞれ見ていきましょう。

1級電気通信工事施工管理技士の出題内容

1級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容については、次のとおりです。

第一次検定(学科)
出題科目 出題内容
電気通信工学など 1.電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学および建築学に関する知識を有すること
2.有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備などに関する一般的な知識を有すること
3.設計図書に関する一般的な知識を有すること
施工管理法 電気通信工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理など工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
法規 建築工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること
第二次検定(実地)
出題科目 出題内容
施工管理法 設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、および必要な機材の選定、配置などが適切に行うことができる高度の応用能力を有していること

上記が1級電気通信工事施工管理技士の出題科目とその内容です。

専門的な知識を幅広く問われるため、計画を立てて継続的に対策を行う必要があります。

2級電気通信工事施工管理技士の出題内容

2級電気通信工事施工管理技士の出題科目と出題内容については、次のとおりです。

第一次検定(学科)
出題科目 出題内容
電気通信工学など 1.電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学および建築学に関する概略の知識を有すること
2.有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備などに関する一般的な知識を有すること
3.設計図書を正確に読み取るための知識を有すること
施工管理法 電気通信工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理など工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること
法規 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること
第二次検定(実地)
出題科目 出題内容
施工管理法 設計図書で要求される電気通信設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気通信設備の施工図を適正に作成し、および必要な機材の選定、配置などを適切に行うことができる一応の応用能力を有すること

上記が2級電気通信工事施工管理技士の出題科目とその内容です。

範囲は広いですが、基礎的な内容を多く問われるため、受験資格を満たすまでの期間で少しずつ知識を身に付けていきましょう。

電気通信工事施工管理技士の合格率から見る難易度

続いて、電気通信工事施工管理技士の合格率について解説します。

合格率から1級と2級電気通信工事施工管理技士の難易度や、他の資格と比べてどのくらい難しいのかを確認してください。

電気通信工事施工管理技士は、令和元年度に新設された資格なので実施データは多くありませんが、令和元年度における合格率は次のとおりです。

実施年度 区分 2級電気通信工事施工管理技士 1級電気通信工事施工管理技士
令和元年 第一次検定(学科) 57.7% 43.1%
第二次検定(実地) 57.1% 49.5%

上記が電気通信施工管理技士の実施データです。 1級電気通信施工管理技士のほうが難易度高めと思われがちですが、実際のところは1級も2級も大きく変わりません。 実際の仕事では、より大きな現場を扱うことのできる1級電気通信工事施工管理技士のほうが2級よりも重宝されます。 ただ、2級を取得することが無意味といった訳ではありません。 2級からスタートして徐々に上位資格を取得していくといった方法もあるため、自分に合った方法で資格を取得してください。 続いては、電気通信工事施工管理技士が他の電気資格と比べてどれくらい難易度が高いのかを紹介します。 電気資格として有名な、電気工事士試験、電気主任技術者試験や電気工事施工管理技士の第一次検定の合格率をみてみましょう。

  第二種電気工事士 第一種電気工事士 2級電気工事施工管理技士 1級電気工事施工管理技士 電験三種
R2 62.1% 52.0% 9.83%
R1 65.9% 54.1% 58.7% 40.7% 9.34%
H30 55.4% 40.5% 62.8% 56.1% 9.12% 
H29 59.0% 47.0% 62.8% 48.0% 8.09%
H28 58.6% 50.3% 58.7% 46.0% 8.55%
H27 58.8% 42.7% 55.2% 45.1% 7.73%
H26 59.0% 42.9% 54.4% 35.6% 8.43%
H25 62.4% 40.1% 67.1% 45.8% 8.70%

上記が他の資格と比較した合格率です。 他の資格と比べても、合格率は低くない試験であることがわかります。 ただし、試験の内容が簡単というわけではありません。 勉強をせずに合格することは不可能なので、過去問題やテキストを利用して、電気通信工事施工管理技士の勉強を始めてください。

電気通信工事施工管理技士の受験資格

電気通信工事施工管理技士の合格率は、他の資格と比較してもそこまで低くない試験であることは、前回のセクションでお話ししました。

では、資格を受験するために必要な受験資格はあるのでしょうか?

