施工安全管理資格
電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士とは?資格概要を徹底解説!

電気工事施工管理技士とは?資格概要を徹底解説!

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建築や電気に関わる資格はたくさんありますが、業界内での転職やキャリアアップなどに有利に働くのが、管理業務に特化した「電気工事施工管理技士」です。

ここでは、電気工事施工管理技士の仕事内容や資格概要、資格取得の流れからメリットなどを徹底解説していきます。

電気工事施工管理技士とは?

電気工事施工管理技士とは、施工管理技士国家資格のうちの一つです。

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資格を取得することで、建築物の建設や増築などに必要となる、「電気工事における施工計画の作成」、「工事の工程・安全・品質などの管理」、「電気工事の監督業務」などを行えます。

施工管理技士は施工管理上の技術責任者として、高く位置づけられている重要な資格です。そのため、キャリアアップや転職において強力な武器となります。

試験を受けようと考えた方はまず、電気工事施工管理技士の受験資格を確認しておきましょう。なお令和6年度の試験より受験資格が新しくなっているので、以前に確認された方も新しい受験資格についてまだ確認されていない方ももう一度お確かめください。この記事内でも後半で解説しています。

1級と2級の違い

電気工事施工管理技士には1級と2級があり、一般に、就ける立場(監理技術者になれるか等)や、配置が求められる工事の要件が異なります。

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一般に、工事規模や契約形態により、求められる配置技術者(主任技術者/監理技術者)が変わります。1級は監理技術者等として求められる場面が増え、2級は主任技術者として対応できる範囲が中心になります。

電気工事施工管理技士 1級と2級の違い
内容 1級 2級
特定建設業の電気工事の専任の技術者 ×
特定建設業の電気工事の主任技術者および監理技術者 ×
一般建設業の電気工事の専任の技術者
一般建設業の電気工事の主任技術者

※特定建設業は、一定規模以上の下請契約を伴う場合に必要となる許可区分です(金額要件は改正されることがあります。建築一式工事か否かでも金額が異なります)。

電気工事施工管理技士を取得するメリット

電気工事施工管理技士は、責任感が求められる仕事であり、需要が高く将来性もありますが、資格を取得する具体的なメリットには、どのようなものがあるのでしょう。

ここからは、電気工事施工管理技士を取得するメリットを解説します。

業界内において転職が優遇される

電気工事施工管理技士は業界内での需要が非常に高いため、特に電気工事をメインに事業を展開する企業においては、電気工事施工管理技士の国家資格の有無は年収や転職に大いに影響します。

また、電気工事施工管理技士になると、建築業の営業所の専任技術者にもなれるため、大手の建築企業への転職にも有利です。

しかし1級と2級では、担当する“施工管理”という枠組みは共通ですが、就ける立場(監理技術者になれるか等)や配置が求められる工事規模・要件が異なるため、転職先への応募の際は注意が必要です。

企業にとってもメリットがある

企業に電気工事施工管理技士の資格取得者がいた場合は、電気工事の技術の評価が上がり、入札案件等では、資格者の在籍が評価につながる場合があり、有利に働くことがあります。

そのため企業にとっても、電気工事施工管理技士の資格取得者を雇い入れることは大きなメリットといえます。

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電気工事施工管理技士は、別途資格手当が支給される場合もあるため、企業にとっても資格取得者にとっても、電気工事施工管理技士の国家資格は大きなメリットとなるでしょう。

電気工事士もあわせて取得すれば独立にも有利

電気工事施工管理技士は、電気工事の現場を監督し管理する立場の資格ですが、電気工事そのものを担うことはできません。

そのため、電気工事を行うことができる第一種・第二種電気工事士の資格も取得すると、独立した際に多岐にわたった業務を展開できます。

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電気工事施工管理技士と電気工事士の両方を取得すると、自身のキャリアビジョンに独立も選択肢として入ってきやすくなり、大きなメリットといえるでしょう。

資格取得の難易度や取得までの流れ

電気工事施工管理技士として働くためには、電気工事施工管理技士1級および2級の国家試験をクリアする必要があります。

ここからは、資格取得の難易度や資格取得の流れなどを、項目別に解説します。

資格取得の難易度は?

電気工事施工管理技士に限らず、国家資格の取得を検討した際、その資格の需要や将来性と同等に気になるのは、その資格の取得難易度でしょう。

合格率は毎年振れ幅がある

電気工事施工管理技士の合格率は、試験実施年度によって振れ幅があります。例えば、2025年度の場合、1級電気工事施工管理技士の第一次検定の合格率は41.5%でしたが、2021年度の合格率は53.3%でした。

