建築物環境衛生管理技術者

【建築物環境衛生管理技術者】合格率が低くても受けるメリットがある!

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建築物環境衛生管理技術者とは、一定の広さを持つビルを総合管理することができる国家資格です。

「建築物環境衛生管理技術者」という資格は、通称「ビル管理技術者」や「ビル管理士」とも呼ばれています。

「建築物環境衛生管理技術者」の試験の合格率は10%〜20%程度と難易度が高く決して簡単な資格ではありません。

しかし、ビルマネジメントやビルメンテナンスなど、責任者として活躍の場が広がっており、需要が高まっているため、建築物環境衛生管理技術者の資格を取得する価値は十分にあると言えるでしょう。

今回は、建築物環境衛生管理技術者のメリットや試験内容、仕事内容ついて詳しく解説していきます。

建築物環境衛生管理技術者の資格を取得するメリット

建築物環境衛生管理技術者の資格を取得するメリットについて解説します。仕事に就く上で、重要なものばかりなので、それぞれ確認していきましょう。

就職や転職がかなり有利になる

建築物環境衛生管理技術者は、ビルメンテナンス業界において、資格を取得しているだけで評価が上がるほど有名な資格です。

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特に難易度の高い資格は、所持している人が少ないこともあり需要も高いです。
こういった資格を所持していると就職や転職がとても有利になります。

資格手当が出る

建築物環境衛生管理技術者の資格保持者に資格手当を支給している会社は少なくありません。

資格保持者かどうかで給与に差が生じるため、より多くの収入を求める方は前向きに検討しましょう。

将来的に安定している資格

ある程度の規模の建物には、建築物環境衛生管理技術者を設置するように法律で定められています。

そのため、将来的に無くなることのない資格といえるでしょう。

これからの時代で考えられるAIの導入による人員の削減や黒字リストラなどにも対応できることは、技術者にとって大きなメリットです。

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ビル管理に関わる会社であれば、重宝されることは間違いないため、建築物環境衛生管理技術者の取得を積極的に狙っていきましょう。

建築物環境衛生管理技術者の試験とは

建築物環境衛生管理技術者の試験は、ビル管理の実務経験が2年以上あれば受験可能です。

建築物環境衛生管理技術者の試験内容は、下記7科目から選択式の問題が出題されます。

建築物衛生行政概論
建築物構造概要
室内環境衛生
空気環境の調整
給水及び排水の管理
清掃
ねずみ、昆虫等の防除

上記7つの科目から計180問出題されます。合格ラインは65%の正解、つまり117問の正解数となります。

他にも約3週間の講習受講を受けて資格を取得する方法もあり、この場合は一定の学歴や実務経験などが必要です。

講習受講による資格取得は講義を受講して修了考査に合格すれば、修了証書がもらえるのがメリットです。修了考査後、厚生労働省に申請を行うことで資格取得ができます。

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ただし、講習の受講料は108,800円となり、資格試験の受験料13,900円と比較しても高額になります。
また講習も約3週間に渡るので、働きながらの受講は難しいケースもあるでしょう。

建築物環境衛生管理技術者と他の資格の合格率比較

建築物環境衛生管理技術者は難易度が高い資格と分かりましたが、他の資格と比較するとどうでしょうか?

他のビルメン系の資格である「電験三種」、「エネルギー管理士」、「消防設備士乙4」、「第二種電気工事士」の合格率を比較します。難関な順から見ていきましょう。

電験三種 10%前後
エネルギー管理士 30%前後
消防設備士乙4 35〜40%程度
第二種電気工事士 60%

建築物環境衛生管理技術者の合格率は10%〜20%程度ですから、上記資格の中では2番目に難しいことがわかります。

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あくまでも平均合格率での比較ですので実際の難易度は個人の得意分野にもよりますが、ビルメン上位資格の取得を狙う際は参考にしても良いでしょう。

建築物環境衛生管理技術者の仕事内容

それでは、建築物環境衛生管理技術者の仕事内容について見ていきましょう。

年間管理計画を作成する

建築物環境衛生管理技術者は、建物内のテナントと打ち合わせをし、年間管理計画を作成します。また、必要な時期を見極めて、下請け業者を手配、打ち合わせと契約の手続きを行います。

建物(基本3000㎡以上の面積)の大きなビルの維持管理、計画の立案、実行、計画の評価まで幅広く携わります。

電気・空調管理

ビルや商業施設の電気・空調などの設備管理も建築物環境衛生管理技術者の大切な業務の一つです。定期的に点検を行い、異常や故障がないかどうかをチェックし、問題を発見したら業者に連絡します。

飲料水管理

建築物環境衛生管理技術者は、大規模な建築物のビルメンテナンスの統括、水質・空気の定期検査をします。建築物の維持管理、衛生管理の監督、上下水道設備の定期清掃により、飲料水の管理をします。

排水の管理、清掃など

排水の管理、清掃、消防設備などの定期点検のほか、施設内の衛生管理も行います。

必要に応じて、清掃業者などの下請け会社や自治体との協議、打ち合わせ、業者との契約なども行うのです。

ねずみや害虫の駆除

衛生設備の定期点検と日々の清掃により、ねずみや害虫・害獣駆除を行うこともあります。

廃棄物処理を行う必要はありませんが、必要に応じて専業者と連携をとり、施設の衛生環境を整えることも業務です。

建築物衛生管理技術者を「最短取得」したい場合は試験がオススメ

建築物衛生管理技術者の資格は、例年合格率が10%~20%で難易度は高めです。

資格取得には国家試験に合格するパターンと講習受講による資格取得の二通りがありますが、最短で資格取得を目指すならば、国家資格の試験合格を目指すことをおすすめします。

ビル管理技術者は、全国的にどの地域でも需要は高く、将来性が期待できる仕事です。

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建築物衛生管理技術者の資格は、難易度は高くても資格取得する価値が十分にあるといえます。ぜひ、自身のキャリアプランのため、この機会に資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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