ここでは、電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験について解説します。
それぞれで必要な受験資格について確認してください。

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験については、次のとおりです。

学歴または資格 電気通信工事に関しての実務経験年数
指定学科※1 指定学科以外
大学
専門学校「高度専門士」
卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(専門士以外)
卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 卒業後15年以上
2級第二次検定合格者 合格後5年以上
2級第二次検定合格後5年未満 高卒 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 卒業後14年以上

※1 指定学科とは、電気通信工学、電気工学、土木工学、都市工学、機械工学、建築学に関する学科のことです。

上記が1級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験です。 卒業後の実務経験が長いですが、取得後の需要はとても高いため、実務経験が満了したら資格試験に挑戦しましょう。 また、2021年度の4月より受験資格が緩和されます。2級の第二次検定に合格したほうが1級の第一次検定を受験する場合に限って受験資格は不要です。 第二次試験を受験する場合は合格後の実務経験は必要ですが、第一次検定を受験する場合は2級の第二次検定を合格した翌年に受験できるので積極的に挑戦してください。 2級の第二次検定の合格者における実務経験についても公式サイトでも詳しく解説されているので、必ず確認しておきましょう。

2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験

2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験については、次のとおりです。

学歴など 受験に必要な実務経験年数
指定学科※ 指定学科以外
大学
専門学校「高度専門士」
卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
卒業後2年以上 卒業後3年以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(専門士以外)
卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 卒業後8年以上
電気通信事業法による電気通信主任技術者資格者証の交付を受けた者 卒業後1年以上

※1 指定学科とは、電気通信工学、電気工学、土木工学、都市工学、機械工学、建築学に関する学科のことです。

上記が2級電気通信工事施工管理技士の受験資格と実務経験です。

卒業後の実務経験の年数が、1級電気通信工事施工管理技士よりも短いため、初めて受験する方は、2級電気通信工事施工管理技士から取得しましょう。

取得後に5年間の実務経験を積むことで、1級にも受験できるようになり、通常の実務経験を積んで取得するよりも効率的に受験できます。

2021年度4月より適用される受験資格の緩和について

2021年度の4月より施工管理技士全般の受験資格が緩和されます。2級の第二次検定合格者が1級の第一次検定を受験する場合に限って受験資格が不要です。

第二次検定を受験する際には合格後5年以上の実務経験が必要ですが、2級の第二次検定合格の翌年から、1級の第一次検定は受験できます。

ちなみに、今までは学科試験と実地試験の2種類で施工管理技士試験は実施されていましたが、学科試験が「第一次検定」、実地試験が「第二次検定」に名称が変わります。

また、第一次検定の合格者には新規資格である「技士補」が付与されます。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できるとのことです。

技士補になると監理技術者の配置義務が緩和されるといったメリットもあるため、電気通信工事施工管理技士を目指す方にとっては、大きなチャンスといえるでしょう。

まとめ

今回の記事では、電気通信工事施工管理技士の難易度について解説しました。
記事の内容について簡単にまとめます。

No 詳細
1 試験は「第一次検定」と「第二次検定」の2種類がある
⇒合格基準はいずれも「総得点の60%以上」
2 第一次検定と第二次検定で出題科目が異なる
⇒第一次検定:電気通信工学など、施工管理法、法規  第二次検定:施工管理法
3 電気通信工事施工管理技士の合格率は、低くもなく高くもない
⇒簡単に取得できないが、計画的に勉強することで合格は可能
4 1級と2級では、それぞれで受験資格と実務経験が必要
⇒2級のほうが実務経験が短いため、2級を取得してから1級を受験すると効率的

電気通信工事施工管理技士は、比較的最近登場した資格です。 そのため、他の資格と比較して知名度が低い資格ですが、取得後は非常に重宝されます。

実務経験が必要になるため誰にでも受験はできませんが、実務経験を積める環境に居るのであれば、資格を取得して自身の仕事の幅を広げてください。

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