建築物環境衛生管理技術者

ビル管理士の資格は講習を受けたら簡単にとれる?免状交付申請についても解説

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ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の資格取得方法は2種類あり、実務経験を積み資格試験を受けて取得する方法と、日本建築物環境衛生管理教育センターが主催する講習を受けて修了試験に合格して取得する方法があります。この記事では、講習を受けてビル管理士資格を取得する方法や試験内容、勉強方法、免状の申請方法などについて紹介します。

ビル管理士の講習を受ける条件

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)は1つのビルに1人の名義が必要なため、需要の高い資格です。

東京など建物が多い地域では特に必要で、ビル管理士を持っているだけで採用するという会社もあるようです。

そんな魅力的な資格ですが、難しい試験を受けなくても講習で取れるので、抜け道として、注目している人も多いでしょう。しかし、ビル管理士の講習は誰でも受けられるわけではありません。

受講できるのは医師、一級建築士、技術士の機械、電気電子、上下水道等の登録を受けたものか、大学・高校で工学や農学など指定された学科を卒業し、建築物の維持管理に関する実務経験を積んだ人に限られています。

講習科目と学習時間

次は、ビル管理士の講習の内容や、受講にかかる時間を見ていきましょう。

ビル管理士の講習で学ぶ内容は以下の7科目です。

・建築物衛生行政概論
・建築物の構造概論
・建築物の環境衛生
・空気環境の調整
・給水および排水の管理
・清掃
・ねずみ、昆虫等の防除

講習の最後には修了試験があり、それに合格するとビル管理士の資格が得られます。

講習時間は合計101時間あり、費用も108,800円と高額であるため、仕事をしている方は、上司へ相談し、職場の理解を得るなど、準備を整える必要があります。

修了試験の難易度

ビル管理士の講習は約17日間行われ、その後に修了試験があります。講習をきちんと受けて復習をしていれば合格も難しくはありませんが、講習を担当する講師や受験者のレベル、経験値によって難易度は多少左右されます。

実務経験があり建築物や衛生の維持管理業務を理解している方であれば、比較的簡単に感じるでしょう。

しかし、確実に一発合格を目指すのであれば、講師が説明したテキスト上の文章を3回以上音読することをおすすめします。

修了試験に合格するには

この修了試験は、受講科目7科目において6割程度の正解が合格基準になっているようです。7科目中1科目の点数が足りず再考査を受ける方も少なくないので、復習は必ず行いましょう。

配布されたテキストをもとに説明がされるので、要点を理解し、講師が重要だと言う箇所は修了試験にほぼ出るので、重点的に勉強します。

最近は1割程度が不合格になっているようです。再試験は3年以内で3回受験できますが、復習しない方はいつまでも合格できません。

テキストを読み込めば合格は難しくないので、講師が指摘した箇所は集中的に暗記し、試験に臨みましょう。

勉強や復習時間の目安としては、講義終了後3時間、週末や試験の直前は5時間以上、勉強時間にあてると合格しやすいでしょう。

以上、ビル管理士の講習に関して紹介してきましたが、時間やお金の都合がつかず、講習が受けられない方もいらっしゃるでしょう。そこで、ビル管理士試験の試験日や科目、勉強法についても確認していきましょう。

ビル管理士の免状交付申請の方法

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の修了試験に合格すると、免状を取得する資格が得られます。なお、厚生労働省が指定する講習会の課程を修了した場合も、ビル管理士の免状を申請できます。

そこで、ビル管理士免状を取得するにあたり、必要な書類や手続きの方法を見ていきましょう。

ビル管理士免状の申請に必要な書類
免状交付申請書
収入印紙 2,300円分 (消印してはならない)
下記のいずれか
(ア)戸籍謄本
(イ)戸籍抄本
(ウ)住民票の写し(本籍の記載があるもの)
(エ)外国人登録証明書の写し
講習会修了者の場合は、下記の両方
(ア)講習会修了証
(イ)受講資格証明書
免状返信用封筒:角2号(A4版)
※封筒に返信先を記入し、460円分(簡易書留料)の切手を貼ってください。
氏名、連絡先の住所、電話番号を書いたメモ用紙

出典:建築物環境衛生管理技術者について|厚生労働省

上記の必要書類を、厚生労働省の「医薬・生活衛生局生活衛生課」宛てに送付します。ただし、送付は普通郵便ではなく、「原則として簡易書留か書留」で送ることになっているので注意しましょう。

ビル管理士免状の紛失や破損、汚損があった場合は再交付の申請が可能です。免状の再交付のためには、以下のものを準備しましょう。

・再交付申請書
・収入印紙1,900円分
・破損や汚損した免状
・返信用封筒(表オ)
・氏名・住所・電話番号を書いたメモ

なお、氏名と本籍地が変更になる場合は、免状の書換えが必要です(※住所変更は書換え不要)。必要書類は、「書換え交付申請書、免状、表のウのいずれか1つ、返信用封筒(表オ)、氏名・住所・電話番号を書いたメモ」となります。

再交付、書換えの送付先は、厚生労働省の「医薬・生活衛生局生活衛生課」と部署が異なるので注意しましょう。

ビル管理士の試験日や科目について

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の試験は、毎年10月に開催され、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の6都市で行われます。

試験科目は全7科目で、建築物衛生行政概論、建築物の構造概論、建築物の環境衛生、空気環境の調整、給水及び排水の管理、清掃、ねずみ、昆虫等の防除という内容になっています。

受験手数料は13,900円です。
願書は郵送または、インターネットで申し込みをすることができ、合格発表は毎年11月の上旬に行われます。

また、試験を受けるにあたって、実務経験証明書を準備する必要があり、証明印をもらうなど時間がかかる場合があるので、余裕をもってそろえておきましょう。

ビル管理士試験に一発合格を目指す勉強法は?

ビル管理士試験の合格には目安となる勉強時間があり、テキストによる独学からなら1,000時間といわれています。普段の仕事の調整や勉強時間の確保を計画的に進めましょう。

まずは、建築物環境衛生管理技術者のテキストと、試験の過去問題集を購入し、テキストを読み込んで理解してから過去問題に進みましょう。

全体の理解があると覚えやすく、応用問題も対応できるようになります。あとは過去問題集を何回もこなし、不得意な分野を洗い出しましょう。

過去問題集の点数が平均9割を超えれば合格に近づきます。

正確な数値や専門用語は暗記になりますが、直前に見直せば頭に残るものなので、最後まで手を抜かずに勉強しましょう。

合格率は10~20%程度と低いので、隙間時間も勉強にあて、スマートフォンやタブレットでの視聴学習がある教材なども取り入れると効率的に学習が進みます。

まとめ

ビル管理士の資格を取るには試験に合格する方法と、講習を受講して取得する方法があります。

講習会を受講すれば難しい試験を受けなくても資格取得ができますが、時間や費用の面で会社の理解を得る必要があり、受講資格も設けられています。

また、ただ講習を聞いていれば資格を取得できるわけではなく、修了試験に合格するためには講習会の復習は必須です。

修了試験に合格すると、免状の申請が可能になります。必要書類や送付の方法など、注意点があるので必ず確認しましょう。

時間や費用の面で講習を受けることが難しい方は、今回紹介した勉強時間や勉強方法を参考に、ぜひ試験にチャレンジしてみましょう。

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