設備系資格
建築物環境衛生管理技術者

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の合格率はどれくらい?難易度や合格基準を徹底解説

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の合格率はどれくらい?難易度や合格基準を徹底解説

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ビル管理業界の最高峰資格である「建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)」。合格者には資格が交付され、ビルメンテナンスのプロとしてのキャリアが大きく拓けます。

これから試験に挑戦しようと考えている方の多くは、その合格率や実際の難易度が気になっているのではないでしょうか。

本記事では、ビル管理士の直近の合格率推移や難易度、「なぜ合格率が低めなのか」という具体的な3つの理由を徹底解説します。さらに、試験受験と講習受講のルート比較、設備管理の現場で働きながら最短で合格を掴むためのおすすめ勉強法まで網羅してご紹介しますので、ぜひ受験対策の参考にしてください。

建築物環境衛生管理技術者の合格率の推移と難易度

建築物環境衛生管理技術者の合格率

建築物環境衛生管理技術者試験の直近5年間の合格率は、下記のとおりです。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年度 9,651人 1,707人 17.7%
令和4年度 9,413人 1,681人 17.9%
令和5年度 8,232人 1,819人 22.1%
令和6年度 7,593人 1,759人 23.2%
令和7年度 7,131人 2,180人 30.6%

合格率の推移をみると、傾向としては合格率が15%〜30%程度を推移していることがわかります。

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合格率の高い年度もありますが、合格率はおおむね20%前後のため、5人に1人しか受からない、難易度の高い試験といえます。

建築物環境衛生管理技術者の試験問題と難易度

建築物環境衛生管理技術者の試験内容は下記7科目から選択式の問題が出題されます。

建築物環境衛生管理技術者の出題7科目
  • 建築物衛生行政概論
  • 建築物の構造概論
  • 建築物の環境衛生
  • 空気環境の調整
  • 給水及び排水の管理
  • 清掃
  • ねずみ、昆虫等の防除

科目毎の得点が各科目の満点数の40%以上であって、かつ、全科目の得点が全科目の満点数の65%以上

上記7つの科目から計180問出題され、科目毎の得点が各科目の満点数の40%以上、かつ、全科目の得点が全科目の満点数の65%以上を得点すれば合格することができます。つまり問題数で言うと約117問を正解することができれば良いということになります。

出題される問題のうち約半分程度はテキストを暗記すれば対処できる問題です。しかし、残りの半分は基本的な知識をもとに問題の内容を理解しなければ解けない問題が多く、応用力を求められる構成となっておりそこにつまづく方も多いのが現状です。

例えば、含水率や雑かいの容積質量値を算出する計算など、答えを導き出すのに、途中計算が必要な問題もあります。

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そのため、建築物環境衛生管理技術者の試験は、決して甘く考えずにしっかりと勉強する必要があります。

建築物環境衛生管理技術者の資格を取るまでに必要な勉強時間

個人差はありますが、膨大な試験範囲を独学で網羅しようとした場合、勉強時間は数百時間から、人によっては約1000時間近く必要ともいわれています。平日に2時間、休日に5時間勉強しても、半年から1年はかかってしまう計算です。

しかし、試験に出るポイントをピンポイントで凝縮したプロの動画講座を活用すれば、独学のような遠回りを防げます。SATの講座なら、仕事と両立しながら最短30日間で全範囲を一通り学習できる効率的なカリキュラムが組まれており、短期集中で合格ラインを目指せるプランとなっています。

動画教材+テキストが一緒になっており、2つを使用することでより学習の理解度が深まります。

動画教材はオンライン上でも視聴可能です。例えば通勤電車の中でスマートフォンで視聴すると言ったことも可能ですので、働いている社会人の方でも勉強のしやすいツールであると言えるでしょう。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の合格率が低めである理由

ビル管理士の合格率は例年15%〜30%前後と、決して高い数字ではありません。なぜこれほどまでに合格率が低めになっているのでしょうか。その背景には、試験の構造や働きながら挑む受験者の環境に起因する3つの明確な理由があります。

理由1:出題範囲が非常に広く、覚える量が多い

試験は全7科目、計180問という膨大なボリュームで構成されています。建築物の構造から法律、空気環境、給排水、さらには害虫駆除にいたるまで、カバーすべき分野が多岐にわたるため、暗記量だけでも膨大です。各分野の専門知識を満遍なく網羅しなければならず、学習が追いつかずに挫折してしまう受験者が少なくありません。

理由2:「足切り(科目合格基準)」の存在

全体の正答率が65%以上(180問中117問以上)に達していても、不合格になる罠があります。それが「各科目の満点数の40%以上」という足切りラインです。得意科目でどれだけ高得点を稼いでも、苦手な1科目が基準を下回ればその時点で不合格となります。この仕組みがあるため、一切の妥協や捨て科目が許されない点が難易度を上げています。