振れ幅は大きいですが、1級電気工事施工管理技士の合格率は第一次検定が40%~50%程度、第二次検定は60~70%程度の合格率となっています。

そして、2級電気工事施工管理技士の場合は、第一次検定が50%〜60%程度、第二次検定が40%〜60%程度となっています。

一般的な資格取得の流れとしては、2級を取得してから1級を取得するというパターンが多い傾向です。

電気工事施工管理技士の場合は、現場経験が長かったり、第一種電気工事士の資格を持っていたりすることで、2級を飛ばして1級から受験する方も多くいます。

難易度はやや低めから普通程度

国内で取得できる国家資格を全体的に見た場合、電気工事施工管理技士の合格率は比較的高いので、難易度としてはやや低めから普通であるといえます。

しかし、いくら合格率が高くてやや難易度が低いとはいえ、半数近くの方が落ちていることは事実なので、資格取得の際はしっかりと準備をしたうえで試験に挑みましょう。

資格取得までの流れ

電気工事施工管理技士の資格取得までの流れは、1級と2級で多少異なります。

1級電気工事施工管理技士 2級電気工事施工管理技士
1.第一次・第二次検定の受験申込
2.受験通知
3.第一次検定の実施
4.第一次検定の合格発表
5.第二次検定の申し込み
6.受験通知
7.第二次検定の実施
8.合格発表
9.合格証明書交付申請・合格証明書交付
10.資格の取得
1.第一次・第二次検定の受験申込
2.受験通知
3.第一次・第二次検定の実施
4.合格発表
5.合格証明書交付申請・合格証明書交付
6.資格の取得

このように1級と2級では、申し込みから資格取得までの工程の数に違いがあります。なお、2級の第一次検定は年に2回実施されるので、第一次検定と第二次検定を別々の日に受験することも可能ですし、逆に1日で第一次検定と第二次検定の両方を一気に受験することも可能です。

【2026年度版】電気工事施工管理技士の試験概要

電気工事施工管理技士の試験の詳細をみていきましょう。

試験日程

2026年度(令和8年度)の試験日程の予定は以下のとおりです。

項目 日程
1級 第一次検定 2026年7月12日(日)
第一次検定合格発表 2026年8月25日(火)
第二次検定 2026年10月18日(日)
第二次検定合格発表日 2027年1月8日(金)
2級 前期(第一次のみ)試験日 2026年6月14日(日)
前期(第一次のみ)合格発表日 2026年7月13日(月)
後期(第一次・第二次検定)試験日 2026年11月8日(日)
後期(第一次・第二次検定)合格発表日 第一次(後期):2026年12月21日(月)
第二次:2027年2月5日(金)

試験日は変更・延期される可能性があるため、必ず公式サイトの一般財団法人 建設業振興基金をご確認ください。

受験料【令和7(2025)年度より引き上げ】

受験料は令和7(2025)年度試験より引き上げられました。下記は現在の受験料です。

1級 第一次検定:15,800円
第二次検定:15,800円
(消費税非課税)
2級 第一次検定・第二次検定:15,800円
第二次検定のみ:7,900円
第一次検定のみ:7,900円

願書の購入方法

願書は1部1,000円(消費税込み)です。購入方法は次のとおりです。

No 詳細
1 インターネット販売
インターネットを利用して願書をご購入ください。
願書代、送料などのお支払いは、クレジットカード決済またはコンビニ決済です。

※願書代金のほかに次の送料・手数料がかかります。
クレジットカード決済の場合1~5部:250円、6部以上:1,000円
コンビニ決済の場合1~5部:350円、6部以上:1,100円

2 窓口販売
窓口でも願書を購入することができます。販売書リストを参考になさってください。
一般財団法人 建設業振興基金「旧受験資格専用 受験願書の販売場所」

令和6(2024)年度の受験資格変更について

先ほども触れましたが、令和6年度より施工管理技士の受験資格が改正されました。

1級電気工事施工管理技士 受験資格(令和6年度改正)
第一次検定 19歳以上(試験実施年度末)
第二次検定 【区分1】1級第一次検定合格後の場合
・特定実務経験を含む実務経験3年以上
・監理技術補佐の実務経験1年以上
・その他実務経験5年以上
【区分2】2級第二次検定合格後の場合
・実務経験5年以上
・特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
 (いずれも1級一次合格者に限る)

【区分3】~【区分5】もありますので、詳しくは公式サイトの一般財団法人 建設業振興基金をご確認ください。

2級電気工事施工管理技士 受験資格(令和6年度改正)
第一次検定 17歳以上(試験実施年度末)
第二次検定 【区分1】2級第一次検定合格後、実務経験3年
【区分2】1級第一次検定合格後、実務経験1年
【区分3】 電気工事士試験または電気主任技術者試験の合格後または免状交付後、実務経験1年以上
 ※別途、2級または1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 の合格が必要

上記が新しい令和6年度の試験から適用される受験資格です。

新しい受験資格では、1級の第一次検定が大きく変更されており、これまであった実務経験が不要になり、新しく年齢制限が設けられました。これにより、1級・2級共に第一次検定は年齢制限のみの受験資格となりました。

第二次検定に関しては、1級・2級ともに実務経験が必要ではありますが、古い受験資格では学歴によって実務経験の年数が決められていました。新しい受験資格では、一次または二次検定合格後の実務経験の年数が問われる形となっています。

電気工事施工管理技士は需要が高い!

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電気工事施工管理技士は、業界全体の人手不足や高齢化、新技術の導入によってさらに需要が高くなるといえます。将来性が高く、転職やキャリアアップなどにも有効活用できる国家資格です。

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