理由3:受験者の大半が仕事と両立している社会人

本試験の受験には「2年以上の実務経験」が必須であるため、受験者のほぼ全員が働きながら勉強しています。独学に必要な1000時間もの学習時間を、日々の業務や残業をこなしながら確保するのは極めて困難です。モチベーションの維持が難しく、十分な準備ができないまま試験当日を迎えてしまうケースが多いことも、合格率を下げる要因です。

建築物環境衛生管理技術者の資格取得方法

建築物環境衛生管理技術者試験に合格する以外にも、公益社団法人等が開催する講習会を受講することにより建築物環境衛生管理技術者の資格を取得することができます。

試験受験と講習受講での資格取得方法の比較

 

試験受験による資格取得

講習受講による資格取得

 

試験概要

講習概要

受験資格

実務経験2年以上

実務経験が5年以上

受験料

17,900円

129,000円
(テキスト代なども含む)

試験・講習会場

札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、福岡市

主要都市(東京、大阪など時期により異なる)

勉強時間

独学:1000時間
資格学校:6ヶ月
動画講座:30日

約3週間
(毎月開催されている)

募集人数

制限なし(全受験者)

各会場・各回ごとに定員あり(約100名)

試験日

毎年10月の初週の日曜日

講習期間中に実施

合格発表日

10月末(例年)

講習終了後

試験時間

午前と午後の計6時間

試験受験で資格を取得する場合のメリット

試験受験で資格を取得するメリットは、試験の受験資格である実務経験が2年あれば受験できることです。講習受講の場合は実務経験が5年必要となりますので、早く資格が欲しい場合は試験受験する方法を選びましょう。

費用についても、試験は参考書代や試験会場への交通費はかかりますが、最低費用としては受験料の17,900円のみです。

講習の場合だと受験料が129,000円とかなり高額ですし、講習開催場所も限られているため場合によっては滞在費や交通費がさらに必要になります。

講習受講によるメリット

一方、講習を受講する場合にもメリットはあります。講習の受講で一番大きなメリットは、修了考査に合格すれば修了証書がもらえ、厚生労働省に申請を行うことで資格が取得できることです。修了考査は講義にきちんと出席していれば、不合格となることはほとんどありません。

ただし、実務経験が5年以上必要なことや、高額な費用負担があるというデメリットはどうしても大きいです。

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ですので、早めにスキルアップをし、活躍の場を増やすためにも短期集中で試験合格をおすすめします。

建築物環境衛生管理技術者の勉強方法 

出題される問題数の多さと、出題範囲が広いことが建築物衛生管理技術者試験の特徴となっています。

そのため、まずは覚えるだけで点数につながる暗記を中心にした勉強を行い、ある程度基本事項が身についてきたら過去問を解くことで応用力をつけていくことを実践すると良いでしょう。

勉強を進める際の注意点としては、ただ覚えるだけではなく、問題の意味や答えをしっかりと理解することを心がけましょう。答えの解説などもしっかり読むことで知識として身に付ける事が重要です。問題をみて、その答えをきちんと理解して自分で説明できるようなるまで繰り返し勉強しましょう。

計算問題が苦手という方は、計算問題はある程度パターンが決まっているため、パターンの暗記と考えれば苦手意識も薄まります。

過去に出題された計算問題を何度も繰り返しているうちに、パターンがつかめてきて自然と解けるようになります。

建築物環境衛生管理技術者は試験合格での取得がおすすめ

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

建築物環境衛生管理技術者試験は合格率が15%〜30%程度(ここ数年は20%〜30%前後)と難易度が高い試験ですが、きちんと理解しながら勉強すれば、合格することが可能な試験です。

この資格を取得することでビルマネジメント業やビルメンテナンス業などの責任者、または、責任者候補に専任されることができる企業も少なくありません。

講習受講による資格取得は確実性がありますが、費用も高いので、基本的には試験合格で取得することをおすすめします。

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今回ご紹介した勉強法などを参考にして、ぜひ建築物環境衛生管理技術者を目指してみてください。

まとめ

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)は、合格率20%前後と難易度の高い国家資格です。出題範囲の広さや足切り制度、仕事との両立といった壁があるため合格率は低めですが、試験の特性を捉えた効率的な対策を行えば、実務経験2年のみで低コストかつスピーディーに取得可能です。

まずは出題パターンの多い暗記項目から着手し、動画教材などを活用してスキマ時間で理解を深めるのが最短ルートです。本記事を参考に、設備管理の現場で選任されてキャリアアップするために、ぜひ一発合格への一歩を踏み出してください。

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